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(´・ω・`)「今日は趣味に走った企画『ジャンプノベルの思い出』です」

(;`・ω・´)「また勝手なことを…」

(´・ω・`)「集英社が1991年〜1999年に発行していた小説雑誌なんですけど、私はこれが大好きでした。しかし、現在グーグルで検索をしても満足な情報を得られない状況です、wikipediaのジャンプJブックスの項に僅かに触れられているのみの状態」

(;`・ω・´)「ネットが普及する前の話ですからねえ」

(´・ω・`)「そこで一回、このジャンプノベルについて紹介してみたいなあと思っていました。今回は1号(ジャンプの特別増刊という位置付けでした)の写真と一緒に紹介していきます」

(;`・ω・´)「表紙がコレですね」

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(´・ω・`)「当時、人気絶頂のアーノルド・シュワルツネッガー氏が表紙。余談だけど、この頃(1991年)のジャンプは600万部超と絶頂期に入った時代で、ギャグ漫画の新人賞『GAGキング』の特別審査員にこのアーノルド・シュワルツネッガー氏を招聘するなど、大人になった今となってから考えるといったいどれくらいのお金が動いたのか想像し辛いくらい壮大なことをやっている」

(;`・ω・´)「ちょっと調べた限り、映画の宣伝でもなさそうですものね」

(´・ω・`)「で、巻頭の対談がビートたけし×秋本治」

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(;`・ω・´)「たけしが若い!」

(´・ω・`)「全体のラインナップはこんな感じになっている」


・電影少女      桂正和×富田祐弘
・卒業        高橋三千綱×幡地英明
・黄龍の耳      大沢在昌×原哲夫
・一人の海      立松和平×岸大武郎
・ライオンの夏    山際淳司×今泉伸二×たけだつとむ
・シジフォスの雨   西村幸祐
・BASTARD!!   萩原一至×岸間信明
・川崎ドリーム    前野兆治×塩崎雅哉☆
・ジハード      定金伸治×山根和俊☆
・もう一度デジャ・ウ 村山由佳×志田正重☆
・完殺者真魅     鳴海丈×まつもと泉


(;`・ω・´)「豪華ですねえ」

(´・ω・`)「この他にも鳥山明・北条司・荒木飛呂彦・徳弘正也・江川達也・原哲夫がイラスト入りで自分のオススメの1冊を紹介する企画なんかもあったりしたんだ」

(;`・ω・´)「☆印は?」

(´・ω・`)「第1回少年ジャンプ小説・ノンフィクション大賞の受賞者だよ。定金伸治氏は現在でも活躍する作家さんだし、村山由佳氏に至っては直木賞作家になってる。ちなみにこのデビュー作の『もう一度デジャ・ヴ』は現在でも続くヒット作『おいしいコーヒーの入れ方』と同じ世界観だったりする」

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(;`・ω・´)「新人の方も今から見れば豪華ですね」

(´・ω・`)「もう一人の受賞者、前野兆治氏の『川崎ドリーム』も当時雑誌記者だった氏がロッテの裏側を描いた力作なんだ。ちなみに前野兆治氏は現在、こうなってる」

http://www.city.arakawa.tokyo.jp/unet/issue/saihakken/0405/machiya07.html/

(;`・ω・´)「この人知ってます!『なんでも鑑定団』の鑑定士の人じゃないですか!」

(´・ω・`)「と、こんな感じで今から見てもわかるように、集英社はかなり力を入れて『ジャンプノベル』を創刊し、新人賞にも才能のある人が集まってきているんだよね」

(;`・ω・´)「この後の新人賞で乙一氏や小川一水氏(当時は別名義)もデビューしていますし、当時の読者としても面白い雑誌でしたよね、でも…」

(´・ω・`)「でも、結局は定着しなかったんだ。1999年に休刊、2002年に『読むジャンプ』として復活するんだけど、これも1回きり

(;`・ω・´)「なんでですかね?」

(´・ω・`)「今回、記事にすることで読み直して当時の周辺の事情を考えてみたけど、やっぱり創刊した1991年という年代に関係があるんじゃないかな?」

(;`・ω・´)「1991年にですか?」

(´・ω・`)「1988年に富士見ファンタジア文庫、1989年に角川スニーカー文庫が創刊。1991年というと『スレイヤーズ』と『ロードス島戦記』というライトノベルにおける二大金字塔が人気を獲得しつつある年だったんだよね。そして、それによりゲーム的・ファンタジー的なものを主流とした『ライトノベル』というジャンルが確立されたと言っていい

(;`・ω・´)「新城カズマ氏も著書の中で1990年がライトノベル元年といってましたものね」

(´・ω・`)「で、この『ジャンプノベル1号』には実はライトノベルという言葉が出てこないんだ。これは忌避していたのではなく、まだ『ライトノベル』という言葉が一般的じゃなかったんじゃないかな? 受賞の対談で村山由佳氏は『女の子はコバルトのような少女小説があるけど、男の子にはそういうものがない』という旨のことを言っているんだよね」

(;`・ω・´)「ある意味では、そこを狙っての創刊だったんでしょうね」

(´・ω・`)「ジャンプノベルが目指した方向性というのはファンタジー路線ではなく漫画のノベライズやノンフィクションだったんだろうね、でも10代の小説を読む層は新しく作られたジャンル『ライトノベル』に流れていってしまった。そういうことじゃないのかな」

(;`・ω・´)「まあ、無い話じゃないですよね」

(´・ω・`)「そして発刊ペースも半年に1度と、けっして早いとは言えないペースだったのも定着しなかった理由のひとつかもしれないしなあ」

(;`・ω・´)「創刊が2年くらい早ければ、また事情も違ったのかもしれませんね」

(´・ω・`)「たらればを言ったらキリがないよ。ジャンプJブックスというレーベルは今でもあるし。ある程度の役割は果たした雑誌だったと思う」

(;`・ω・´)ヾ「なんにせよ20年前のはなしですからね。では、今回はここらへんで」

(´・ω・`)ノシ「それじゃあ」


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