9569106世界三大レースの一つといわれる米国伝統の自動車レース、第101回インディアナポリス500マイル(インディ500)は28日、インディアナポリス・モータースピードウエーで決勝が行われ、元F1ドライバーの佐藤琢磨(40)=ホンダ=が日本人初優勝を果たした。



佐藤琢磨がインディ500日本人初V、8度目挑戦で


予選4番手の佐藤は自己最高の2列目からスタート。積極的にレースを進め、残り5周でトップに立ちゴールした。これまでの日本勢の最高順位は2003年に高木虎之介がマークした5位。




佐藤は10年からインディカー・シリーズに参戦し、インディ500には今回が8度目の出場。

残り5周で、インディ500で3勝のカストロネベスを追う2位の佐藤が勝負に出た。直線での強さを生かして横に並び、一気に追い抜いた。
猛追する実力者に一度は並ばれかけたが、絶妙なコース取りでトップを死守。目の肥えた米国のファンが総立ちになる勝負に0秒2差で勝ち、歴史的快挙を成し遂げた。




彼のレースは簡単なものではなかった。レース中盤、ピットストップの際にホイールナットを落としてしまうというミスがあり、一時隊列の中団に下がってしまったのだ。

「ある時、僕は勢いを失い、10番手くらいまで落ちてしまいました。僕はただ自分の仕事に集中し、クルマとピットストップを信じました」

「その時が来たら、僕は100%やり切る必要がありましたが、それができると確信していました。でも、その時を待っていた。ラスト数周、それがその時だったんです」

「エリオがいつもチャージをかけてくることは知っています。しかし彼は紳士的だし、フェアプレイヤーです。僕は彼を信じ、サイド・バイ・サイドでターン1に入って行きました。それで、僕は成し遂げたんです」

「最後の数周、クルマは素晴らしく動いてくれました。僕は支えてくれたみんなに、感謝してもしきれません」

 インディ500の勝利が、佐藤にとってどんな意味を持つのだろうか? それについて尋ねると、佐藤は次のように語った。

「ものすごく大きい事です。どうなっていくのかは、想像することすらできません」

「日本のもてぎでのレースは、とても良いレースだと思っていました。ファンの皆さんには、本当にありがたく思っています。僕にとっては、ホームレースはいつも特別なものです」・・




ゴール後の佐藤は「インディ500で勝つのは、自分のレース人生で最高の瞬間。ちょっと実感が湧かない」と勝利が信じられない様子。

それでも「(カストロネベスに)敬意を表しつつ、自分の全力を尽くした」と、ライバルと繰り広げたせめぎ合いを振り返った。








佐藤琢磨 インディ500日本人初優勝