9841469開始30秒もかからなかった。マクドネルのスローモーな左ジャブを1発、2発、3発とステップバックで外しただけで、英国から初めて日本へ上陸したチャンピオンの力量を見切った・・



「ジャブを肌で感じたところでわかった。スピードもないしパンチの戻しも遅い。30秒くらいですね。たいしたことないなあと。左には対応できる。感覚でいきましたね」

繰り返し見てきた映像でもスピードがないことはわかっていたが、あえて課大評価しておいた。だが、拳を合わせた瞬間、井上の察知能力が機能した。

 ボディから強引にフックを振り回して“圧”をかける。マクドネルの目に怯えを確認すると、身長とリーチで10センチ差以上あるマクドネル対策用の特殊な左フックを額あたりに見舞った。
 肘を伸ばして拳の裏を当てる、格闘技で「ロシアンフック」と呼ばれるパンチだ。
 王者の足元がよろけたのを井上は見逃さなかった。

 「普通のフックではあの距離では届かないんでね。いけば倒せそうだったので、いっちゃった」
 左ボディがめりこむと王者はダウン。両手をついて跪き表情が歪む。
 5カウントで立ち上がってきたが、もう井上はスイッチオン。ロープを背負わせるとガードを下げたままの荒っぽいスタイルでフックを振り回した。その際マクドネルの右ストレートを一発食らったのだが、“死に体”のパンチだから井上のラッシュの勢いが上回る。左が当たり、右が当たった。




 マクドネルはガードを固めて必死に耐えたが、ロープにずり落ちるようにして倒れると同時にレフェリーが試合を止めた。ラッシュの最中に王者陣営のコールドウェル・トレーナーが、エプロンに上がってスポンジで含んだ水を投げつけ棄権の意志を示していた。

「ラッシュのときは怒っていましたねえ。それが力みになったのかも」

 マクドネル陣営は一連の試合前行事で遅刻を繰り返して井上陣営をイラつかせていた。その極め付きが前日の定刻より1時間7分も遅れた計量。「アイムソーリー」の一言もなく、「ふざけてますね」と怒りを隠さなかった。しかも、この日は、ゴング予定の2時間前にようやく会場入り、当日計量を行うと53.5のリミットから約12キロも増え65.3キロになっていた。バンタム級より6階級上となるウエルター級の体重である。当日計量にリミットを設けているIBFならば、タイトル剥奪になるほどの増量だった。

 一方の井上も、リカバリーしたが、こちらは59.5キロだった。約5キロの体重差だ。それは井上の怒りに火を注ぐ数値になった・・

・詳細は(source: THE PAGE - 井上尚弥の衝撃の112秒TKO3階級制覇の裏にあったテレビに映らないドラマ




・この記事へのコメント

・本人も言うようにマクドネルは減量を失敗していない。ただただ井上が強かった。マクドネルはウエルター級並みの体重でリングに上がったが、パンチがウエルター級並みだったのは井上の方だった。

・この結果を見て、亀田和毅は何を思うんだろう?
ちょっと残酷な結末。

・強いな〜
WBSSもぶっちぎりだろう

井上、堀口、那須川の活躍をリアルタイムで見れる幸せ

・まさかこんかに実力差があるとは…
井上の試合はいつも強すぎて最後笑うしかない…

・山中さんが引退されて寂しかったけど、
昨夜の試合観て、スカッとしました!!

・勝って驕らず。
これが井上の強さなんだろうな。
ラッシュの時にガードが甘くなってた事をちゃんと自己分析して反省してるのが凄い。

秋のWBSSにはぜひ万全の体制で出場してほしい。
個人的にはバーネットとの試合が見てみたい。
間違いなくバンタム最強決定戦だろうし。

・井上君にはWBCの緑のベルトを巻いて貰いたいな。長谷川にモンティエルにドネアに山中と、ここ10年くらいで一部の例外を除いて本当の一流ボクサーしか巻いてないし。
井上君はまだまだ全力を出していないような気がするし井上君を満足させられるボクサーは現れるのだろうか?

・試合内容の素晴らしさでは、やはりナルバエス戦がベストかなと思います。。豪打あり、カウンターあり、絶品ボディありで、様々な引き出しでダウンを奪っていた。あの試合は何度見ても惚れ惚れします。昨日は怒ってた分、かなりかかり気味になってたから多少乱雑になったのは仕方ないと思う。次は冷静に戦えると思うので、また攻防兼備の素晴らしいボクシング見られると思います。 昨日ひとつ気になったのは、興奮状態のままインタビューに臨んだせいか、いつになく言動が大きい感じがしたので、個人的には今までのような自然体でいってほしいです。この記事でも相手のことを「たいしたことない」と言ったのが載ってしまっているし、たとえ思っても、メディアの前ではこういう言葉はあまり公言しないほうがよいと思う。言動って、単なる「言葉」ではなく、自分にはね返ってくるものだと思うので。。

・もう少し長いラウンドをやってバンタムに慣らしたかったというのは本音だろうね。テレビ放映の最後で長谷川、山中と並んでいたけどバンタムではサイズがある方ではないし。まあ、トーナメント一回戦を試運転にできるくらいのレベルだろうとは思うけど。


・井上尚弥 全KO集 14試合 2018年版