9650341陸上の男子100メートルで、21歳の桐生祥秀選手が、日本選手初の9秒台となる9秒98の日本新記録をマークしました。



陸上男子100m 桐生が日本選手初の9秒台


これまでの記録は、1998年に伊東浩司さんが出した10秒00で、桐生選手は0秒02更新しました。

桐生選手はおととし3月、アメリカの大会で、追い風参考ながら9秒87を出しましたが、その後、右太ももの肉離れもあり、脂肪と体重を落としてケガのリスクを減らしました。

そして、去年8月のオリンピック後に早めにシーズンを終えて体を休めて、室伏広治さんに指導を仰ぎ、ウエイトトレーニングや体幹トレーニングを見直して体力の強化の努めました。

じっくりと体をつくり直したことで、脂肪の量はそのままで体重が2キロ増えて、得意の中盤での爆発力に磨きがかかり、中盤以降の走りにスピードが増しました。さらに苦手だったスタートの課題克服にも積極的に取り組んでいました。


日本人初の9秒台 男子100mで桐生祥秀選手が9秒98(17/09/09)





桐生選手が9秒台をマークし、日本選手が長年、越えられなかった大きな壁を打ち破った結果となりました。

アジアでは、ナイジェリア出身でカタール国籍を取得したフェミスワン・オグノデ選手が9秒91のアジア記録を持っているほか、中国の蘇炳添選手が、おととし、9秒99をマークしています。

日本選手が過去にオリンピックと世界選手権の男子100メートルで決勝に進出したのは、1932年のロサンゼルスオリンピックの吉岡隆徳さんのみです。

しかし、今回、桐生選手が日本選手初の9秒台となる9秒98をマークしたことで、日本選手が世界のトップ選手とオリンピックなどの決勝で戦える可能性が広がったと言えます。














桐生祥秀 9.98(+1.8) 決勝 男子100m 日本インカレ陸上2017