アリスの物語


(;`・ω・´)「今日は電子書籍『アリスの物語』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者は倉下忠憲氏。ライブドアブログで行われた『ライトなラノベコンテスト』においてこの作品で最優秀賞を受賞して作家としてデビューした人だね。ただ、『エンタメ小説でのデビュー』という意味合いが強くて、ブロガーでビジネス書も数多く手がけている人でもある」

(;`・ω・´)「『ライトなラノベコンテスト』はブログ形式で公開・投稿、電子書籍で出版されるという新しい形態の賞ですね」

(´・ω・`)「3万字(原稿用紙75枚)以内、という制約がある賞でボリューム的には短編〜中編の間くらいかな。イラストが表紙を含めて3枚、価格が148円(kindle版)だった」

(;`・ω・´)「ライトノベル、という触れ込みはこの場合『軽い(分量的・価格的に)コンテンツ』という意味合いの方が強いのかもしれません」
(´・ω・`)「だよね。ジャンル的にはガチなSFになっているのは驚きだった」

(;`・ω・´)「舞台は近未来、主人公はトレーダーという若年層は置いてけぼりの設定ですよね」

(´・ω・`)「引きこもり系の主人公には『アリス』という優秀なAIがいて、そのアリスの描写が丁寧にされているのが前半。そこから急転直下で物語が動いて〜、という展開になる」

(;`・ω・´)「そこから先はネタバレになりますんで言及しませんが、長くないストーリーで綺麗に『起・転・結』になっているのは良かったです」

(´・ω・`)「未来の描写も面白いし、主人公の視点が『メディア空間を持っている人間』になっている点も興味深かった」

(;`・ω・´)「メディア空間は現代風に言うならブログとかのことですよね」

(´・ω・`)「作家ではなくてブロガー出身者ならではの視点が、個人的には共感できる。ここらへんとか」

 初心者は中級者になってはじめて、自分が初心者であったことを知る。中級者も同じさ。上級者への壁を突き抜けたとき、中級者がどういうものであったのかを知る。10という数字からみたら100はとんでもなくでかい数字だ。でも、コツコツ数字を上げていって、98が99、99が100、そして100が101になったとき、はじめて1000という次の壁を知ることができる。1000からみたら10なんて虫けらみたいなものさ。(本文より)

(;`・ω・´)「マスメディアと関係なしにブログを作る人にはあるあるネタのようにも思えます。人気じゃないサイトでも長年やってればそこそこのアクセスになりますけど、1000に到達した時に見える10,000の壁というのはとんでもなく絶望的だったりします(経験談)」

(´・ω・`)「と、まあ色々な雑感もありましたがSF短編として面白い作品でした、価格も安いんでオススメしときます」

(;`・ω・´)ヾ「では、今回はこんなところで」

(´・ω・`)ノシ「それじゃあ」


ライトなラノベコンテスト 試し読み作品集 その1 (impress QuickBooks)


(´・ω・`)「しかし、この作品は大体の電子書店で150〜160円の価格で売られているのに、なんで楽天ブックスだけ298円なんだろう?」

(;`・ω・´)「どういうシステムになっているんですかね……」


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