進め!! 東大ブラック企業探偵団


(;`・ω・´)「今回は講談社の『進め!! 東大ブラック企業探偵団』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者は大熊将八氏。作品内の略歴によれば1992年生まれとスゴく若い上に東大のTゼミ(瀧本哲史氏が担当するゼミ)出身というよくわかからない経歴に惹かれて購入してみた」

(;`・ω・´)「瀧本哲史氏が『僕は君たちに武器を配りたい』『武器としての決断思考』を出版したのが2011年ですから、5年経って武器を配られた側が世に出てきたということですか

(´・ω・`)「著者は作家というよりもメディア全般のことを調査・研究している人のようだね。そんな本書はラノベ風企業研究がメインになっている」

(;`・ω・´)「東大の学生が『東大ブラック企業探偵団』というグループ(作中では秘密結社)を結成し各業界のホワイトな企業を探し出していくという物語がありまして、そのストーリーに沿うように企業研究が散りばめられています」

(´・ω・`)「見た目が完全にサークルなのに『秘密結社』という名称なのは、おそらく師である瀧本哲史氏が著書の中で語っていた『今いる場所で秘密結社をつくれ』という言葉に影響を受けているんだろうけど、何の説明もなく『秘密結社』だとちょっといかがわしい気もするね」

(;`・ω・´)「そういう『ラノベ風』なストーリーにはどうかと思う部分もありますが、肝心の企業研究の方はかなり平易に面白く読めた気がします
(´・ω・`)「特に1章の『実は僕、ゼンショーに内定しちゃったんです』という至極強烈な一言ではじまる外食産業でのホワイト企業探しは面白かったね、オチも含めて」

(;`・ω・´)「一見、希望の持てる結論のように見えて、ごくごく一部の特殊な例外を除けば構造的にブラックになるしかないから入らない方が良いよと言い切っている残酷さが際立ってました」

(´・ω・`)「外食産業・テレビ業界・家電メーカー・金融と各章面白いことは面白いんだけど、現実の業界・企業を実名で研究しているから胸糞悪いところはあるよね

(;`・ω・´)「特に『国有地から払い下げられた土地が生むキャッシュフローがあるかぎり、われわれは何度でも蘇るだろう』という身も蓋もないクズ発言が光ってました」

(´・ω・`)「現実にある身近な業界に対する新たな視点を獲得できる、という意味で良書だと思います。特に学生さんにオススメしときましょう」

(;`・ω・´)ヾ「では、今回はこんなところで」

(´・ω・`)ノシ「それじゃあ」


僕は君たちに武器を配りたい
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