ヤバい経営学: 世界のビジネスで行われている不都合な真実


(;`・ω・´)「今回は東洋経済新報社の『ヤバい経営学: 世界のビジネスで行われている不都合な真実(Business Exposed)』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者はフリーク・ヴァーミューレン氏。ロンドン・ビジネススクール(日本で言えば大学院)の准教授の人。ここでちょっと注意しなきゃいけないのが、タイトルと装丁も似ている世界的ベストセラー『ヤバい経済学(Freakonomics)』とは基本的には縁もゆかりもない作品ということ」

(;`・ω・´)「似てますよね」


ヤバい経済学 [増補改訂版]


(´・ω・`)「これは日本の出版社の戦略だろう。原著の装丁はまったく似ていないし」

※ちなみに原著はこんな感じです
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(;`・ω・´)「両作品とも新鮮な驚きに満ちてますから、気持ちはわからなくはないんですけどね……」

(´・ω・`)「この作品はタイトルの通り経営学について語っているんだけど、その論調は極めてユーモラス且つ簡潔に分かりやすく書かれていて、軽く読めるようになっている」

(;`・ω・´)「文学部卒のブログ主にも楽しめました」

(´・ω・`)「構成はこんな感じ」

・イントロダクション モンキーストーリーについて
・Chapter1 今、経営で起きていること
・Chapter2 成功の罠(とそこからの脱出方法)
・Chapter3 登りつめたい衝動
・Chapter4 英雄と悪党
・Chapter5 仲間意識と影響力
・Chapter6 経営にまつわる神話
・Chapter7 暗闇の中での歩き方
・Chapter8 目に見えるものと目に見えないもの
・エピローグ 裸の王様

(;`・ω・´)「全部で300ページ超の作品です」

(´・ω・`)「最初にサルの集団においての実験の話をしてから『ビジネスで当たり前になっていること』について著者の個人的視点で(膨大なケーススタディを引き合いに出しながら)検証していくようになっている」

(;`・ω・´)「このサルを引き合いに出した導入部でもちょっと思いましたけど、著者の方はかなりのひねくれ者ですよね?

(´・ω・`)「常識とか慣例になっていることに疑問を投げかける、というのがコンセプトでもあるみたいだから必然的にそうなるんだろうね」

(;`・ω・´)「かなり、面白い部分が目白押しでしたけど……」

(´・ω・`)「2章の『成功の罠』(なぜ優良企業が失敗するのか)、4章の『英雄と悪党』(スター経営者の功罪)なんかは特に面白かったね。それに加えて、この2つの章に限らずハッと目から鱗が落ちる言葉が満載。例えばここらへん」
 
 「フォーチュン100」はアメリカの大企業ランキングとしてよく知られている。一九六六年のフォーチュン100に載っている企業の内、2006年に何社が生き残っているか、みんなは知っているだろうか。実は一〇〇社のうち六六社はもう存在すらしてしない。さらに、一五社は存在しているが、上場廃止になっている。そして、そのまま残っているのはたった一九社だけだ。(43ページ)

 
 株式市場で価値を生み出すかどうかという点において、七〇〜八〇%の買収は失敗に終わっている。(91ページ)

 私たちは、成功している会社の経営者に対して、惜しみない賞賛を送りすぎていると思う。しかし、同様に、私たちは失敗した会社の経営者に対して、批判しすぎでないだろうか。(107ページ)

 有名な経営者が、本当に他の無名の経営者よりも実績をあげているのか、疑問に思う人もいるだろう。実際に有名な経営者が高い実績をあげている証拠は存在しない。(110ページ)


(;`・ω・´)「今まで気づかなかった視点を提供してくれますよね」

(´・ω・`)「8章の『目に見えるものと目に見えないもの』は面白いというよりも考えこんでしまう章。2008年の金融危機の原因について著者独自の見解を論じていて、そこから展開され見えてくるモノに納得してしまったね」

(;`・ω・´)「ココらへんは、こうであって欲しいという感じでしたね」

(´・ω・`)「詰め込まれた経営に関する数々のエピソードも興味深く読める。新鮮な驚きと感嘆に満ちた作品でした。会社勤めをしている人であれば読んで損のないオススメの作品です」

(;`・ω・´)「読んでいる最中に思わず『ハァ』とか『ホゥ』とか漏れてしまう作品でした」

(´・ω・`)ノシ「というわけで、今回はここらへんで」

(;`・ω・´)ヾ「それでは」


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