【訪問日】 西暦2011年4月17日

【場 所】 熊本県菊池郡大津町室2019

【祭 神】 菅原道真公

豊後街道の宿場町であった大津、その町はずれの高台に室菅原神社が鎮座する。この一帯の室町は公東側の苦竹村と西側の塔迫村が明治八年(1875年)に合併して室町となったそうで、当神社鎮座地はもとの塔迫村にあたり、塔迫菅原神社と呼ばれていた。
室菅原神社(大津町室)-1


石鳥居の扁額は明治三十五年(1902年)十一月に南部氏、石原氏によって寄付されたもので、阿蘇神社大宮司で正五位男爵の阿蘇惟孝による書である。
室菅原神社(大津町室)-2


まっすぐ伸びる石段を登ると境内。正面に瓦葺入母屋造平入の拝殿。
室菅原神社(大津町室)-3


社を護る一対の狛犬。
室菅原神社(大津町室)-4


拝殿に掲げられた絵馬。祭神の菅原道真公とともに有名な歌「東風吹かば匂おこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」が書かれている。
室菅原神社(大津町室)-5


本殿は流造で金属板葺きの赤い屋根。当神社の由緒などは分からなかったがその歴史は古く、文明四年(1472年)の勧請と伝わり、合志二十五天神の一つとされた。現社地の西 約200mの傾斜地が古宮だそうで、玉垣の中に榊の古木が祀られ、古社(ふるやしろ)、オテジンサンと呼ばれている。
室菅原神社(大津町室)-6


本殿向かって左側には生目八幡宮の社。
室菅原神社(大津町室)-7


本殿向かって右側にも社があるが、こちらはどんな神を祀っているのかわからなかった。
室菅原神社(大津町室)-8


境内隅には猿田彦大神の石碑や石祠、石塔などが集められている。
室菅原神社(大津町室)-9


境内に建つ「菅原神社五百年記念碑」。
室菅原神社(大津町室)-10





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