9787120活況が伝えられる回転寿司業界にあって「一人負け」の様相を呈しているのがかっぱ寿司。2016年にはロゴからカッパを排しイメージの刷新を図るなど数々の手は打ってきましたが、抜本的な業績の改善にはつながっていません・・



かっぱ寿司、28ヶ月連続で客数減。脱カッパに失敗し干上がり寸前


同社はかっぱ寿司の不振により15年3月期に134億円という巨額の最終赤字を計上しています。16年3月期はなんとか黒字を確保したものの、17年3月期には58億円の最終赤字を計上し、経営が抜き差しならないところまで追い込まれています。売上高も減少が続いています。

今期も厳しい状況が続いています。17年4~12月期の売上高は前年同期比0.6%減の595億円。最終利益は売上高の1%にも満たない3億6,500円です。

厳しい状況を受けて18年3月期の業績見通しの修正を1月に発表。売上高は前回発表より3.5%少ない783億円とし、前年と比べて1.3%減る見込みです。最終利益は13億8,300万円から7億8,100万円に下方修正しています。

回転ずし業界が活況を呈しているなか、かっぱ寿司の不振は異常といえます。市場調査会社の富士経済によると、回転ずしの市場規模は2016年が6,055億円で、前年比で4.8%増加しています。

回転ずしの市場規模は外食産業の中でも伸びが大きく、「回転ずし店であれば伸びて当然」という雰囲気さえあります。しかし、かっぱ寿司はそうした波に乗りきれず、逆に沈み込んでいる状況です。


●カッパ寿司 ロゴの変更や食べ放題企画が話題となったが・・



回転ずしチェーン大手各社があの手この手を繰り出してしのぎを削っているわけですが、もちろん、業界4位のかっぱ寿司も手をこまねいていたわけではありません。

16年10月から緑色の「カッパ」でおなじみのロゴをやめ、皿を数枚重ねたロゴに変更。「脱カッパ」でイメージを刷新しました。17年には「食べ放題」や「1皿50円」といったキャンペーンを実施。また、女優の吹石一恵さんを起用したシリーズ物のテレビCMを放送し、かっぱ寿司が変わっていくことをアピールました。

どれもそれなりに話題にはなりました。しかし、抜本的な業績の改善にはつながっていないのが現状です・・


●かっぱ寿司|「やる、しかない。」第一話 崖っぷち篇











●【かっぱ寿司】昼限定の爆盛りメニューが登場