9569693「日本人は風邪で医者にかかっても、とにかく薬をもらいたがる傾向があります。これが実は大きな問題なのです」 こう語るのは、日米の医療システムに詳しい医師でミシガン大学教授(家庭医学)のマイケル・フェターズ氏だ・・



海外の医者は処方しないのに、日本の医者がなぜかよく出す「薬」一覧


「たとえばウィルス性の風邪の場合、抗菌薬(抗生物質)を飲んでも効果はありません。抗菌薬はウィルスではなく細菌を殺す薬だからです。
これを使うと逆に、腸にいる良い細菌を殺して下痢になったり、かえって治りが遅くなることもある。

それでも日本では患者が薬を出してもらうことを期待するから、医者も意味がないとわかっていながら処方している。本来は必要がなければ、『薬は出せない』とはっきり伝えるべきです」


抗生物質の乱用でいま



日本では安易に処方されているけれども、アメリカをはじめとする欧米各国では処方されていない薬の代表は風邪の場合の抗菌薬だ。

神戸大学大学院医学研究科教授の岩田健太郎氏 「抗菌薬を使うと、同時に体内にその耐性菌が増えることになります。要するに抗菌薬を使えば使うほど、抗菌薬が効かない体質になるのです。

医療現場でも問題になっていて、体が弱って細菌性の病気になった患者さんが薬剤耐性菌のせいで抗菌薬が効かず、苦しむ事態も起きています」



抗生物質効かない細菌 新生児など感染し死亡例も



他にも日本では大量に使われているが、欧米では処方されない薬はたくさんある。たとえば、鎮痛剤のロキソニン。

ナビタスクリニック・佐藤智彦氏 「効き目が鋭く痛み止めとして有効であることは確かです。ただし、消化器への負担も非常に大きいという欠点もあります。

血便が出た患者さんの話をよく聞いてみると、ロキソニンを長期にわたって服用していたケースが実際によくあります」

「熱冷ましでロキソニンやボルタレンが処方されていますが、胃潰瘍の原因になるほか、腎機能の低下で排尿困難になる可能性もあります。長く使い続けると心臓のリスクにもなるといわれているので、使い方には注意が必要です」・・

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【重大な副作用】ロキソニンの怖さ