(;`・ω・´)「今日は『ルポ 貧困大国アメリカⅡ』です」
(´・ω・`)「著者は堤未果、前作『貧困大国アメリカ』がベストセラーとなり、その続編にあたるのがこの作品。彼女は参議院議員、川田龍平の妻でもある」
(;`・ω・´)「いや~、もうライトノベルと全く関係ないですね」
(´・ω・`)「細かいことを言うな。この作品の特徴としては、出版されたのが2010年1月でオバマ大統領の就任式が冒頭にくる、『オバマ政権になってから』のアメリカについて書いているところにあるね」
(;`・ω・´)「『チェンジ』した後ですね」
(´・ω・`)「そう、同じアメリカの社会問題を取り上げた映画「キャピタリズム~マネーは踊る~」がオバマ大統領の誕生を着地点としているのに対し、この作品はそこからが出発点になっている。2つの作品を見るとアメリカの現在というものが多少は理解できると思う」
(;`・ω・´)「あとがきにある一文が印象的でしたね、(アメリカの友人との会話で)『アメリカは、あの悪者ブッシュを追い出してオバマ大統領になったのに、なぜ状況は前より悪くなってるの?』」
(´・ω・`)「ブッシュとオバマの部分を自民党と民主党に置き換えれば、そのまま日本にも当て嵌まる不思議」
(;`・ω・´)「さて、この本内容は第1章で学資ローン、第2章で企業年金と公的年金、第3章で医療保険改革、第4章で刑務所ビジネスを取り上げています」
(´・ω・`)「どれもこれも、事実だけが並べられて淡々と書かれているが、日本人の一般的な感覚からすると恐怖に近い感情を抱くと思う。大学に行く為には借金(学資ローン)をしなければならず、大学を出ても職がない。大学へ行かない場合はマックの店員くらいしか職がない。しかも金利は予告なしに上がってしまう(固定金利で借りていたはずなのに、だ)、しかも学資ローンには自己破産による免責がおりない」
(;`・ω・´)「闇金も真っ青ですね」
(´・ω・`)「『持たざる者』に対してはとことん冷たい国という感じがするね」
(;`・ω・´)「政権交代後、取り上げたテーマについてはむしろ悪化している、というのが著者の感想みたいですね」
(´・ω・`)「あと、マイケル・ムーアが『キャピタリズム』の中で労働者の団結に希望を見出しているのに対し、労働者達の過大な要求と将来を見据えない企業の経営者に責任があったのではないか、と指摘している部分も興味深いね」
(;`・ω・´)「マイケル・ムーアの父親はGMの自動車工で、自動車工組合の創立者の一人。というところも考えなきゃいけませんね、彼の原風景は古き良きアメリカであることも映画の中ででてきていました」
(´・ω・`)「そのマイケル・ムーアと日本人である著者、視点や取り上げ方が違うのが当たり前だけど面白いよね、政治的なメッセージも含めて色々考えさせる一冊だね」
ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)
著者:堤 未果
販売元:岩波書店
発売日:2010-01-21
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著者:堤 未果
販売元:岩波書店
発売日:2008-01
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