(´・ω・`)「今日は『あの画像の元ネタ』ということで、最近、2ちゃんまとめサイトにこんな記事がかなりの頻度で散見されるようになったのが気になって、ちょっと調べてみました」

(;`・ω・´)「こんな記事ですね」

最近のラノベってこんなに酷いのな……(ソニック速報)

【画像】   最近のラノベ  が   ヒ    ド      イ    wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww(神速報)

最近のラノベってこんなに酷いのな……(爆速)

最近のラノベってこんなに酷いのな……(ニコ速)


(´・ω・`)「こんな風にネタにされがちなこのページ、原典は記事でもけっこう指摘されているけど『虎よ、虎よ!』の398ページ

IMG_0567


虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)


(;`・ω・´)『虎よ、虎よ!』はアメリカ人作家のアルフレッド・ベスター(1913〜87年)氏が1956年に発表したSF小説です。SFのオールタイム・ベストには必ずといっていいほど選ばれる名作ですね」

(´・ω・`)「発表されてから半世紀も経つのに未だに書店で買える(上の商品は2008年に再刊されたもの)、というのはスゴいことだよね。同じ時期の日本のベストセラーで今でも有名な作品は石原慎太郎氏の『太陽の季節』くらいかな」
(;`・ω・´)「今回、初めて読んでみたんですけど、はっきり言ってしまえばSF岩窟王ですよね」

(´・ω・`)「そうそう、ちょっとだけ前田真宏氏の岩窟王(2005年のTVアニメ)を思い出したよ」


※調べてわかったんですが、この『岩窟王』、元は『虎よ、虎よ!』のアニメ化を企画していたそうです。しかし、著作権の関係で断念。その原典である岩窟王(モンテ・クリスト伯)の映像化となったそうです。

(;`・ω・´)「舞台は25世紀、瞬間移動(作中ではジョウント)が標準的な技術として確立している時代の話で、主人公はガリー・フォイルという粗野な男です」

(´・ω・`)「彼が残骸になった宇宙船『ノーマッド』の中で170日間もなんとか生きているところから始まる。近くを通りがかった宇宙船『ヴォーガ・T・1339』に助けを求めるも、スルーされ、『ヴォーガ』に対する憎しみだけで絶体絶命の状態から生還する」

(;`・ω・´)「SFなんですけど、基本、主人公の憎しみと気合いでストーリーが進んでいきます

(´・ω・`)「『ノーマッド』に積まれていた積荷を探す大富豪に狙われたり、様々な要素が絡まり合い物語は進んでいくんだけど、問題の場面はストーリーの終盤」

(;`・ω・´)「ちなみに他にもこんな感じの演出があります」

IMG_0569
IMG_0568

(´・ω・`)「ネットで拾った原著はこんな感じ」

MyStar

※日本版だと
IMG_0566

(;`・ω・´)「日本で加えられた演出ではなくて原著でもこうなんですね」

(´・ω・`)「まあ、千年単位でみれば50年前の作品も『最近』かもしれません。原著の表紙もよく見ればラノベっぽい

73504

(;`・ω・´)「いえ、全然です」

(´・ω・`)「そういったわけで、古い作品ですがけっこう楽しく読めた作品でした。『サイボーグ009』の奥歯に仕込まれたのスイッチで加速するヤツの元ネタだとは思いませんでした、興味のある方は読んで損はないと思います」



巌窟王 DVD-BOX (全24話収録) 北米版(日本語音声可)


《おまけ》

(´・ω・`)「ちなみに二番目の『酷いラノベ』は『独創短編シリーズ 野崎まど劇場』の21ページ、『Gunfight at the Deadman City』の中の1ページ」

IMG_0565

(;`・ω・´)「これは確かにこういう作品なんですけど、17ページの短編ですから、いわゆる一発ネタのコメディなんですよね……」


独創短編シリーズ 野﨑まど劇場 (電撃文庫)

スポンサーリンク