9699576「医者イジメで有名な上小阿仁村、また医者に逃げられ求人を出してしまう」。ネット掲示板やまとめサイトにそんな見出しが躍ったのは11月10日からだ。これに対して、「またイジメられるんだろ?」「ここまでして人間イジメたいとか異常」などといった書き込みが出た・・



「医者イジメの村がまた医者を公募」はデマ


この村では、07年4月以来、13年8月までに7人の医師が辞めている。中には就任1か月で辞めた医師も。「医者イジメの村」と認識されることになったきっかけは、07年に退職者が出た年に発行された村の広報誌で、村民に対する注意文が掲載されている。

そこには村の財政の赤字に関し、高給取りの医者の存在が税金の無駄遣いではないか、という意見があり、医師を攻撃する村民がいるとして、

「まったく『いじめ』と思われるような電話もあるそうですが、このような不心得者は、見つけ出して、再教育の必要があるようです」と書いている。

村民の大多数は医師に心から感謝しているが、不心得者が5、6人いる。こうした状況が続く限りは、医師に敬遠され、無医村になってしまう、と警鐘を鳴らしている。こうした記述が後日、注目を集めて以降に辞めた医師も同様の理由だろう、と受け止められた。


●最近ネットで出回った求人の内容
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【医師求人情報】
診療科名 内科 常勤医1名
採用条件 75歳以下
待  遇  診療所長職(身分は地方公務員になります。)
       給与等については村規定による(年収2,000万円以内)
       赴任手当を村規定により支給いたします。
       委細面談
勤務時間 8時30分から17時15分まで
       週半日、特別養護老人ホーム診察
休  日  土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始12月29日~1月3日
当  直  なし
休  暇  年次休暇:20日、夏季休暇:3日
医師住宅 月額5,000円ただし電気、水道、電話料等は自己負担です。
住宅概要 車庫付一戸建て住宅(平成15年2月建築)
       1階:居間1室、和室1室、台所、洗面所、ユニットバス、トイレ
       129.18㎡(39.0坪)※車庫12坪含
       2階:寝室1室、和室1室、洗面所、トイレ、納戸
       91.09㎡(27.5坪)
       ※ 全室冷暖房完備(1階居間台所床暖房)
       診療所まで徒歩1分(診療所の裏手に医師住宅があります。)
【診療所の概要】
現在の診療科 内科、消化器科、外科、泌尿器科、歯科 (現在)


J-CASTニュースが11月13日に村役場に取材したところ、この広報文に尾ひれ羽ひれがつき、事実とは違うことが一気に広まった、と担当者は頭を抱えていた。

医師に対し嫌な言葉を投げかける人は存在したが、辞めたのは健康上の問題であり、イジメでは決してない。この警告文も当時の担当者がよかれ思って出したもの。そして、医師に対して嫌な言葉を投げかけたのはこれ限りだったとし、

「医者イジメの村という噂に、私どもも村民もずっと嫌な思いをし続けているんです」と語った。また、現在いる医師は仕事を続けており、新たに公募などしていない、とも述べた。


●これまでに医師が辞職した経緯
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なぜこれだけ立て続けに医師が辞めているのか。担当者は、「それぞれ様々な理由があるようです。でも、13年8月に常勤医になっていただいた先生は現役ですし、78歳ですが、『まだまだ頑張れる』と継続を希望されています」と話していた。

14年11月7日に日本公衆衛生学会に提出された奈良県立医大の「秋田県上小阿仁村における医師確保問題」には3回訪問した現地調査レポートがあり、同村に勤務した8人の医師への聞き取り調査も行っている。

それによれば、07年4月に退職した医師から3人は、村当局、村民との関係性が退職に結び付いている可能性があるが、それ以降は見当たらない。そして住民とは関係なく、インターネット上で事実とは異なる風評が広がり一人歩きをしている、と書かれている・・












総統閣下は秋田県の上小阿仁村の医者いじめに、お怒りのようです