インテリぶる推理少女とハメたいせんせい In terrible silly show, Jawed at hermitlike SENSEI (HJ文庫)


※ややネタバレがあります。

(;`・ω・´)「今日はHJ文庫の『インテリぶる推理少女とハメたいせんせい In terrible silly show, Jawed at hermitlike SENSEI』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者は米倉あきら氏。第6回HJ文庫大賞奨励賞を受賞してデビューした作家さんだね。投稿時のタイトルは『せんせいは何故女子中学生にちんちんをぶちこみ続けるのか?』で、受賞発表当時ですら物議を醸した。選評によれば『HJ文庫大賞始まって以来最大の問題作と言って良いでしょう。(中略)単純な面白さなら間違いなくトップクラスの評価です。』とある」

(;`・ω・´)「実際、よく出版できましたよね……」

(´・ω・`)「『ちんちんをぶちこむ』『ハメたい』、これらはエロなぞなぞではなく、本当に未成年を強姦する『せんせい』が主人公になっているからタイトルに付いているわけだ」

(;`・ω・´)「止むに止まれぬ理由があるというわけではなく、自分本位の性的欲求の為に文芸部の女の子を強姦します」

(´・ω・`)「もちろん全年齢対象の作品であるからSEX描写はなく、ギャグっぽく描写されるだけ」

(;`・ω・´)「ただし、主人公は本物のクズです。同情の余地のないクズです。地の文を担当する主人公なのに説明不足のクズです」
(´・ω・`)「そしてヒロインの比良坂れいはミステリ好き、というよりもミステリ脳(つまりは頭のおかしな)の女の子で、『いいせんせいのすることだから、なにか理由があるはず』という思い込みのもと、先生と接していくわけだ」

(;`・ω・´)「ヒロインの姉を主人公が強姦し、その場を見られている。そして姉はその直後に自殺していまして、この事件も二人にとって重要なファクターになっています」

(´・ω・`)「そして、それ以外の登場人物もいることはいるんだけど、モブ(端役)的な扱いになっていて、主人公とヒロインの対話がストーリーの殆どをしめるわけだ」

(;`・ω・´)「二人の特徴はこんな感じです」

・せんせい…南五坂島の文芸部の顧問。本当に教師なのかどうかはわからない。女子生徒を強姦するのがライフワーク。彼の視点で物語が進むが、非処女をあまり認識できない、あまり忠実に日常生活を描写しない、一人語りが多い等の特徴により作中でナニが起きているのかいまいちわかりづらい。犯罪者としても致命的なミスを何度も犯しているので、完全犯罪が目的というわけでもない。

・比良坂れい…ヒロインで姉が自殺している。ミステリ脳ではあるのだが目的は最後まで読み進めていてもイマイチわからない。ヤンデレとも言える。


(´・ω・`)「時系列も順に語られてはいないし、なにより周囲の人間が二人の行動をどう捉えて、どういう風に動いていたのかというのがほとんどわからない」

(;`・ω・´)「中盤、『せんせい』は警察に追われる身となるんですが、なんでかフツーに生徒たちとバスケをする展開になります。終盤でもモブキャラだった人が『こういう事件だったんだね……』と振り返るんですが、『そんなわけないでしょ』と主人公たちが再び登場して(つまりモブキャラの下りは妄想?)延々と事件について語り始めたりします」

(´・ω・`)「とことん現実感のない作品なんだよね、わざとなんだろうけど」

(;`・ω・´)「そのせいか、とても読みづらいです」

(´・ω・`)「一つの事件があって『こういう見方が正しい』『いや、こっちの見方が正しい』『でも、こういう可能性も』というように最初から情報の少ないモノについて登場人物の心情を織り交ぜながら検討していくのがキモなのかも、ミステリネタを交えながらだし」

(;`・ω・´)「『殺戮にいたる病』とか『六枚のとんかつ』はまだ良いですけど、『太田が悪い』を入れられても……」

(´・ω・`)「光る部分はあると思うのよ、途中で叙述トリックの話の時はホントに話が収束していってたし」

(;`・ω・´)「あそこらへんでキレイにオチをつけられたら、メフィスト賞にありそうな作品になっていたでしょう」

(´・ω・`)「その『解決』も放り出し、延々と主人公とヒロインのミステリ漫才に終始するオチはちょっとどうかと思ったなあ。真面目に読み解けば何かが出てくるかもしれないけど、一読するだけで猛烈な虚脱感に襲われてしまった作品でした」

(;`・ω・´)「凄いかもしれない、でも、個人的にはパスということでしょうか?」

(´・ω・`)「まあ、そんなところ。『匣の中の失楽』を読んだ時にも感じたことがあるんだけど、『もういいよ、その話はお腹いっぱい』という気分にさせられた作品」

(;`・ω・´)「あれもカルトな人気作品ですからね……」

(´・ω・`)「興味のある方だけどうぞ」

(;`・ω・´)ヾ「では、今回はここらへんで」

(´・ω・`)ノシ「それじゃあ」


六とん3 (講談社ノベルス)


(´・ω・`)「ちなみに本書は今までライトノベルで一番長いタイトルだった作品を抜かしている。新しい『最も長いタイトルのライトノベル』です」

《今までの最長》
恋人にしようと生徒会長そっくりの女の子を錬成してみたら、オレが下僕になっていました
《この作品》
インテリぶる推理少女とハメたいせんせい In terrible silly show, Jawed at hermitlike SENSEI


(;`・ω・´)「 並べるとよくわかりますね」



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