アサシンズプライド (2) 暗殺教師と女王選抜戦


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(;`・ω・´)「今回は富士見ファンタジア文庫の『アサシンズプライド (2) 暗殺教師と女王選抜戦』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者は天城ケイ氏。第28回ファンタジア大賞で大賞を受賞してデビューした作家さん。1〜2巻を読んでて感じたのは、著者は女性なのかな? ということ」

(;`・ω・´)「全体が女性的な作品な感じがするんですよね。ヒロインのメリダ視点の描写も多くクーファよりも主人公っぽいですし」
(´・ω・`)「まあ『そうかもしれない』程度の推測なんで話半分に聞いておいてください』

(;`・ω・´)「1巻のストーリーは、聖騎士(パラディン)の家系に生まれ、才能に目覚めるべき公女『メリダ』は何の才能にも恵まれず『無能才女』と周囲から蔑まれていました」

(´・ω・`)「ちなみに聖騎士(パラディン)は身分でなくて、特殊な戦闘能力を持ったクラスで代々そういう能力を受け継ぐ一族が公爵という設定」

(;`・ω・´)「主人公のクーファはメリダの家庭教師として派遣された男ですが、同時にメリダを殺すために差し向けられた暗殺者でもあります」

(´・ω・`)「主人公は本当ならば全く才能のないメリダを暗殺しなければいけなかったけど、情が移ってしまって荒業で彼女をサムライのクラスの才能を覚醒させて、彼女の命を救いました」

(;`・ω・´)「とは言え、彼女がサムライとバレてしまうと身の破滅ですから、それを隠蔽しつつ育てなければいけない。というのが1巻のストーリーでした」

(´・ω・`)「ポンコツヒロインを誑し込みながら育てる、というどこか背徳感溢れる物語ではあるんだよなあ」

(;`・ω・´)「意外と周囲の人間はヒロインの貞操に関してはかなり危機意識が低いような気がしますよね、今作も終始ベタベタしてました」

(´・ω・`)「むしろ『ヤッてください』くらいのお膳立てのような気すらするんだよなあ」

(;`・ω・´)「なんでか年頃の男女を同室で寝起きさせることに頓着しない世界観なんですよね」

(´・ω・`)「まあ、それはおいておくとして、1巻で魅力的だった『常闇の世界で、大地に突き立てられたシャンデリアのような超巨大なガラスの器が超常の力で輝いている』という要素は、続編のこの巻では世界設定に大きく関わることはなく、学園内での学校対抗イベントに終始していたのはちょっと期待はずれだったかな」

(;`・ω・´)「ポンコツヒロインの成長譚としては面白かったです」

(´・ω・`)「作中に散りばめられたちょっとした『』も良かったし、手堅い作品ではあるんだよね」

(;`・ω・´)「ただ、全体的に学園内での学校対抗イベント自体に茶番感があったのは確かです」

(´・ω・`)「シリーズ的にはまだ序盤なのかもしれないけど、世界観に関わることや、ヒロインの出生の謎、等々のシリーズの気になる部分に全く触れていなかったのが残念と言えば残念な巻でした。次巻も読んでみたいんで興味のある方はどうぞ」

(;`・ω・´)ヾ「では、今回はこんなところで」

(´・ω・`)ノシ「それじゃあ」


暗殺教室 アサシン育成計画! !
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