2011年09月

灼熱の小早川さん 田中ロミオ ガガガ文庫

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灼熱の小早川さん (ガガガ文庫)


(;`・ω・´)「今日はガガガ文庫の『灼熱の小早川さん』です」

(´・ω・`)「著者は田中ロミオ氏。代表作は『人類は衰退しました』かな、現在はアニメ化の企画も進行中。ガガガ文庫を代表する作品の一つになっているよね」

(;`・ω・´)「余談ですが、著者のもう一つの顔はゲームのシナリオライターでもあったりします」

(´・ω・`)「ストーリーは主人公の飯島直幸が今野高校に入学したところから始まる。彼は頭がよくて人当たりのいい器用な人間として描かれるんだけど、クラスの問題児(というかイタい人)小早川千尋に出会うことで大きな転機を迎える、というのが序盤の展開」

(;`・ω・´)「なんというか、すごくオーソドックスな学園モノという感じもあるんですよね」

(´・ω・`)「特徴的なのは、この作品のテーマは『空気』ということなんだよなあ」

(;`・ω・´)「気体の空気ではなく、場の空気、つまりは集団における同調圧力です」

(´・ω・`)「主人公とヒロインの所属するクラスはどういう原因かわからないけど学級崩壊を起こしてしまう。ヒロインはクラス代表という地位にいて、主人公はそれを観察している状態」

(;`・ω・´)「読み終わってから思うんですけど、特異な性格のヒロインがクラス代表になってしまった結果として集団として『まとまってはいけない同調圧力』が形成されてしまったような気もするんですよね」
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鬼物語 第忍話 しのぶタイム 西尾維新 講談社BOX

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鬼物語 (講談社BOX)

前作『囮物語』の記事

(;`・ω・´)「今日は講談社BOXの『鬼物語』です」

(´・ω・`)「著者は西尾維新氏。化物語シリーズの最新作になるね。今までの流れはこんな感じ」

化物語(上)
化物語(下)
傷物語 ※前日譚
偽物語(上)
偽物語(下)※第1シーズン終了
猫物語(黒)※第2シーズン開始、時系列的には傷物語の後、化物語の前
猫物語(白)※羽川翼の一人称
傾物語 ※阿良々木暦の一人称
花物語 ※後日譚 神原駿河の一人称
囮物語 ※千石撫子の一人称
鬼物語←本作 ※阿良々木暦の一人称
恋物語(2011年12月発売予定)


(;`・ω・´)「『花物語』くらいまでは各ヒロインの落とし所を描くんだろうなあ、程度の感じで読んでいたんですけど、前作『囮物語』でトンデモない展開になってしまった作品ですよね」

(´・ω・`)「その『囮物語』で怒涛の『続く』になったんだけど本作『鬼物語』は時系列的にやや遡り『傾物語』直後の話となっているね。『囮物語』は直接『恋物語』(2011年12月発売予定)に続くみたいなんだ」

(;`・ω・´)「西尾維新氏のことですから、そのこと自体を『あの戦いはすごかった』的に一言で済ませて、軽くスルーするという可能性もありますけど」

(´・ω・`)「前作の後書きでアナウンスされていた『学習塾炎上事件』も関係なかったし、『猫物語(白)』で突然に章27から章52へ大量にとんでいた伏線も放置されたままなんだよね。なんだか西尾維新氏の筆の赴くまま、かなり自由に書かれているような気がするんだよなあ」

(;`・ω・´)「導入部の会話のメタ度といいますか、自由度もかなりのもんです」続きを読む

2011年10月に発売予定のライトノベルの話

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(´・ω・`)「今月から始まる『来月の注目ライトノベルの話』。来月発売される注目のライトノベルについて云々言っていくという企画です。カテゴリは『来月のライトノベル』、月末の更新を予定しています。ただ、あくまで予定なんで、しっくりこなかったら突然にやめるかもしれない可能性については御容赦ください」

(;`・ω・´)「基本、見切り発車ですよね」

(´・ω・`)「まずは1日、HJ文庫の『白銀竜王のクレイドルⅡ』、銀賞受賞作の第2弾だね。角川スニーカー文庫からは『妖魔夜行 闇への第一歩』という2000年に終了したはずのグループSNEの『妖魔夜行』シリーズが復活する、書くのは山本弘氏」
白銀竜王のクレイドルII (HJ文庫 つ 1-1-2)
妖魔夜行 闇への第一歩 (角川スニーカー文庫 237-1)
(;`・ω・´)「『妖魔夜行』はちょっと懐かしい感じですよね」

(´・ω・`)「10日には電撃文庫。今月の目玉は『アクセルワールド9-七千年の祈り−』『キノの旅XV』『灼眼のシャナXXⅡ』『ロウきゅーぶ!(9)』『境界線上のホライズンⅣ<中>』と目白押し』

(;`・ω・´)「普通、目玉は5個もないですけど…」

(´・ω・`)「個人的には『はたらく魔王さま!3』と『三井澄花と四角い悪魔』、それに『楠木統十郎の災難の日々 ネギは世界を救う』が購入予定」

(;`・ω・´)「ネギって世界を救うんですか?」
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魔王が家賃を払ってくれない 伊藤ヒロ ガガガ文庫

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魔王が家賃を払ってくれない (ガガガ文庫)



(;`・ω・´)「今日はガガガ文庫の『魔王が家賃を払ってくれない』です」

(´・ω・`)「著者は伊藤ヒロ氏。ライトノベル作品もいくつかあるけど、主な活躍な場はゲーム(主にアダルト)のシナリオライターの人みたいだね」

(;`・ω・´)「はてなキーワードだと、『男性マゾヒズムの描写に定評がある』の一文だけが載っていまして、イマイチどんな作家さんなのかはわかり辛いです」

(´・ω・`)「ジャンル的にはコメディ小説というよりも、ギャグ小説といったほうが良いのかもしれない。一本のストーリーよりも、1ページ毎の笑いや言葉遊び、パロディなんかを大切にしている作品だと思う」

(;`・ω・´)「あー、そうかもしれませんね」

(´・ω・`)「対象年齢はやや低めに設定してあるんじゃないかな? 2ちゃんネタなんかが満載な内容」

(;`・ω・´)「なにしろ魔王は2ちゃんでスレを立てて、勇者の魔王城侵入の様子を実況していて。勇者が来る時に『もうだめぽ』とか書いていたりします」

(´・ω・`)「2ちゃんネタって、そこまで汎用性があるものか疑問にも思うんだけどね」

(;`・ω・´)「うーん」

(´・ω・`)「作品について色々と突っ込みたい部分はあるんだけど、それを指摘するのは何か違う気がするんだよなあ」
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バカが全裸でやってくる Ver.2.0 入間人間 メディアワークス文庫

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バカが全裸でやってくる〈Ver.2.0〉 (メディアワークス文庫)


(;`・ω・´)「今日はメディアワークス文庫の『バカが全裸でやってくる Ver.2.0』です」

(´・ω・`)「著者は入間人間氏。前作『バカが全裸でやってくる』は2010年8月に出ているから、かなり間隔を空けてのリリースになるね」

(;`・ω・´)「前作は全5章に別れて、それぞれの章で語り手が変わる作品で、全て小説家が主人公という一風変わった作品でした」

(´・ω・`)「しかも全体を見てみると、入間人間という作家にも通じるメタ的な構造になっていた不思議な読後感を与えてくれた作品なんだ、その続編ということなんだけど…」

(;`・ω・´)「なんか狐に抓まれたような感じになった作品でした」

(´・ω・`)「前作1章の主人公『僕』が新人作家としての苦悩を描いていく作品なんだけど、この『僕』の執筆する作品は現実の入間人間の著書と被っていて、作中の『僕』の叫びは、著者の入間人間自身の叫びのように感じられるんだよね」

(;`・ω・´)「『さすがに同じものだけを書き続けて、飽きが生じてきた』とか『今の僕に求められているのものは、この新シリーズの続刊と売上なのだ』とかライトノベル作家ならではの苦悩が垣間見えましたよね」

(´・ω・`)「1〜4章が時系列に進み、5章がデビュー直前の話。ああ良い話だったなあと思って、後書きを読んで愕然とするわけだ」

(;`・ω・´)「この『バカが全裸でやってくるver2.0』は、前作もそうだったんですけど後書きも作品の一部なんですよね」
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