エルフでビキニでマシンガン!


(;`・ω・´)「今回はMF文庫Jの『エルフでビキニでマシンガン!』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者は神野オキナ氏。1999年にデビューしたベテラン作家さんで、代表作『あそびにいくヨ!』はアニメ化もされている。そんな著者の新シリーズになるね」

(;`・ω・´)「なんと言いますか、タイトルがパワーワードの三連続ですよね」

(´・ω・`)「文法的におかしいことはないんだけど、説明しているわけでもないし、文章というのもともちょっと違う感じがする。『』の使い方にしても『異世界』とか『異能バトルは日常系の中』とか『2週間わかる?SE入門』みたいな使い方はあるけど、この並列的な使い方はなかなかないかも」

(;`・ω・´)「昔、『美女で野獣』というタイトルの漫画がありましたが、この感じが一番近いもしれません」


美女で野獣(1) (サンデーGXコミックス)


(´・ω・`)「余談なんだけど、昔、ヤングサンデーのグラビアの煽り文句で心に残っている『夏は黒ビキニでチョー海!』という、色々間違っているんだけどパワーのある言葉を思い出した」

(;`・ω・´)「まさに余談です…」
(´・ω・`)「ストーリーの方も、まさにエルフでビキニでマシンガン 。曽祖父の死で天涯孤独になってしまった少年『』が色々あって異世界っぽいところである『テ=キサス』に飛ばされ、そこは男がいないビキニを纏った女エルフばかりの土地で…という、妄想的ですらあるストーリーになっている」

(;`・ω・´)「この世界でのビキニは特別なモノであり、作中ではこう表現されています」

 そう、この世界においてビキニはただのエッチな水着じゃない。
「戦の女神・ビキニに祝福された、戦う女たちのための武装」なのだ。
(作中より)

(´・ω・`)「実に清々しい設定だよね」

(;`・ω・´)「たしかに」

(´・ω・`)「で、舞台が暑い国だから、なんだか開けっぴろげなエロさのある作品になっている。作中で恋愛描写とかではなく戦闘でテンションの上がったヒロインが突発的かつ熱烈に主人公にディープキスをして、その後に車のボンネットの上で仁王立ちになりマシンガンをぶっ放しながら『来やがれクズどもぉお!』と叫ぶシーンは控えめに言っても最高だった

(;`・ω・´)「なんと言いますか、恋愛とは程遠い肉欲的なシーンでした」

(´・ω・`)「銃描写やバトルなどは非常に凝った作品だっだけど、やっぱりタイトルの『エルフ』『ビキニ』『マシンガン』のどれか一つにでも引っかかったら読んでおいた方がいい作品だと思います。オススメしときます」

(;`・ω・´)「エルフである必然性はそんなになかったような気もしますが……」

(´・ω・`)ノシ「では、今回はこんなところで」

(;`・ω・´)ヾ「それでは」


ビキニ・ウォリアーズ (ホビージャパンコミックス)
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