小説 ガーリッシュ ナンバー3


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助手-デフォルト反転500px「今回はカドカワの『小説 ガーリッシュ ナンバー3』を取り上げたいと思います」

博士-デフォルト500px「著者は渡航氏。2016年10月〜12月に放送していたアニメも終了したものの、4コマ漫画『ガーリッシュ ナンバー 修羅』のアニメ化が決まっていてシリーズそのものは続いていくみたい」

助手-デフォルト反転500px「とは言え、ノベライズも同日に発売されたコミカライズも完結。さらに言及するとアニメ化する『ガーリッシュ ナンバー 修羅』も連載自体は終了しているんですよね……」

博士-デフォルト500px「コンテンツ自体が終了の方に向かっているのか、そうじゃないのか。イマイチわからない不思議なところ」
助手-デフォルト反転500px「で、本作の方ですが実は2巻までで前日譚は終わってまして、3巻はアニメ本篇のサイドストーリー的な作品になってますね

博士-デフォルト500px「脇役である十和田P・柴崎万葉・苑生百花・桜ヶ丘七海・角倉創の5人の視点で『アニメ本篇のあの時、この登場人物はこう考えていた・感じていた』が語られる短篇集」

助手-デフォルト反転500px「ちなみに角倉創は、クースレ(作中作『九龍覇王と千年皇女』)の作者ですね」

博士-デフォルト500px「思い返すと、ラノベ作家への風評被害がヒドい作品だったような気もする

助手-デフォルト反転500px「アレって、著者特有の自嘲というか『照れ』みたいなところもあるのかもしれませんよね」

博士-デフォルト500px「アニメ本篇の話とも重複しつつ、物語を多層的に見せることには成功していて、少々複雑なキャラクターだった柴崎万葉苑生百花については補完になっているのは良かった」

助手-デフォルト反転500px「柴崎万葉のソシャゲ中毒はアニメにはなかったですよね…」

博士-デフォルト500px「そして、これで完結というのがちょっと惜しいかな。主人公・烏丸千歳について語る余地なんてまだまだあるし、複数のキャラクターを描いたせいかシリーズ全体がやや散漫だったとも思える」

助手-デフォルト反転500px「確かに1クール12話だとちょっと物足りなかった気もします」

博士-デフォルト500px「アニメも含めての感想になるけど『面白いっちゃあ面白いけど、なんか勿体ない』という、なんとも微妙なところに落ち着くね」

助手-デフォルト反転500px「時系列的にアニメ後の話になる『クースレのゲーム音声収録』の話はアニメで観てみたかった気もします」

博士-デフォルト500px「興味のある方はどうぞ」

助手-挨拶100px「では、今回はこんなところで」

博士-挨拶500px「それじゃあ」



ガーリッシュ ナンバー 修羅 (電撃コミックスEX)
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