……なんでそんな、ばかなこと聞くの? ……なんでそんなばかなこと聞くの


助手-デフォルト反転500px「今回は角川文庫の『 ……なんでそんなばかなこと聞くの』を取り上げたいと思います」

博士-デフォルト500px「著者は鈴木大輔氏。代表作はMF文庫Jの『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』で2012年にアニメ化もされている作家さん。ライトノベルレーベル以外で作品を出すのは初めてみたい」

助手-デフォルト反転500px「このブログ的には2014年に刊行された『今日から僕は!』(MF文庫J)を取り上げたことがありました。面白かったんで続巻を待ってましたが、3年経った今も2巻は発売してないですね」

博士-デフォルト500px「この作品は雑誌『ダ・ヴィンチ』に連載されていたんだけど、刊行は角川文庫からなんだ」

助手-デフォルト反転500pxMF文庫ダ・ヴィンチというレーベルはありましたけど、ここ数年は出てませんし、ライト文芸系のMF文庫ダ・ヴィンチMEWも冷温停止中となってます」
博士-デフォルト500px「そんな余談はさておき、ストーリーは実在の岐阜県郡上市八幡を舞台に高校生男女のワケあり青春を描くというものになっている」

助手-デフォルト反転500px「表紙は白身魚氏で、もうライト文芸系の作品と見分けはつきませんね」

博士-デフォルト500px「主人公・藤沢大和は16歳の高校生。彼が一部の記憶を失ったまま『魔女』と呼ばれる民俗学者・まりあ先生の家で目を覚ます。魔女のまりあ先生が言うには『あなたはもう死んでいる』とのこと」

助手-デフォルト反転500px「ここだけ抜き出すと北斗の拳みたいですけど、ぜんぜんそんな話ではありません」

博士-デフォルト500px「同級生の青山凛子(ヒロイン)は優しく接してくれるものの、失った記憶、白くなった髪、時折り見ることができる死者の姿、とどう考えてもおかしいことばかりながらも穏やかな夏の日が続いていく」

助手-デフォルト反転500px「日本の片田舎の夏の情景と、幻想的とも言えるストーリーは良かったです」

博士-デフォルト500px「とは言え、高校生同士のストレートな純愛モノには流石についていけない年齢になってきたかなあ、と感じる1作でもあったかな。興味のある人はどうぞ」

助手-挨拶100px「では、今回はこんなところで」

博士-挨拶500px「それじゃあ」



そんなバカな!―遺伝子と神について (文春文庫)
スポンサーリンク