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3DSソフト、禁忌のマグナのエンディングを迎えたので、そのクリアレビューを書いていきます。

公式サイト
http://www.marv.jp/special/game/3ds/kinki/

クリアタイムは14時間。思った以上にストーリー短かったですね。
数時間くらいの違いしかないクリアタイムだったラストストーリー、グリンシアの方がまだ物語を楽しめました。

ゲーム内容を手短に説明していきますと、亡き親から宿屋を譲り受けた主人公が、
閑古鳥が鳴く宿屋を経営していたある日、近くの洞窟で不思議な腕輪と、
大きなクリスタルの中に眠る少女と出会い、物語は始まっていきます。
記憶のない少女が唯一覚えていたのはシャルロッテという自らの名前のみ。
思わずお菓子の魔女か! と突っ込みたくなるのは抑えて、シャーロットだったらイギリス王女と、夏に放送のアニメでしたね。
シャルロットなら聖剣伝説3と、早くバーチャルコンソールで配信してほしいです。

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話を戻し、ストーリーは進み、幼馴染みのアメリアの畑を荒らすモンスター退治。
クリアしてから思うのはモンスターが沸く理由がよくわからないままでしたね。
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敵の持つ腕輪で産み出せるようでしたが、全部産んでたと言うんですかね・・・。
次にまた洞窟で穴に落ち、落ちた場所で二人目の少女、ベアトリーチェと出会います。
名前が禍々しくて怖かったです。うみねこのイメージが強い。
次に町で三人目の少女、エルフリーデ登場。関西弁で声優が佐藤聡美さん。どことなく軽音部っぽかったです。
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こんな感じで仲間が増えていき、みんな主人公の腕輪と反応して力を発揮するので
腕輪と関係あると考え宿屋に住み込むようになっていきます。
これが恋愛シミュレーションゲームなら面白いのかもしれませんが
まず始めに、三人目まで登場した時点でストーリーの 1/4ぐらい終了です。
時間も三時間くらいだったかなと思います。とにかくボリュームが少なくて、薄い。
少なくても物語が面白ければいい方ですが、適当に進んでいく様が薄く感じます。

シミュレーションRPGなのでバトルに期待してたんですが、これも微妙な物。
一撃で死ぬ敵と、そこそこ体力ある敵が集団で迫ってきて
こちらは攻撃すると敵が吹っ飛び、他の敵に当たるとその敵も倒せて
一回の攻撃で、10体以上倒せたら、ボーナスでもう一回攻撃できます。
上手くやればずっと俺のターン! という風に攻撃できるんですが、これがまた出来ない。
7~8コンボで止まる事が多い、敵が綺麗に吹っ飛んでくれない。敵に当たってそうでダメという事もある。
すると敵ターンでは、体力ある敵が雑魚をまた召喚し、召喚後すぐに移動と攻撃ができる、というズルさ。
敵の集団にボッコボコにされます。一撃で死ぬ雑魚は攻撃力も低く、全然痛くないんですが
何体も来るのが後々ウザく感じてきます。



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結局こちらの戦法は10コンボで再攻撃を狙うより、さっさと体力ある敵を集中攻撃する方が安定します。
ソイツを倒せば雑魚召喚が止まり、残るは数だけで攻撃されても死ぬことがない雑魚集団を掃除するだけ。
掃除の時に10コンボ狙おうとしますが、地味に散らばってるというのも、コンボの障害です。
この10コンボで再攻撃できるシステムはゲームの売りだと思うので、雑魚集団はくっついてて欲しかったですね。
それと吹っ飛び方、当たり判定をもう少し大きくしてくれると良かったと思います。

これらの事もあり、戦闘は全て勝利条件の敵をさっさと倒す、で落ち着きました。
一撃で死ぬ雑魚は経験値も持ってないのでスルー、道がふさがった時は倒す。
ふさがるといえば、例えば仲間一人分の隙間しかない通路で前に仲間がいて
その後ろの仲間のターンになると、なんと通れません。え、仲間はすり抜けられるのが普通でしょ、と本気で思いました。

狭い道で、敵と味方がお互い通るのに苦労するという、「通せんぼゲー」と呼びたくなった。
この辺りも含め、戦闘システムの荒が目立ちます。仕方なく一人ずつ通路を通すのでターンが掛かります。

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敵を倒せば戦闘に参加してる全員に経験値が入るのだけが親切でした。
倒した者だけ経験値だったら、移動力ないキャラは永遠に育たず、一部キャラが使えない戦闘もあるので
ゲームが詰む可能性すらあったでしょうね。本当に良かった。
それでも戦闘にあまり出さなかったレベル低いキャラで出撃はちょっと焦りましたけどね!

そんなこんなで、戦闘は経験値ある敵だけ狙っていく戦法でサクサク進み
ラスボス戦は回りの経験値ある敵すら無視して、ラスボスを集中放火と回復を繰り返して終了。
キャラ性能は四回攻撃のフランチェスカ、早く動けるディアーナが強かった。

素早さ最下位で、行動が最後になるが広範囲攻撃と高い防御力のアーデルハイトに先制攻撃スキルを付けるのも強いと思いますが
いかんせん最後の加入で育てる機会を見逃しがち、レベル引き継ぎも序盤で仲間になるキャラを優先した方が
周回プレイも捗りますし、せっかく強くてもアーデは後回しになりますね。キャラは凄い好みなだけに辛い。
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エンディングは最後まで見て、映し出された一枚絵でベタながら良い終わり方だと感じました。

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※この画像はエンディングと一切関係ないシーン

2周目もあるようで、キャラ2人だけレベル引き継ぎ、アイテム5つだけ引き継ぎができるようです。
周回するほどレベル引き継げるキャラも増えてくようで、少しは強くてニューゲームができますね。

ゲームの評価ですが、定価6000円にしてはボリューム少なすぎだと思います。
戦闘システムも微妙な出来で、定価で買った人は後悔凄かっただろうなと心中お察しします。
今では1000円台で新品が買えるので、それならアリだと思います。
SRPG、ゲームのキャラを見て、デザインが好きならオススメします。
現在アマゾンでは新品1150円。近くにゲーム屋があれば直接行ってみるのもいいかもしれません。


最後に、禁忌のマグナはアップデートで更新データをダウンロードしてver 2.0.0で遊ぶ事を推奨します。

これがないと快適にプレイできません。続きでアップデート内容を載せておきますが
初期はコレがゲームに無かったというのが信じられないくらいの追加要素でした。

禁忌のマグナ 更新データ

■敵の強さを変更する機能を追加
 ・オプションメニューにて
  「敵の強さ:やさしい・ふつう・むずかしい」の項目が追加されます。

  ※「敵の強さ」を変更することができるのは、
  宿屋などのフリー移動が可能な時に変更できます。
  戦闘中・戦闘途中での「敵の強さ」の変更はできませんので、ご注意ください。
  やさしいは敵の体力が減少したモード、
  むずかしいは一部の敵から受けるダメージが増加しているモードになります。

■ギャラリー機能を追加
 ・フリー行動中下画面→日記帳→ギャラリーにて、ギャラリーを見る事ができます。 
 ・ゲーム中のイベントなどにて見る事ができる、
  精霊たちのムービー・イベントCGの閲覧が可能になります。

■早送り機能を追加
 ・オプションメニューにて「早送り機能」を有効化できるON/OFFの項目が追加されます。
 ・早送り機能を有効化すると、イベント(会話など)においてRボタンを押すと
  早送りする事が可能になります。
  早送りは、Rボタンを押す事でON/OFFの切り替えをすることができます。

■フリー時のテンポを改善
 ・下画面メニューを調整しました。
 ・メニュー全般のin/out時を調整しました。

■バトル時のテンポを改善
 ・死亡時のクリスタル出現タイミングを修正。
 ・ザコの吹き飛びタイミングの調整。
 ・リーダーの死亡モーション再生速度を変更。
 ・フェルディナンド、ゴッドリープの死亡モーション再生速度を変更。
 ・リーダーのザコ召喚のタイミングを調整。
  召喚完了後すぐに動き出す形へ修正しました。
 ・リーダーのザコ呼び戻しのタイミング調整。
  呼び出し終了後すぐに動き出す形へ修正しました。
 ・ジェネレーターの召喚、チャージの尺の調整。
 ・召喚時のダメージモーションを削除し、テンポアップを図りました。
 ・プレイヤーキャラの手番開始ボイスを行動が開始したら停止させるようにしました。
 ・バトル演出/ネクストターンを速く再調整しました。
 ・バトル演出/サブミッションクリア速く再調整しました。
 ・バトル演出/追撃を速く再調整しました。
 ・バトル演出/コンボ表示を速く再調整しました。
 ・処理の軽減を行いました。

■その他
 ・引継ぎ画面(キャラ)に選択数表記を追加しました。
 ・合成メニューにてXボタンを押すと
  合成結果アイテムの説明を表示



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なんという更新数。もはや完全版でソフトもう一回売り出してるレベル。キャラも追加すれば完璧に。
これを無料更新できるのが救いであり、良心でしたね。
ゲームの開発と発売がギリギリで大変だったんだろうと伝わります。
プロのゲーム作りは期間も守らないといけないから、やりたくても時間がなく断念した事も多いのでしょうね。
遊ぶは天国、作るは地獄。ということでしょう。

以下、その他のスクリーンショット

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お礼よりイベントスキップ欲しかったです。