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前回の記事
http://blog.livedoor.jp/guraroido/archives/66392610.html
これがあれほど注目されるとは思いもしませんでした。

自分のブログの記事で、ここまで真剣に議論されたのは初めてでした。

更に引用元の文章を書かれた方がコメント欄に現れてくれて嬉しいです。
引用元のURLが消えていたので気になってましたが
名乗りでて下さりありがとうございます、おでん様。
そして勝手ながらブログで取り上げて申し訳ございません。
最新版の記事を書かれたと報告して下さったので
改めて紹介させてもらいます。

引用元:タワーオブ・ザ・ナイトメアより
http://towerof.web.fc2.com/ 管理人 おでん様

【ドラゴンクエスト7の謎 キーファ=オルゴ・デミーラ説】
http://towerof.web.fc2.com/dq7nz.htm



※注:本文は7リメイク版には対応しておりません。PS版の、それも没ネタに関する話題を扱っております。(2013以降)

ドラゴンクエスト7の最後の敵は
構想段階では主人公の親友「キーファ・グラン」で、
この話は仲良し二人が勇者と魔王として対峙せねばならなくなった悲劇だったのを
あまりに暗いオチなのであわてて取り下げたりしていなかったか。


そして、その跡をカモフラージュするために
「絶対キーファが言いそうもない」中性的な台詞をラスボスに言わせた…


 この説は乱暴だ。
 しかし、この説を一笑に付した人でも、ドラクエ7には「何だこの消化不良のイベントは!」と言いたくなる局面が多かったとは思うだろう。
 それら謎の部分を「キーファラスボス説」で考えると結構しっくり来る。ぜひご一考して欲しい。
 以下、キーファやデミーラに関する謎の部分について。


☆「俺の運命をがらっと変えてしまう何かが」発言の謎。

 なぞの神殿を開ける時、キーファはこの神殿には俺の運命を変えてしまう何かがあると言った。
 不思議な石板を使い異世界に出て大冒険したことや、国を捨ててライラと結婚したことがそれにあたるのかもしれない。
 しかしどうも、見ているこっちにとってはちょっと弱い。


☆リーサの謎。

 お兄さんが居なくなって辛いから、キーファの話題を引っ張るのはわかる。
 しかし、テレビゲームとしては……終わったイベントの話題を引っ張るのはしつこいとわたしは感じてしまった。
 まあ、あれだけ引っ張るからにはどこかでキーファが話に絡んでくるのかな、とわくわくしながらゲームを進めていたわたしであった。しかしふたを開けてみれば、キーファは序盤でフェードアウトしたまま。(2013追記、そのまま最後までキーファが全く出てこないのは予想できなかった。驚いたプレイヤーが非常に多いと思われる。)


☆アイラの謎。

 キーファの子孫として登場したアイラ。
 ゲームの取扱説明書では、時折見せる寂しげな瞳、どんな過去が隠されているのかなどと書かれている。わたしはてっきり、困った性格のご先祖の事で何かあったのだろうと思ったものだ。
 しかしゲーム中ではそんなそぶりは見えない。

 王者の剣と王家のヨロイを使える事、そんな面白い設定の割りに影が薄いこと。気になる。
 思うに、アイラはグランエスタードに伝わる王者の剣と王家のヨロイを譲り受け、世界を救う偉業に貢献する。「魔王となった(2013追記、さすがに魔王だとまでは知らないだろうと思われる。パルナのように複雑な事情で死んだことなどが予想される)キーファを先祖に持つ」という暗い過去を克服して主人公とともに戦う…そんな役どころだったのではないか。
 
 しかしゲーム中の表現では、王の武具を譲り受けるシーンはただ最後の鍵を使って蔵からそれらの武具を盗み出すというだけであり、弱すぎた。


☆オルゴ・デミーラの謎。

 最後の敵オルゴ・デミーラには人間形態と大ムカデのような形態の二つがあった。
 人間形態は、ゲーム中では所謂おネエキャラだという設定だった。
 しかしどこかおかしい。人間形態は長髪だというだけで、まるで女性的には見えなかった。そりゃクチビル赤いが、これもどちらかといえば化け物やバンドマンの隈取に見えるぞ。元々開発者は、彼の容姿について「ビジュアル系」とだけ述べていた。
 ……それにあのハデな赤い服!!わたしには、キーファを25~38歳くらいにふけさせたようにしか見えない。白状しよう、説の発端はデミーラ人間形態の容姿だった。
 顔の輪郭、体格、腕組みをしたポーズやあごを上げて笑う姿、派手な赤い服、全体的な雰囲気、よく見て頂きたい。
 (2013追記)解説書やパッケージのイラストにあるキーファの姿を髣髴とさせる。親友とラスボスが、これだけ似ていて偶然似たというのも苦しい。
 更に言えば、ムカデ形態は、中性的な人物がなりたがる形態にはとても見えない。醜すぎる。あれは、怒りとうらみに燃えた男が、力を誇示しようとしてとる形態だ。そんな気がした。
 
 (2013追記:もちろんオルゴ・デミーラの人格は、お日様ボールがどうとか言っていたキーファとはまるで違うかのように見える。
 しかし、4のデスピサロが最終的にもとの人格を失った事を考えると、そういうこともあるのではないか。)



☆溶けた謎。

 ムカデ形態の状態でぼろぼろになりながらなおも襲い掛かってきていたデミーラを遂に倒した。
 するとデミーラの体がどろどろに溶け崩れ…そしてあっけなくパッと消えたのである。

 点滅ぐらいしてくれよおー。
 このせいでデミーラの印象は弱い。溶ける表現にかなり手をかけていたのに、その後パッと消えたら片手落ちだ。なんだ、これは。

 余談だが、ドラゴンクエスト4でのデスピサロの最期は、進化の秘法で膨らました体が崩れ、消滅する寸前に一瞬美形のピサロの姿になるというものだった。

 キーファやデミーラに直接関係有る謎のほかにも謎がある。重要なものとして、主人公関連の謎。



☆主人公とホンダラ、そして伝説の英雄メルビンの謎。

 主人公は漁師の父を持ち、伝説の海賊王を前世の父に持つ。しかし、グラフィックはどちらにも全く似ておらず、また伝説の海賊王との関連イベント(水龍の剣を譲り受ける話)はどうにもウザく、取って付けた様な印象がなくもなかった。「海賊ネタ」。ずばり勇者様ではない主人公の設定は、一見ちょっと捻った様に見えて感心されるかもしれないが、わたしには当時少年ジャンプで絶賛されていた海賊漫画の影響としか思えなかった。
 この主人公、物語の中で船乗りの能力が強調されていた印象が意外とない。むしろ何にでも強い能力値など、勇者の能力が出ている様に思える。

 さて、主人公の親族の中で最も彼に似ているのは、叔父のホンダラである。力仕事に向かなさそうな体格、道化師風のいでたち、どうにもよく似ている。
 ホンダラは怠け者だが、じつは魔法の宝を探し出す体力と才能、売りつける先を探す人脈を持ったなかなかの大物だ。そんな彼は、主人公だけでなく伝説の英雄メルビンとの類似点も多い。
 ある段階の構想では、主人公とホンダラと伝説の英雄メルビンにはもっと密接な関係があったのではないか。
 ホンダラおじさんにはメルビンの血、勇者の血が流れているため「宝探しが得意」というドラゴンクエストの主人公に通じる特徴がでてきていたのでは。

 主人公の家の先祖はメルビン。つまり、主人公の先祖はメルビン。主人公の宿命はずばり勇者様。
 言うなれば、竹馬の友であった主人公とキーファが、勇者と魔王として対決せねばならなくなったという悲劇の話だったのではないか、このドラクエ7は。



☆漁師になった事の謎。

 好奇心いっぱい、謎の神殿を調べまくった反逆児だった主人公が、何故今更冒険に懲りてしまったのか。もし最後の敵=キーファだったら、さすがのあいつでも静かに故郷にこもってしまうかもしれない。



☆石板の謎。

 最後の最後で、魚と一緒に石板が網にかかる。それは不思議な石版ではなく、ライラと結婚してすぐ書いたらしきキーファの手紙だった。「俺達はいつまでも友達だよな!」という結びの一言が空しく響いて、このゲームは終わる。
 意味が分からない。
 ……じつはこれについて考えているうち、始めに述べた「キーファラスボス説」が確信に近づいたのだ。もしホントにそうなら、 まだ初々しかったころのキーファが出した手紙が今頃届いた事で主人公が受ける衝撃は、現行版DQ7の数十倍に跳ね上がる。

 ゲーム全体の謎もキーファラスボス説と結びつく。上に並べた謎に比べ、はっきりとは結びつかないが。



☆ネガティヴな物語の謎。

 このゲームの物語は、ぶつ切りだ。魔王によってぶつ切りにされた世界を舞台に、ひとつひとつのエリアでの出来事としてオムニバス的にエピソードが羅列されていく。
 一つ一つのエピソードは分かれているが、全体を貫くモノがある。
 全体を通してネガティヴな感じが漂うている。
 ウッドパルナ、クレージュ、マーディラス、などなど人が魔物と化す話も多い。

 ゲーム全体を見ると、やはりどこか一貫しない感じがする。ラストが安直な魔王退治で終わってしまい、それまで積み上げたネガティヴな世界観があまり生きていなかったから、かもしれない。

 一番はじめの方、ウッドパルナのイベントでキーファは、どこかよくわかって居なさそうだった。「自分はああはならない」という自信がありげに見えた。それが最後の最後で、マチルダと同じ轍を踏み人間に嫌気が差して大魔王と化しました等と言う形で出てきたら、絶対面白いと思う。どうだろうか。



☆マジャスティスの謎。

 鳴り物入りで登場しながら、あまり役に立たなかった封魔の呪文・マジャスティス。
 あれはなんだったのか。
 この呪文は主人公の固有技になっている。こういう固有技があるというのは、天空編の勇者達が呪文の効果解除技「凍てつく波動(天空の剣の能力)」を使っていた事と重なる。勇者のイメージがある技として主人公にこれが持たされたのか、とも思えるが、ゲーム中でこの呪文は浮きまくっていた。
 主人公が「船乗り/海賊」という設定になっており、封魔の呪文とはあまり結びつかなかったからか。
 余談だが、物語の中でマジャスティスは、モンスター化した若き人間キャラ「ゼッペル」を何とかするのに使われていた。



☆ラーの鏡の謎。

 ラーの鏡とは真の姿を映し出す魔鏡の事である。
 何故ラストボス直前でぽつんと出てくる。まあ、「モシャスを使う敵対策」という実際的な理由なんだろうが。
 あるいはラーの鏡をオルゴ・デミーラに対して使うと、キーファの姿が映ったりする予定があったかもしれない。
 …もう完全に想像になるが、先のマジャスティスにラーの鏡と「変身したものが元に戻りそうな」アイテムを総動員しても、年月を経てすっかり変わったキーファは今更取り戻せない等といったシナリオにラーの鏡が使われる予定だったらどうする。
 
 (2013追記:反論として、「偽神事件の際、正体を隠すために鏡を隠した」という説がある。ただしそれでも、不自然に見える。やはりわざわざ見えるところにラーの鏡があり、ぶち壊されてもいなかった、その割に重要なイベントもなかった訳はわからない。
 ラーの鏡関連では他にも、「ドラクエ4ではカジノの景品だったが、それはどう説明するのか」という話があった。しかしカジノにあれば重要アイテムだと思う人は少ないだろう。やはり、7でのようにラストダンジョンで突如出てくると、何かイベントがあると期待してしまう。)
☆そもそも、何故エスタード島のみが残っていたのかという謎。

 そう、これがドラクエ7最大の謎であった。
 ストーリー中では、神が最後の希望として取り置いた事になっている。しかし…何となく釈然としない。大体神様のキャラクターがふざけすぎだ。あれでは、無理やりくっつけたキャラクターみたいである。
 ここでキーファ魔王説を仮に採用してみよう。さすがに自分の故郷は破壊できにくかったとか。エスタード島を封印すると、タイムパラドックスが起きてしまうので仕方なく残したとか。なんだか、面白そうなストーリーを何通りか考え付く。
 (2013追記:よく考えたところ、神が最後の希望とした、ということ自体はやはりあったと思われる。他記事にて説明する)

 堀井氏も、彼の注文を受けて主要キャラを描いた鳥山氏も、力を入れて作り上げたモノを最後の最後で台無しにせざるを得なくなった時の心境は測り知れない。



☆番外おまけ謎。

 キーファの話とは関係ないがおまけのミニ謎として、「マリベルの謎」。ファンにはすまないが…マリベルは、姿といい設定といい、いかにも曰くありげな他5名と比べるとどうも見劣りする。
 確かにドラゴンクエスト4でもトルネコという一見地味なキャラはいたが、彼は 宝のためにインディージョーンズのように危険を冒す変人である事が、序盤で明らかになっている。それに比べるとマリベルにはどうも勇ましいイメージがない。それでいて、すさまじい魔力とすばやさを持った使えるメンバーである。
 何でこのマリベルがこんなに強いかなあー。
 実はマリベルの謎については、堀井雄二が既に白状している。曰く、マリベルは「仲間と話す」システムのために付け足したキャラクターであったと。後付だからどうも練りこまれていなくて、ただただ町の人の台詞などに 反発するキャラになってしまったのか。自分でよくやってしまうからわかるが、「ツッコミにもなっていないツッコミ」が一番作りやすい。
 そしてゲームバランス上強くしたというわけか…。
 (2013追記:他記事にてお詫び・訂正をします)




☆主人公の年齢の謎。

 ところで主人公とマリベルは、本当に公式設定通りの歳なのか。
 実はある場面で話すシステムを使うと、両者とも最近までおねしょしていたという発言が出る。 16歳の男女が話す内容ではない。もしかして、イラストの見た目通り幼いのではないか。
 そう考えると、完璧とは言い難いキーファが妙に大人びた絵柄で描かれていることにも納得はいく、あれは主人公(幼い)から見た姿ではなかったのか…?



☆主人公とホンダラ、そして伝説の英雄メルビンの謎追記。

 攻略本の一種「ドラゴンクエスト7のあるきかた」で、勘違いの例として「主人公の父はホンダラ」という勘違いが載っていたが、確かにこの二人の服装は似ている。
 主人公がわざわざ評判の悪い叔父と同じような服を着る訳が分からない、もしや主人公の本当の父はホンダラだと言う没エピソードがあった?!
 実の親なら、まだホンダラに執着する意味も分かる。
☆溶けた謎追記。

 戦闘画面内で一旦オルゴデミーラは潰れたのに、次の画面でまた立っているのがおかしい。ファミコン時代のように「容量不足でこうなった」と言い訳は出来ない、まさかこの場面も何かが差し替えられている?
 



☆訂正記事:マリベル

 マリベルは余計なキャラだ、と以前の記事では書いたのだが、多くの人が指摘している「聖書におけるイブの役割があった」 という話を無視するのが苦しくなってきたため、以前の記事は訂正する。

 Vジャンプのインタビューに、確かに「最初はいなかった」という話はあったのだが、総合的に見て今にして思うと、私が考えていたよりずっと、構想の初期段階から存在していた重要キャラではなかろうかと思えてきた。

 ・マリベルが十分ヒロインとして意識されているとする根拠の一例:
  旧パッケージイラストで、りんごを食っている(聖書のイブを意識)
  ウッドパルナのイベントでマチルダに花の種をプレゼントするなど、優しいところも描かれている
  アイラを差し置いて、魔物を誘惑するアイテム「夢のキャミソール」が使える

 もともとあの説は本文とは関係ないためもあって、いつもより根拠が薄い状態で直感的に遊んで書いてしまったものだった。 あくまで本文ではなく、息抜き的記事の意味合いが強かったため、根拠が薄いと分かっていて放置していたが…。
 マリベルの重要性や魅力がはっきり見えてきたので、前言は撤回する。申し訳ない。



☆訂正記事2:シャークアイ

 主人公との続柄を間違えて書いていた。
 いや、分かってはいたのだが、表現のミスによりあのような書き方になっていたようなので訂正する。
 ・×前世の父
 ・○遺伝学上の、実の父

 以下キーファ=オルゴに関する追加記事。



☆重要:聖書関連の謎。(オルゴ・デミーラ=ルシファー=蛇=キーファについて)

 キーファが「禁断の知恵を与える」という意味で聖書の蛇と同じ役割であること、同時にヒーローであることから、7のすべてをグノーシス派関連で 説明できるとしている説がある。
 しかしグノーシス派だけでは説明しきれないと思う。たとえば人類は、なにも偽りの楽園=エスタード島にいるのが全員ではなく 大半はむしろ地獄に居る。さらに、エスタード島の住民が特別信心深いようにも見えなかった。
 その上、砂漠地方のイベントでは「セト」「ネフティス」といったエジプト神話の神の名前が使われ、さらにセトとネフティスの人間関係は神話と全く異なっていた。
 本作は宗教布教ゲームでは断じてないのが分かる。ゲームとして使えるネタが、部分的に使われているだけではなかろうか。
 とはいえグノーシス派からのアイデアを多く用いていること自体は否定できない。

 (斜体:クラウンアーカイブ様の考察によると)オルゴ・デミーラはグノーシス派の偽神デミウルゴスのアナグラムだが 同時に前半のオルゴで切った事で、ラテン語の「傲慢」(普通の聖書における、ルシファーのキャラクターである)とかけている。 つまり7は普通の聖書も意識されている。 そしてルシファーは、最初の蛇と同一視され、また最終戦争のとき現れる竜とも同じものだと言う。 (詳しくは「グノーシス」「ドラクエ7」などのキーワードで検索してください)

 ドラゴン属性とされるオルゴ・デミーラ第1形態には足がない。以前の記事ではムカデ形態と表現したが、あれはクラウン・アーカイブ様でも指摘されていた通り蛇のイメージなのであり、 そして100%デミウルゴスが元ネタではなく、普通の聖書におけるルシファーの要素が入っている証拠ではなかろうか?

 最初の蛇=キーファ
 最初の蛇=ルシファー(最終戦争の竜)
 オルゴデミーラ=ルシファーの要素も入っている
 という話が見えてきた。100%デミウルゴスがモデルと考えると説明のつかない部分は、普通の説におけるルシファーとの関連で納得できる。
 以下、オルゴ・デミーラとルシファーの共通性について、クラウン・アーカイブ様の考察(斜体)と私の考えを交ぜ書きとする。
 ・堕天使(美青年+こうもりの羽というオルゴ人間形態が、ギュスターヴ氏による「ミルトンの失楽園」挿絵のルシファーを表現した絵に、酷似している)
 ・中性的(天使は中性的だから)(もっともわたしは、あの完全なるオカマキャラはあくまで堕天使であると言う点から思いついた後付けかと思っている)
 ・ドラゴン属性(ルシファー=最終戦争の竜)
 ・最初の蛇(オルゴ怪物形態に足がないことと関連)
 ・サタン(魔物の王)
 ・ルシファーはもともと天使ナンバーワン(守り手ナンバーワンのキーファとも通じる)

 キーファと最終ボスとを結ぶ、より大きな根拠が見つかった感がある。
 これまでのネタだけでも、推測するに十分だと考えてはいたのだがこれではっきり見えてきた。
 偶然の一致と考えるか、必然と考えるか?わたしは偶然で片付けるには非常に苦しくなってきたと思っている。

 無論キーファが「元からおかしかった、アルスたちを欺いていた」という考えではないので、誤解のないように。
 キーファははじめ「グノーシス派における、正義の蛇」の役目を果たし、その後堕落して「正典の蛇(サタン)」になったと考えている。
 はじめは全く純粋で、神の使いであったと言っても良い状態だったのだろう。しかし、運命の皮肉によって変化してしまったのではないか。



☆聖書関連の謎補足。

 今更ながら、聖書およびグノーシス主義との関連は深いと思われる。この問題はややこしい上核心に迫っているので、参考サイトをご一読いただきたい。
 ここでは他にも聖書への意識が見られる点について。
 羊飼いという職があり、強力な特技「どとうのひつじ」を覚える
 羊飼い+盗賊で就ける魔物ハンターは、すべての魔物をなつかせられる。迷える子羊の救済?
 僧侶と船乗りに続けて就くと、「ノアのはこぶね」という技を覚える



☆グリンフレークの謎。

 キーファ離脱イベントの一つ前、グリンフレークの町でアルス一行は、戦いとはあまり関係ないメロドラマを見せ付けられてしまい、 肝心の不思議な石版は取ってつけたようなモンスター「どうくつまじん」が持っていたという変な展開に巻き込まれる。
 しかもメロドラマは前後編になっており、非常にうっとうしかったのだが…。
 よく考えるとこのメロドラマの人間関係が、キーファ・ジャン・ライラとかぶってくる。

 二人に好かれている女性:リンダ、ライラ
 彼女とカップルだが、実は結ばれない運命の男性:ペペ、ジャン
 そこに割って入るリッチマン:イワン、キーファ
 結ばれない男性のその後:一芸を極めすごく立派になった。明言されては居ないが、弟子に技を伝えたらしい

 グリンフレークでは、リンダはぺぺのことを愛しており、リンダと結婚したイワンは愛されていないという自信のなさから没落していくのだが…。 ま、まさか、キーファが魔王への道へ踏み込む最初の一歩目もこういうことだったのでは?

 メロドラマをキーファ魔王説に関連付けて考えると、メロドラマの意味が見えてくる。
 ちょっと待て、ライラはジャンを愛していなかったではないか、と言う人も多かろうが、考えてみてほしい。 本当にそうだとすると、ジャンとライラが結ばれないと言う設定がドラマ的に生きていないではないか。
 ライラは「ジャンと結婚し、自分から精霊のあざが消えたらえらいことだ」という、一族に対する責任感から無理をしているのではないか。さらにキーファへの思いも、空きっ腹に酒を飲んだ上、村を出たいという 願望を城を出てきたキーファに投影している状態がスタートであり、愛しているとはいってもまだまだ一目ぼれの段階である。それでうまくいくこともあるだろうが、まだまだその後どうなるかは謎のままなのだ。


☆MP0の謎。

 「キーファはMPが0から増えず、凡人であることが強調されている。魔王の器ではない」 とも考えられるようだ。
 しかしその謎の答えは作中で出ている。
 たとえばマチルダは少女からまったく別の巨大な姿になってしまったし、 キーファのライバル・ジャンは、少し前まで精霊のあざはなかった(つまり特別ではなかった)。
 セファーナも生まれつき普通の人間と変わらなかったのに、ある日突然翼が生えた。
 突然才能に目覚めることはままあるのだ。

 さらにいえばキーファにも初めから魔力があった可能性がある。MP0でも使える特技なので忘れがちだが、彼の十八番「かえん斬り」は本来魔法戦士の技であり、剣に魔力をこめて使う技であることが示唆されている。
☆オルゴデミーラのありがたいお言葉の謎。

 魔空間の神殿で初めて対峙した際、オルゴ・デミーラは微妙に不自然な言葉をアルス一行にかける。

 「おろかなデク人形よ…
  おまえたちの命は どこまで行っても
  おまえたちのもの…。
  神のために使うべきものではない…。
  われのこの言葉の意味…。
  死をもって知るがいい!」

 まるで神の為に生き、そして後悔した人のような台詞だ。
 大体、命はお前たちの物って何だ?!命を粗末にするなと言うようにも聞こえるぞ。

 そういえば、オルゴ・デミーラはエンゴウのほむら祭り、ダイアラックの雨乞い、しまいにはディスク2での偽神事件など、神を奉る儀式の邪魔を何度もしており、神の為に何かする人が許せないかのようだった。 まさか自分自身が神に裏切られた、と思っているから?



☆時間軸の謎。

 不思議な石版ではオルゴ・デミーラ誕生後の世界にしか行けない筈であり、さらに前にはどうやって戻ったのか。 さらに言えば、不思議な石版ができた理由のひとつはオルゴ・デミーラであるため、キーファ=オルゴだとすると最初のオルゴ・デミーラはどこから湧いたのか分からなくなってしまうではないか。 今まで述べてきた説には、こういった矛盾点があるにはある。

 しかしタイムトラベルものでは、おかしな矛盾点は良くあることなので、深く考えなくても良いのではないか。以下に他作品の例を引く。
 バッ○○ゥザフ○ーチャー:主人公が過去を変えたことで、父が元の歴史より強気な人間になってしまった。これだと主人公の生育環境が変わり、博士のような変人と付き合わない人になる可能性も高かったのでは?さらに言えば、父が変わったことで主人公を作るはずの営みもより燃えるものになってしまい、全く別の精虫が受精して主人公生まれず?!しかし作中ではそんなトラブルは起きなかった。
 ターミ○ーター:未来から来た男が、救世主を生むことになっている女性を守るために戦い、色々あって二人の間に救世主が生まれる。しかし男を未来から過去に送り込んだのは救世主本人…。いったい最初の救世主はどうやって生まれたんだ!
 ド○えもん:恐竜の生き残りとの戦いの果てに、「恐竜たちの聖域はド○えもんが作った」という事が発覚し、仲直りする。しかし劇中でド○えもんが聖域を作った時のことを考えると…恐竜の生き残りが中生代にタイムスリップして哺乳類を滅ぼそうとしていることを知り、止めに中生代へ行き、そこで緊急避難のために「ポップ地下室」を使ってできた空間が後に聖域となるのだった。聖域を作った結果である恐竜の生き残りが、聖域の発生原因に…いったい最初の聖域はどうやって出来たんだ!



☆さらに時間軸の謎。

 ユバールの土地が現代に復活した理由は、キーファが残って救ったからである、それであの話は完結している。 こういった考えもあるにはある。

 キーファがユバールの土地を救った、それはそうなのかもしれないが、マチルダの兄パルナの様な犠牲の形だったかもしれないぞ。 そして死後に後悔を…?
 オルゴ1回戦目の台詞とも符合する。ついでにオルゴ第3、第4形態の「ゾンビ属性」も関係あったりして…。



☆中ボス不在の謎。

 ユバールの休息地地方もまた、魔王により封印されていたのだが、ここへの魔王の攻撃は最も手ぬるい。 空が暗くなり食料が減っているという話はあったが、他の地域に比べ平然としている。
 そしてこの地域には唯一中ボスモンスターが出ない。ダイアラックにも出ないといえば出ないのだが、あそこは既に滅ぼし終えた後だし、実質上のここの担当だったあめふらしとはグリンフレークで戦うことが出来る(グリンフレークにはどうくつまじんがいる)。
 これは…。「ここの中ボス」にあたる強敵は、アルスたちがタイムスリップした時点より後で出てきた…?
 本編では、この大きな謎についてまるで何の説明もされていなかった。しかしキーファ=オルゴに立つといろいろな可能性が思いつく。
 ・自分を消すことは出来ないから?
 ・自分が魔王となり去った後で、改めて封印した?
 ・あるいは、自分こそがあそこを壊滅させた?
 とにかくオルゴ・デミーラにとって、あの場所が特別な場所であることは確かだ。



☆人は誰かになれる?謎。

 人の醜さや、善人が魔物となってしまう話が目立つ7。 果てはアルスたちも、モンスターの心を手に入れれば姿だけモンスターになってしまう始末。

 一方気のいい魔物も登場する。 エリー、チビィ、スラっち…。
 多くのパターンとは逆の魔物→人という変化も見られる。序盤の中ボス・デスアミーゴは、長く封印された後腰の低いオヤジになってしまった。
 そしてモンスターパークの存在。老獪に見えるほうらい大王や、どうかして見えるグロンなどをも含めたすべてのモンスターがなつき、のんびりと暮らす権利があるという世界観である。
 人と魔物の境目はあいまいなのかもしれない。


☆溶けた謎関連。

 ウッドパルナのイベントで、最後に人の心を取り戻したマチルダが、死ぬ瞬間一瞬人の姿に戻った。はじめと最後に同じネタを持ってきた?

 以下その他の謎について。
☆夢の戦士ホンダラの謎。

 叔父のホンダラは、アルス一行がオルゴデミーラを一度倒した後、そのことを夢に見て、俺が夢で魔物を倒したから世界が平和になったとほざいている。
 アルスとテレパシーでつながっているのだろうか?!

 アルスと確実にテレパシーでつながっているのはメルビンである。
 精霊に関する土地などが再度封印され、自由に動けるのがメルビン一人になったとき、メルビンはアルスに自分の体を操作させてピンチを救う。

 アルスはホンダラとメルビン両方とテレパシーでつながっている。



☆海賊の謎。

 あれだけ作りこんである以上、シャークアイの存在自体まで否定するわけにはいかないが、活躍不足の感はある。
 精霊のあざがなくなり、不思議な力を失ったからだという理由付けがなされてはいるものの、へたれオヤジに見えてしまう。オルテガ、パパス、5主人公などとは何たる違い…。いちおう6にはへたれの父が居るのであるが、主人公もへたれである点、夢と現実が交錯するストーリーでありへたれ人間が多数出てくることに意味があった点、等から違和感はない。
 予想であるが、水の精霊に仕える一族としての役割だったのではあるまいか。

 これほど「アルスははじめから海賊王子の予定だったのではない」を推している理由を以下にあげる。
 1.アルスに海にまつわる能力が何もない。あみなわくらい覚えさせておけよー。
 2.4精霊のひとつに過ぎない水の精霊の加護を受けている、という点は、アルスの特殊性が弱い上、中途半端に特殊性があるせいで「ただの人」だった場合よりインパクトが弱くなる。
 3.平凡なように見えて早く生まれたり、謎のあざがあったり、特別な人間だという伏線は張られていたのだが、「伝説の英雄」だったというなら派手でよいのだが終わってみればハディートあたりと同レベルで終わってしまった…。どうせならアルスには他の仲間たち以上の特殊性があってほしかった、ひときわ平凡そうに見えるアルスなだけに…。
 4.いかにも優しげな人が「水」の精霊の使いではなんだか意外性が薄い

 さらに、
 5.海賊は上級職の中でははなくそである、なぜなら超上級職(ゴッドハンド、天地雷鳴師)に結びつかない。特技も超上級職と比べ弱すぎる。レミラーマ要員である。主人公の器とは思えない。
 6.魔物ハンター(盗賊+羊飼い)も上を目指せない上級職なのだが、すべての魔物の心を浄化する力がある、と考えると優遇されている。そう考えるとやはり海賊がもっとも弱い。



☆2ダメージの謎。

 謎の神殿攻略完了前、アルスはホンダラが持っていたホットストーンを勝手に持ち出して使い、それがばれて ホンダラに殴られ、2ダメージを受けている。

 人様の息子を強く殴ったら出入り禁止ものであるが、そんなこともなく話は続いている。 ホンダラとアルスが実の親子であれば、親子間の事なので周りも手出しがしづらい、というように説明がつくと思われる。

 ホンダラがもし本当にアルスの父だと仮定すると、不在のアルスの母が気になる。ドラクエ7全体の傾向からすると、やはり悲劇的な形で失い、そしてホンダラが飲んだくれになった?
 

☆Vジャンの攻略本の謎。

 冒険の途中までを解説した薄い攻略本が、Vジャンプ名義で出ている。 その本につけられた「鳥山先生かきおろしの絵」が、人気キャラのマリベルやアイラを差し置いてアルスとメルビン。 しかも手抜きの絵とも思えなかった。
 やはり二人には密接なつながりがあるのではないか。
 

☆エスタード住民の謎。

 以前マリベルの話で失敗した理由のひとつは、彼女がパーティーメンバー中唯一「特殊な肩書き」を持っていないという事であった。
 しかしあっと気づいた。エスタード島の住民は、全員が特別なのではないか?!
 武器がたくさんあった
 ボルカノは強い(終盤のイベントで発覚)
 予言能力のある爺さん、動物と話せるきこりなどといったすごい人の存在
 よく考えてみたら神様の最後の希望とはっきり説明されていた。(オルゴがなぜかあそこを破壊できないことに気づいたから?)(キーファは…善玉になると期待していたから放置した?)
 

☆発売日延期の謎。

 ドラクエ7発売は、延期に延期が重なり、ついには「出ますように」と周囲の人が祈り始めるというCMまで作られてしまった。
 散々延期し、時間をかけて作った割りに意味の分からないシナリオであったドラクエ7だが、もしや延期の理由は あちこちを変更するのに時間が掛かっていたから…?

 Amazon

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち [Video Game]



-------引用終わり------

ドラクエには没ネタが多いですが、7は特に初期構想が読んでみたい作品ですね。
私も今3DSの方でプレイしてます(PS版はクリア済み)
PS版では大変だったモンスターの心も手に入りやすくなって、初めて全員モンスター職にしました。
出にくいと言われるダンビラムーチョ、プロトキラー、フライングデビルを全てマスター。
フィールドでモンスター姿になれるのは爽快です、特にフライングデビルの格好良さ、シビレます。
目指せ! デスマシーン、エビルエスターク、プラチナキング。


そして、キーファ、フォズが仲間になる追加データがきますように