鍼灸で行こう!

岐阜市の鍼灸院・サンリ治療院のブログです。 めまい・耳鳴り・突発性難聴など耳鼻咽喉と、脊柱管狭窄症・ヘルニアなどを得意とします。

不妊治療・生理・更年期

生理の時に現れる症状の意味:2019年再掲(担当:清水)

近頃、揺らぎ年齢の私。こんな記事を見つけました。清水先生ありがとうございます。
他にも、カテゴリー欄から過去の記事もお読みいただけます。
ぜひご参考に・・・
以下、再掲文です。


女性の体は月のリズムで動いている…なんて言い方もありますが。
女性は男性とは異なる、女性ホルモンにより作られる体のサイクルで動いています。
月経があり、そこを境に低温期、排卵、高温期、そしてまた月経。
これを28日かけて繰り返していますが、なぜかこれらのサイクルの一定時期に、頭痛や腰痛、腹痛などを感じて辛くなってしまう。
という方がいらっしゃいます。

多くお聞きするのは月経前の「高温期」と呼ばれる時期ですが、その他にも排卵のタイミングや月経期間中など、辛くなるタイミングが様々。
どうして様々かというと。それは、体調不良の原因が‘ホルモンによる体調の変化'ではないから。

ホルモン変化による体の変化は、体調不良となるキッカケを作っているかもしれませんが、それは原因ではありません。
体の痛みを作っている‘別の原因'があるんです。

ヒントは身体に現れる痛みの場所にあります。頭痛なら頭(の筋肉とそれにつながる場所)、腰痛なら腰、足のだるさなら足の筋肉に。
普段から体の辛さを示すサインは表れています。

そのサインをしっかり読み取り、辛さがあらわれない時期にしっかりとケアしていくことで、症状を和らげ、軽くしていくことを
サンリ治療院ではお勧めしています。

女性ホルモンによる体のサイクルはただの自然現象。
その自然現象を不調に変えてしまう原因をしっかりとみつけ、対処していくことが女性として上手に生きていくコツの一つかな?と思います。

◆サンリ治療院が考える、ホットフラッシュ対策は

『更年期障害』ってどんな症状がある?と聞かれたとき。

真っ先に思い浮かべる人も多いくらい、ホットフラッシュは代表的で、かつ厄介な症状です。

首から上に滝のように流れる汗をかいてしまうので、メイクが剥がれたり自分だけ汗だくという状態が恥ずかしい…と思ったり。

周りの視線が気になってストレスになるというお話もよく聞きます。

原因は女性ホルモンの減少によって
'自律神経の調節がうまくいかなくなること’
と言われていますが、サンリ治療院ではもう一つ、
ホットフラッシュの生じる'顔そのもののコンディション’を整える必要があると考えています。

ホルモンの減少によって自律神経の調節がうまくいかない、というのなら全身汗だくになってもおかしくないはずなのに、実際は首から上だけが汗だく。

…となると、原因はお顔周りにあるのでは?と考えるのが自然です。

それに、ホットフラッシュの起こってる方のお顔周りをみせていただくと、ある特徴的な症状があります。

首や肩まわりの筋肉の強い緊張も共通しています。

それらを丁寧にケアしていくことが、症状を和らげていくために必要と考えています。

更年期だから仕方ないと諦めるのではなく、今のお体に必要なことは?という視点でみていくと、

やれることって色々みつかるし、できるものです。

(清水)

女性の体は総合的に。

更年期症状とは、女性ホルモン(エストロゲン)量の低下を引き金として、もともとその女性が潜在的に抱えていた体の不調が表面化する現象ではないか。

と、長年更年期症状に伴うめまいをはじめとした、さまざまな女性の不調に、はり灸治療を通じて関わらせていただいてきて思います。

女性の体はそんなに単純じゃない。でも、手を付けられないほど複雑怪奇でもないんです。

絡まった糸をほぐすように、一つ一つの体のサイン、不調を丁寧に治療していくことで、整えていく。

(はり灸治療は、そんな風にお体を治療していくツールの一つです。)


特に、更年期症状があらわれる時期の女性は、仕事や子育て、介護など、周りの変化も重なりやすく。

とにかく忙しくて疲れている人、体のあちこちが弱ってる人がとても多いです。

そんな時に自分の変化や不調にかまっていられない!と無理を続けるのではなく。

不調をきっかけに、自分の体の扱い方を見直したり、しっかりケアする機会としてもらえるといいなと思います。

(清水)

変化を受け入れやすい体づくり

先日、とある女性とお話していたときのこと。
「女っていつも体の変化に振り回されて大変だし体がツライ」という話になり、周りの女性陣もみんなそうそう!と、共感してたのですが。

この体の変化に振り回されて疲れる…という状態。本当に女性の体の常識なのでしょうか?

女性にはたくさんの体の変化、そしてリズムがあります。
毎月月経で女性ホルモンの量は変化しますし、妊娠・出産のときは体を作り替えるレベルで体重もホルモンも、骨盤の形だって変化します。
年を重ねると今度は女性ホルモンの減少という変化…。確かに変化は多い、というより、常に変動ばかりなのが女性の体といっても過言ではありません。

そう、変化が当たり前の体の状態なのが女性。女性のからだは変動し、それを受け入れて対応し続けることこそが「生き物として健康な状態」だともいえるはずなのです。

問題は、そんな生き物として当たり前の体の変化のどこかで不調を感じること、辛いと感じてしまうこと。
これは、変化することが原因ではないと考えられます。

体の変化についていく体力・筋力・変化に必要な栄養素などの『何か』の部分でその人自身が不具合が起こっている。
そう考えた方が生物として自然ではないかな?と思うのです。
(生理だって更年期だって、大した不調がなく過ぎていく人いっぱいいますからね!それが本来の姿ではないかなと。)


皆不調だから仕方ない、辛いのが当たり前、と我慢しないようにしてほしいです。

そうやって不調を我慢した結果、今のあなた自身の体調不良を見逃してしまう…なんてことがないように、辛い時はその辛さを解消するために何ができるか?を意識すること大切にしてほしいと思っています。

(清水)

更年期の不調との向き合い方

前回、自律神経失調症について書いていて思ったのは、自律神経失調症と女性の更年期障害の不調って似ているな、ということです。
更年期障害で検索すると、その症状は頭痛・めまい・不眠・不安感・ホットフラッシュ・むくみ・発汗・吐き気・胃もたれなどなど・・・

自律神経失調症と同じか、それ以上の症状の多さです。
これほど多種多様の体の不調が女性ホルモンの減少という一点だけって、それ本当?って思ってしまいますし、はり灸師としてお体を拝見していても原因が女性ホルモンだけではないと考えます。

女性ホルモンの減少はキッカケの一つで、それに加えてもともとその方のお体にあった「何らかの体の不調」が表面化してきたのだと、はり灸師としてお体に現れる様々なサインをみていると、そう感じます。
(女性ホルモンの減少だけが原因なら、世の中の更年期障害に悩む方はホルモン剤を服用すればみんな症状改善しているはずです。そうじゃない現実を見ていても、ホルモンの減少だけが原因、というのは違うなぁと思っちゃいますよね。)

大切なのは、体に表れている不調を一つ一つケアしていくこと。

はり灸治療で当たり前に行っている方法ですが、こうやってコツコツ体を整えていきながら女性ホルモンの減少という女性にとって大きな体の変化を、受け入れやすい体づくりをしていくのが、更年期を乗り切っていく女性にとって大きな助けになると思います。

(清水)

生理の時に現れる症状の意味

女性の体は月のリズムで動いている…なんて言い方もありますが。
女性は男性とは異なる、女性ホルモンにより作られる体のサイクルで動いています。
月経があり、そこを境に低温期、排卵、高温期、そしてまた月経。
これを28日かけて繰り返していますが、なぜかこれらのサイクルの一定時期に、頭痛や腰痛、腹痛などを感じて辛くなってしまう。
という方がいらっしゃいます。

多くお聞きするのは月経前の「高温期」と呼ばれる時期ですが、その他にも排卵のタイミングや月経期間中など、辛くなるタイミングが様々。
どうして様々かというと。それは、体調不良の原因が‘ホルモンによる体調の変化'ではないから。

ホルモン変化による体の変化は、体調不良となるキッカケを作っているかもしれませんが、それは原因ではありません。
体の痛みを作っている‘別の原因'があるんです。

ヒントは身体に現れる痛みの場所にあります。頭痛なら頭(の筋肉とそれにつながる場所)、腰痛なら腰、足のだるさなら足の筋肉に。
普段から体の辛さを示すサインは表れています。

そのサインをしっかり読み取り、辛さがあらわれない時期にしっかりとケアしていくことで、症状を和らげ、軽くしていくことを
サンリ治療院ではお勧めしています。

女性ホルモンによる体のサイクルはただの自然現象。
その自然現象を不調に変えてしまう原因をしっかりとみつけ、対処していくことが女性として上手に生きていくコツの一つかな?と思います。

(清水)

更年期症状のほてりと耳鼻トラブルの関係

更年期と呼ばれる、閉経前後時期の女性に生じるトラブルとして代表的な症状である‘ほてり'。

突然顔や頭が熱くなり、顔や頭から汗が噴き出してくる…という相談は40代〜60代の女性から数多くうかがいます。
 
外の気温とは関係なく起こる(真冬でも熱くなる)うえ、汗の量はメイクが落ちてしまうほど。
人目も気になってしまい、女性にとってものすごく辛い症状です。

原因は女性ホルモンの減少と言われていますが…それだけではない、と私たちは考えています。
顔のほてりを訴える方たちを拝見していると、鼻炎の既往歴のあるかた、
そして潜在的に(本人が気がつかないレベルで)鼻粘膜にひろく炎症がある人がとても多いです。

鼻炎があるということは、その場所が熱を持つということ。
炎症がある場所はどうしても熱がこもりやすいため、冷やすために大量の汗をかくんです。
(体には体内の温度を一定に保つためのシステムがあり、発汗は上がりすぎた熱を冷ます機能の一つです)

顔がほてらないようにするには、まず鼻炎を治していく必要があります。

更年期の症状に限らず、体が壊れた??と感じるようなトラブルって色々ありますが。
あなたの体が正常に、そして精密に働いているからこそ、その症状は起こっているのかもしれません。

(清水)

生理痛は鎮痛剤で解決??

最近、みるとイライラするCMがあります。サンリスタッフ清水です。

それは女性向け鎮痛剤のCM。
かわいい女の子が生理痛に悩んでいたらかわいそうですし、生理痛のせいでお出かけをあきらめなきゃいけないくらいなら、たまには鎮痛剤で抑えて遊びに行ったっていいと思います(そんな内容のCMでした)。

でも、問題は生理痛を抑えるって本当にいいの?ということであり、生理が来るまでのあいだに生理痛にならない体作りが必要なんじゃないか?ということ。

その場限りで痛みを止めてハイ解決!って問題じゃないんです。

生理痛は、女性ホルモンのバランスが崩れて起こる、なんて言われていますが。事実は逆です。
女性ホルモンが正常に働いているからこそ起こる子宮内膜の変化、そして子宮の蠕動(ぜんどう)運動をはじめとした内臓やかかわりの深い筋肉たちの変化というのは、本来の女性の体には織り込み済みのはずなのです。
(そもそも、子どもを産む準備の一つの生理のせいで痛くて動けない…なんてのが当たり前の生き物なんていません。いたとしてもとっくに他の生き物に食べられて絶滅してるはず)。

生理のたびに鎮痛剤が必要だとしたら。婦人科の病院を受診して、原因が何かを調べてもらってください。
(そうした危機管理が、将来の不妊対策としてとっても大切です!)

もし「大きな異常はありません」と言われても辛い症状が減らなかったら、はり灸院にお越しください。
生理のたびに鎮痛剤に頼る、そんなお身体を体の中と外の両方から改善していくお手伝いがはり灸の得意分野です。


(清水)

生理痛があるのが当たり前、そんな風に思っていませんか?

月に一回ある生理、痛くて苦しいのが当然と思っていた時期がありました。
毎月痛みを伴う生理がある、鎮痛剤を持ち歩く、それが普通だと思っていたんですよね。友逹に聞いても「痛みがあるよ」というし、自分の母親もそうだったし。

生理痛の痛み止めのCMもよく目にするので、それを観て
「困っている女性が多い=みんな痛みがあるものだ」
という勝手な思い込みをしていたような気もします。
そうした色んな要因で私の中に勝手に出来上がった「生理が痛いのは当たり前」。

でも、それは決して当たり前ではないんです。
生理があっても痛みが無い状態こそ、本来の健康な姿なんです。
私もそれを知ってから自分の体を見直し、今では痛み止めを飲むこともほとんどありません。

一口に生理痛と言っても、下腹部に痛みを感じる人もいれば腰に痛みが出る人もいます。股関節の辺りが痛むなんて方もいて訴える場所は様々。

そしてそれらの痛みには、その人の体が抱える弱さや、場合によっては別の疾患が隠れていることもあります。

このブログを読んで、生理痛があるけど最近婦人科健診を受けていない、または受診したことがない…なんて方は、ぜひこの機会に行ってみて下さい。
自分の体のことを知っておく、特に女性には大事なことだと思っています。

病院で何ともないと言われたけど、生理に伴う何らかの痛みがある…と言う方は、当院にご相談ください。
病院の検査を踏まえつつ違った視点でお身体を見られるのも、はり灸治療の強みです。

(清水)

はり灸だからこそできる不妊治療

先日サンリ治療院で開催された勉強会のテーマは不妊治療。

反応点治療を使って不妊治療に取り組んでいる先生が、実際の症例を紹介しながら現在の医療機関での不妊治療の現状、それに伴って現れる体のトラブルや心理面のケアなどを学んでいきました。

不妊治療の医療技術面の進歩はすさまじく、今や遺伝子レベルで取り組む時代。
私は正直、はり灸師としてどれだけお手伝いできるだろう?という疑問を持っていました。

でも、どれだけ技術が進歩しても妊娠・出産は人の営みです。
すごい医療技術やお薬があっても、お母さんになるあなたがそれを受け取れる体に整っていないと意味がない(実際、薬が効かない人・処置を受けられるだけの体力等が足りないことで治療が進まない人がいらっしゃいます)。

薬や様々な検査・処置で受けるダメージを少しでも早く回復させ、人工授精をした後にその命をきちんと育める体を作ること。
そうした体の基礎を作るお手伝いこそ、はり灸師に出来る大切なことだと学んだ一日でした。

(清水)

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