9771487羽生―藤井戦が大きなホールの壇上で指された一方で、もう一方の準決勝、久保利明王将(42)―広瀬戦の会場はやや小ぶりの部屋。実際、観客数はかなりの差がついていた。そのギャップをもっとも感じたのは準決勝に勝ち、決勝に進んだ広瀬だろう・・



藤井に敗れた広瀬八段、ファンの心をつかんだトーク力


公開で行われた決勝の感想戦では敗戦の直後にも関わらず、心境を隠さず明かして何度もファンを喜ばせた。

「(対局中、解説担当の)佐藤名人に代わってほしかった」「藤井さんを応援している皆さんと、ひとりぼっちの私」と自虐気味に話し爆笑を誘う。

「多くの棋士がいつ藤井さんと当たるかという心境かと思うんですが、こんな大役を担う感じになるとは思わなかった。私には荷が重かったかなというのが正直なところ」とはほぼ本音だろう。


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普段から長時間の対局中継解説やイベントで鍛えられているプロ棋士のトーク力は、やはりダテではない。

この日は結果として名脇役を演じることになった広瀬だが、同時にその実力とキャラクターで多くのファンの心をガッチリつかんだ。いつか8年前のように、いやそれ以上のスポットライトを浴びるときが来るだろう。(記者コラム)


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