2012年03月

魔王な使い魔と魔法少女な みみとミミ スーパーダッシュ文庫

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魔王な使い魔と魔法少女な (集英社スーパーダッシュ文庫)


※ややネタバレがあります

(;`・ω・´)「今日はスーパーダッシュ文庫の『魔王な使い魔と魔法少女な』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者はみみとミミ氏。第10回スーパーダッシュ小説新人賞からの拾い上げにより、この作品でデビューした作家さんだね」

(;`・ω・´)「帯には『良い意味で問題作だ』とありますが…」

(´・ω・`)「個人的に作品にノレなかったせいもあるのかもしれないけど、どこらへんが問題なのかイマイチわからなかったのも特徴」

(;`・ω・´)「著者インタビューを読んでみると(『問題作』と呼ばれた特徴はなんだと思うか聞かれて)『テンプレをテンプレのままにせず、実感できるよう掘り下げたことでしょうか。『主人公』が本当にそこにいて、『その世界』が本当にそこにあって――だから、『キャラクター』の笑って泣いて怒って喜んで、がストレートに伝わる。読んでくれた人が、登場人物に入り込んで、快も不快も全部そのまま味わえる。そんなことを期待して書いた物語です』とあります」

(´・ω・`)「物語の様式を自分で掘り下げた、ということだと思うんだけど、そこまで変わったタイプの話でもないと思うんだよなあ」

(;`・ω・´)「ストーリーは主人公・朝霧瑞稀が自称魔王の女の子リノを拾って使い魔にするところから物語が始まります」
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くずばこに箒星 2  石原 宙 スーパーダッシュ文庫

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くずばこに箒星 2 (くずばこに箒星シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)


前作の記事 

(;`・ω・´)「今日はスーパーダッシュ文庫の『くずばこに箒星2』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者は石原宙氏。第10回スーパーダッシュ小説新人賞で大賞を獲得してデビューした作家さんで、これが第2作目の作品になるね」

(;`・ω・´)「続編ですよね」

(´・ω・`)「最近、岡田斗司夫の『評価経済社会』の話にハマっていてさ、そんな時にこの『くずばこに箒星2』を読んだから思ったんだけど、この作品は『評価経済社会』の話をモチーフにしているんだよなあ」

(;`・ω・´)「はっきり言えば、2作目の今作じゃなくて、1作目のほうが如実にそうですよね」

(´・ω・`)「金銭的なもの、能力的なもので人の優劣が決まるわけでなく、その人に他人から加算された『ポイント』で序列が決まるというのは評価経済社会で、これの元ネタは『マジック・キングダムで落ちぶれて』なんじゃないかと思う。それ(他人からの評価に重点をおく社会)が悪い意味で過剰になっている点についても」

(;`・ω・´)「あの作品の世界では人々は不死で、フリーエネルギーも実現しているから働く必要もない、そこでの人間の評価は『ウッフィー』と呼ばれる人からの評価ポイントで決定するというSFでした。しかも舞台はディズニーランド(遊園地)なんですよね」

(´・ω・`)「今回、続編を読んでみて改めて気づいたんだよ」

(;`・ω・´)「まあ、まったくの見当違いということも有り得ますが…」
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豚は飛んでもただの豚?2 涼木 行 MF文庫J

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豚は飛んでもただの豚?2 (MF文庫J)


前作の記事 

(;`・ω・´)「今日はMF文庫Jの『豚は飛んでもただの豚?2』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者は涼木行氏。第7回MF文庫Jライトノベル新人賞の最優秀賞を受賞してデビューした作家さん。これが受賞後、第2作になるね」

(;`・ω・´)「前回のレビューで、けっこう間違いがありました」

(´・ω・`)「2作目を読んでわかったのが、タイトルの『豚』は登場人物の一人『神指風太郎』のことではなく、おそらく主人公・真宮逢人のことを指しているんだよね。変わろうとしているという姿勢に対してのメタファなんだと思う」

(;`・ω・´)「あと、藤室瑞姫の失恋の相手も神指風太郎ではなく、この巻から登場する赤の他人でしたし…」

(´・ω・`)「あのねえ、この作品を読む時に日日日氏の選評を読んでからだったから、何気に身構えて読んだんだよね」

(;`・ω・´)「これですよね」

 去年の『変態王子』に比べてライトノベルとして評価したとき、首を傾げざるを得ない内容で、たしかに面白いんですけど喩えるなら『まんがタ○ムきらら』(萌え四コマ雑誌)に『バチ○チ』(ガチ熱血相撲漫画)が掲載されてたような感じです。最近の流行に比較すると文章が濃すぎ、恋愛模様もわりと古風で、話の筋は完全に不良漫画です。これを『作風』ととるか『やっちゃった』ととるかでこの作品の価値は変動しますが、同じように最優秀作品に推されようとしていた『ようかい遊ビ』を書けるMF文庫J作家は二十人はいると思いますが、この『豚』はこのひとにしか書けませんね。その鼻をつまむような匂いたつ個性を、MF文庫J編集部がその洗練された手腕で鍛えてラブコメ戦士へと改造したとき、このひとはウジ虫を卒業する。 (日日日氏の選評より)
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2012年4月発売予定のライトノベル

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(´・ω・`)「さて、今日は恒例の『来月発売予定のライトノベル』の話を」

(;`・ω・´)「さっそく1日のHJ文庫」です」

【HJ文庫】
・タタリ・ブレイカー 榊一郎
・前門の魔女っ子(オタク?)、後門の守護霊様(やっぱり役立たず) 清水文化
・らぶバト!3 鬼っ娘ぼでーがーど覚醒! 瓜亜錠
・ありすと正義くんは無関係ですか?3 わかつきひかる
・俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録?4 なめこ印
・ひきこもりの彼女は神なのです。5 すえばしけん
・突然騎士になってムフフな俺がいる7 糸諸思惟


(´・ω・`)「『タタリ・ブレイカー』って『うしおととら』になかったっけ?」

(;`・ω・´)「また古い話を…」

(´・ω・`)「『先生は何故女子中学生にちんちんをぶち込み続けるのか?』はいつ発売なのかなあ?」

(;`・ω・´)「そんなのもありましたっけ」

(´・ω・`)「同じく1日はスニーカー文庫です」
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シャロン―死者は神を語らない  田名部宗司 メディアワークス文庫

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シャロン―死者は神を語らない (メディアワークス文庫)


(;`・ω・´)「今日はメディアワークス文庫の『シャロン―死者は神を語らない』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者は田名部宗司氏。第16回電撃小説大賞で大賞を受賞してデビューした作家さん。『幕末魔法士1〜3』が発刊していて、メディアワークス文庫では初めての作品になるね」

(;`・ω・´)「『幕末魔法士3』では失本冬馬が攫われたままですけど、続きはどうなっているんでしょう?」

(´・ω・`)「まあ、細かいことは気にするのはよそう。『幕末魔法士』と同じく、この『シャロンー死者は神を語らない』も架空の歴史のフランスを舞台にしている」

(;`・ω・´)「第2帝政が続いているんですよね。史実だとセダンの戦いでナポレオン3世が捕虜になって皇帝を退位させられてしまったんですけど、この作品の世界では救出されて帝位をナポレオン4世に引き継いでいます。第2帝政は続いているということが序章で暗示されています」

(´・ω・`)「主人公のシャロンは死体修復師で、ある日担ぎ込まれた少女の死体が、実は仮死状態にあり生き返らせてみると記憶を失っている。世間では少女連続失踪事件が頻発しており、それとの関連を調べるためにシャロンが調べ始めるというのが導入部」

(;`・ω・´)「ジャンルで言えばゴシックホラーですかね」

(´・ω・`)「だとは思う。だけど、かなり最初から物語内で提示される主人公の内部に宿る『モノ』の由来がイマイチわからなかったなあ」
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