444公衆衛生に対して高い意識が保たれている国だからこそ育まれた代表的な食べものがある。「寿司」だ。しかしニューヨークでは、そんな世界に愛されてやまない日本の寿司が、数年前からある論争に巻き込まれている。それは、「寿司を素手で握るのは、衛生的か否か」というもの・・



アメリカで「寿司を素手で握るか否か」の論争が勃発


病院や旅館などで集団食中毒が頻発していた当時の日本でも、海の向こうで勃発したこの日本の食文化論争は、一時逆輸入される形で話題になった。

事の発端は、ニューヨーク市の衛生局による、ある取り決めだった。当局が、市内のレストランにおける衛生基準の1つとして「調理時にゴム、またはプラスチック製の使い捨て手袋の着用」を義務付けるようになったのだが、この“調理”に、本来素手で扱われるはずの寿司も該当するとされたことで、現地の寿司職人らも、この手袋の着用を余儀なくされたのだ。

一部の寿司店はこの基準に反発し、署名運動にまで発展したのだが、最終的に、当局の改善命令に従わなかったとして、現地の人気寿司店が廃業に追い込まれる事態になったのである。

寿司職人は本来、素手で握ることで、魚の鮮度や脂ののり、シャリの硬さや温度などを確認している。


使い捨て手袋の着用を義務付けるように



それが手袋着用の義務化により、こうした触覚での確認作業ができなくなるどころか、手袋が破れた際、内部で繁殖した雑菌が食品に付着し、かえって食中毒などのリスクが増すおそれもあるため、手袋着用の義務化には店側からだけでなく、現地の外国人客からも疑問の声が多く上がっている。

そのため、現地の寿司店の中には、当局の検査が入る時にだけ手袋をするという方針を打ち出すところも少なくない。
こういった店は、その心意気が多くの常連に支持され、実際、連日店内はにぎわうのだが、こうして日本の伝統を貫き通し、清潔を保っている店ほど、当局の検査に神経をとがらせなければならないというジレンマに苛まれているのが現状だ・・

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日本の本物の寿司にロシア人が熱狂