ラノベ作家になりたくて震える。


助手-デフォルト反転500px「今回は電撃文庫の『ラノベ作家になりたくて震える。』を取り上げたいと思います」

博士-デフォルト500px「著者は嵯峨伊緒氏。2015年7月に『彼女は遺伝子組み換え系』でデビューした作家さんだね。これが2作目の作品になる」

助手-デフォルト反転500px「ジャンルとしてはラノベ作家モノになるんでしょうが、かなりの変化球ですね」

博士-デフォルト500px「むしろビーンボールに近い」
助手-デフォルト反転500px「主人公はラノベ作家を目指す高校生ですが、渾身の応募作は落選。しかし、大賞を受賞した『無限魔弾の白雪姫』は主人公が応募できずにUSBメモリごと紛失した『バレットマジック・ショウダウン』に酷似していることに驚愕します」

博士-デフォルト500px「印刷代の節約のために学校のコピー機を無断利用したことによる紛失なんだよね。今はほとんどの小説賞がメールで応募できるし、スマホで執筆する猛者もいるから若干の時代錯誤感はあった」

助手-デフォルト反転500px「そこに、クラスメイトの元天才子役の鮎原睡蓮主人公の原稿を手直しして自分名義で応募したことを告白します。そして、2巻がなかなか書けないから手伝ってくれという申し出をしてくるというのが序盤となっています」

博士-デフォルト500px「ハッキリ言うと、ヒロインが図太い女すぎるよね。後半の方でフォローがあっていい話っぽくはなるけどチョロい主人公を誑し込んだ、という悪女的な側面が否めない」

助手-デフォルト反転500px「ティム・バートンの映画『ビッグ・アイズ』をちょっと彷彿とさせましたよね。あれは夫が妻の絵を自分の作品として売り出したというこの作品とは逆の構図ですが、最終的に裁判まで持ち込まれるハートウォーミングな話でした」

博士-デフォルト500px「この1巻だけだと、恋愛小説的であり、ラノベ作家モノとして手堅い作品という印象を与えつつも高校生にしてトンデモない業を背負ってしまった主人公とヒロインの物語なんじゃないか? という奇妙な感想を持った作品でした。オススメしときます」

助手-デフォルト反転500px「作品が売れて大金を稼ぐようになったけど、若い二人は数年後喧嘩別れして血みどろの権利争いになった後日談が読みたいような読みたくないような…」

博士-挨拶500px「では、今回はこんなところで」

助手-挨拶100px「それでは」



ビッグ・アイズ(字幕版)
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