9762783東京都中央区に住む女性も、子どもの制服を買いに、デパートへ出向いた。子どもが入学を予定している区立泰明小学校では、今春入学する1年生から、新しい標準服(制服)に切り替える。イタリアの高級ブランド「アルマーニ」に依頼してデザインを監修してもらったものだ・・



公立小「アルマーニデザインの標準服」を導入


洗い替えのシャツまでそろえると、全部で9万円だった。学校の説明によると、いまの標準服は、上着、長袖シャツ、ズボン、帽子をそろえて男子で1万7755円、女子で1万9277円。夏服が加わったこともあり、洗替えの価格を加えても、3倍以上の値上がりとみられる。

子どもは身長120センチに満たないが、上着は130センチ、下は140センチのサイズを買った。

「大きすぎてかわいそうだと思ったけれど、高いので少しでも買い替えの回数を減らしたい。いまの制服と同じくらいの値段なら、本人のサイズにあったものを買ってあげられたのだけれど」

同小学校は、中央区の「特認校」の一つだ。銀座5丁目という繁華街の一角に校舎があり、今年で140周年を迎える。本来なら、公立学校は指定された通学区域に住む子どもが通うが、商業地域で住んでいる子どもが少ないなどの事情がある「特認校」は、区内全域から児童を受け入れている。

女性が、新標準服がアルマーニのデザインになるようだと耳にしたのは、2017年夏、同じ小学校に入る予定の保護者たちからだ。

「驚きました。公立小学校の制服なのに、なぜそんな高級ブランドのデザインを選んだのかって」

他の保護者たちと「制服なのに高いよね」と言い合った。

それ以来、女性は「ずっともやもやしている」という。


●泰明小学校


「価格だけがおかしいのではない。高いブランドの標準服を子どもに着せること自体、よいことだと思いません。この服を着て、校庭で遊ぶこともあるでしょう。高いものを着せて、子どもらしい生活に制限が生まれないでしょうか。大人の思惑ばかりが先立ち、子どもが置き去りにされていると思います」

「わざわざブランドを選ばずに、素材の良さで選ぶこともできたはず。高いからいいもの、安いのはダメ、という間違った刷り込みが子どもの中に生まれないか、心配しています」

「この制服に決まるまでの経緯や理由がまったく見えず、唐突でした。保護者向けの校長の文書も読みましたが、何がやりたいのか分かりませんでした」・・

学校制服の決め方に、特段のルールはない。だが、近年は、学校関係者、保護者、地域住民などを交えた協議の組織を立ち上げ、保護者や生徒に素材や値段、デザインについての希望を聞くアンケートをとり、結果なども踏まえて、製造業者が複数集まったコンペでの提案から選ぶのが一般的だ。

だが、同校では、協議の組織や事前調査はなかった。和田校長がほぼ単独で働きかけ、決めたのだという。

●詳細はソース


●泰明小学校 和田利次校長
















●“学校に誇り・絆”がなぜアルマーニ?標準服で騒動(18/02/08)