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生活保護の謎 祥伝社新書 武田知弘

生活保護の謎(祥伝社新書286)


(;`・ω・´)「今回は祥伝社新書の『生活保護の謎』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者は武田知弘氏。元大蔵省官僚で現在はライターの人みたい」

(;`・ω・´)「生活保護というとちょっと前まで旬の話題でしたものねえ」

(´・ω・`)「タイトルにある『謎』というのは、世間に溢れる生活保護という制度に対しての曖昧なよくわからない印象を説明する、というコンセプトなんだろうね」

(;`・ω・´)「構成はこんな感じになってます」

序章 生活保護を受けるにはコツがいる
第一章 生活保護が激増した本当の理由
第二章 生活保護の誤解と真実
第三章 家族4人なら月30万円ももらえる
第四章 「餓死者」「不正受給」…生活保護の闇
第五章 病院、貧困ビジネス…生活保護が食い物にされている
第六章 生活保護を必ず受給する方法
第七章 日本の生活保護制度はアメリカの1割
第八章 生活保護予備軍1700万人の恐怖


(´・ω・`)「河本準一氏の事件を皮切りに生活保護という制度に対しての話を広げている作品なんだけど、全体的に読んでいてため息のでるような作品だったね」
(;`・ω・´)「不正受給の話もそうなんですけど、制度上の不備の話になると暗澹とした気持ちにさせられます」

(´・ω・`)「そして、この作品に書いてある方法を実践するならば、かなりの数の低年収の人間が生活保護を受けられることになるんだ。でも、その事自体が良いかどうか判断がつきかねるんだよなあ」

(;`・ω・´)「ちょっと前に『新型うつ病のデタラメ』という作品を読んだ時にも似たような感想を持ちましたよね」

(´・ω・`)「多分の話になるんだけど、社会的に保護されるべき『弱者』と、働いて・納税している『勤労者』の境界は思っている以上に曖昧で、例えばブログを書いている人がきちんと段階を経て手続きをすれば『弱者』の側に行けることは、まず間違い無いと思う」

(;`・ω・´)「『生活保護を申請すれば受理される』という大前提に則っての話ですけどね…」

(´・ω・`)「そういう選択肢があった時に、自分を『勤労者』側に留めてくれるメリットってなんだろう?と考えると、あんまりないんだよなあ」

(;`・ω・´)「色んなモノを磨り減らして、労働してますもんねえ」

(´・ω・`)「憲法25条で『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。』と謡われているのは知っているんだけど、現状の日本では余りにも低賃金で労働に従事することに対するインセンティブが低すぎると思うんだよ」

(;`・ω・´)「そして、一旦、生活保護を受給してしまうと抜けられないスパイラルに陥ってしまいますもんね…」

(´・ω・`)「制度自体が老朽化しているし、統一した社会保障番号も必要だろうし(これには根強い反対もある)、医療扶助の青天井も問題だし、とホントに色々と考えてしまう作品でした。ただ、作品の後半でやや『日本だけが〜』という論旨になりがちだったのはちょっと気になった部分でした」

(;`・ω・´)「とはいえ、興味深く読めた作品です」

(´・ω・`)ノシ「というわけで、今回はここらへんで」

(;`・ω・´)ヾ「それでは」


「新型うつ病」のデタラメ (新潮新書)

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