9852776大塚家具の業績悪化が底なし沼の様相を呈している。先月27日には創業の地である春日部ショールームを閉鎖した。3年前、激しい親子げんかの末、経営権を奪取した大塚久美子社長だが、直後からビジネスモデルは崩壊を始め、いまや土俵際まで追い詰められている・・



大塚家具を悩ますのは何と言っても顧客離れだ。ある平日に東京・有明の旗艦店をのぞいたところ、広々とした店内に客の姿はほとんどなく、静まりかえった中、店員ばかりが目に付いた。先日公表された5月の月次売上高は前年に比べ10%のマイナス。これで前年割れは10ヵ月連続、しかも2桁台のマイナスが珍しくない。

先月発表された今年度第1四半期(1~3月)は、営業赤字14億円と大幅減収ペースにコスト削減が追い付いていない状況。すでに通期で2期連続の大幅赤字が続くが、このままだと51億円もの営業赤字を計上した前期と同程度の赤字決算になる恐れもある。

関係者によれば、「久美子氏はとにかく前任者の否定から入る」という。創業者で実父の大塚勝久氏が築いた大塚家具はもともと都心に大型店を構えて広域から集客し、会員制による懇切丁寧な接客で客単価を引き上げる戦略をとっていた。しかし、それにはまず新聞の折り込みチラシなど広告宣伝費を大量に投下する必要がある。久美子氏はそれが気に入らなかったらしい。

勝久氏追放前の2014年12月期、大塚家具は販管費全体の12・4%にあたる38億3300万円の広告宣伝費を投じていた。これを17年12月期には半分の19億5300万円まで削っている。販管費に占める割合も7・5%まで落とした。しかし一方で売上総利益は305億円から209億円へと100億円近くも萎んでしまったのである。

これでビジネスが成り立つわけはない。中古家具事業や法人営業強化といった増収策も焼け石に水だ。



・話題となった 大塚家具のお家騒動



大塚家具は無借金の優良財務で知られた会社だった。確かにこれだけ赤字続きでも自己資本比率は64%(18年3月末)と高い。金融機関との間でコミットメントライン(融資枠)を設定しているが、借り入れもまだない。しかし、そんな外見とは裏腹に資金繰りは日に日に細っている。

かつて100億円以上あった現預金は18年3月末の時点で10億2600万円まで減ってしまった。この間、埼玉県春日部市で取得していた物流施設用地を約24億円で売却し、昨年11月には業務提携先で貸し会議室事業を行うティーケーピーに自己株を10億5100万円で譲渡、さらに三井不動産や三越伊勢丹ホールディングスといった持ち合い株を大量に売却

大塚家具にとってまとまった換金可能資産は残りの投資有価証券21億5100万円くらいしかない(18年3月末)。それを売ったとしても前期並みの赤字が続けば手元資金は底をついてしまう計算だ。

となると、あとは借金をするしかないが、これもそう簡単な話ではない。前述したように大塚家具は金融機関との間でコミットメントラインを設定しており、昨年末でその額は50億円だ。が、もはやコーポレートの信用では借りられなくなっている。昨年の時点で商品在庫のすべて(約129億円)と差入保証金の一部(約13億円)を担保に差し出しているのである。

さらに今年に入ってからは一部金融機関の警戒心が高まっているようだ。というのも日本政策投資銀行は今年1月4日、3月9日、4月11日に計4本の動産譲渡登記を行っているのである。万が一、法的整理となれば登記の先順位が回収では物を言う。政投銀はそれをも想定し始め、商品在庫の担保保全に走っているのだろう・・

・詳細は(source: 現代ビジネス - 大塚家具のビジネスモデル大崩壊で、銀行が備え始めた「Xデー」


・ 大塚家具 創業の地「春日部ショールーム」閉店


・この記事へのコメント

・なぜ会社をのっとる方法をとったのかが不思議です。売れる自信があるなら新規に会社を立ち上げて経営すればよかったのに。やはり当時のブランド名と会社のお金を自由に使って楽に成功すると思ったのでしょうね。お嬢様は大失敗したのです。

・なぜ親を追い出したのかわからない。大塚家具は昔と変わってない。相変わらず、大きいショールームを持ち手紙で顧客に宣伝。セカンドラインとか作って、どんどん大型ショッピングセンターとかで勝負すればよかったのに。社長のセンスがダサすぎだからどっちにしてもこけたと思うけど。何にもやらずにジタバタしてるだけに見える。

・続けていく勝算がない。
会社はダメになると早いよ。

・この会社の社員がかわいそう。

・ハゲタカの才能はあったかもしれないけど、経営の才能はゼロだった訳ね。他のハゲタカに食われて終わりだろうね。

・大塚家具を利用している顧客のニーズを読み間違えた結果だ
お父さんの会社は順調そのものだから比較すると資質が全然違いますね

・親子喧嘩がなくても縮小にはなったと思う。
家具に金かける時代じゃ無くなったしね。
あの親子騒動がスピードを速めただけ。

・今年度の配当原資は見当たらないから大幅な赤字で無配当になり、
ききょう企画の借金利払いが出来なくなったら担保の株を銀行に取り上げられて創業家は経営から完全追放で幕だね。


・大塚家具がイタリア高級品の店、法人需要で不振脱却へ