23誰もが利用する大浴場の洗い場に、車椅子ごと入ってくる人を見かけたら、あなたはどう思うだろうか--。愛知県西部の入浴施設で今年、「車椅子ごと大浴場に入りたい」と訴えた障害者の男性に、施設側は「車椅子は脱衣所まで」との見解を示した・・



「ちょっと待って、車椅子ではダメだよ」。3月、大浴場に入ろうとした名古屋市の会社員男性が、従業員に呼び止められた。
男性は事故で両足を切断し、車椅子を利用する。一緒に来た長女(4)とともに裸のまま、従業員から「車椅子は脱衣所までと決まっている」と注意を受けると、男性は車椅子から降り、腕の力で体を支え浴場に向かった。

男性は元パラリンピック選手で、腕力を生かし、自力で浴槽に入ることもできる。同施設には20年以上前から年に数回程度訪れ、いつも車椅子で浴場内に入っていたが、「脱衣所まで」との指摘は初めて受けたという。
現在は「心のバリアフリー」の大切さを伝える講演活動もしており、「『ダメ』で終わるのではなく、何か折り合いをつけてもらえないのだろうか」と要望した。


・入浴介助



一方で施設側は「車椅子ごと浴場内まで入っていたとは今まで知らなかった」という。浴場内は通路の幅が狭い場所もあり、床は滑りやすい。
介護関係の資格を持つ職員がいないため、車椅子から降りた人を支えるなどの行為をサービスとして行えないという。「施設改修は難しく、安全面や衛生面から認めることはできない」と責任者は言う。

男性の希望で6月には施設が所在する自治体も交えて協議したが、両者の主張は平行線のままだった。
自治体の担当者は「障害者だから、車椅子だからという理由で入浴を断っているわけではないが、要望を受けた以上、施設側も何ができるか考え、歩み寄る姿勢を示すべきだったのではないか」と話す。

名古屋市の女性(30)も、車椅子のまま友人と銭湯の浴場に入ったところ、従業員から「車椅子は脱衣所まで」と言われた経験がある・・

・詳細は(source: 毎日新聞 - <車椅子>入浴施設での利用どこまで? 線引き難しく


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