タタの魔法使い (電撃文庫)


助手-デフォルト反転500px「今回は電撃文庫の『タタの魔法使い』を取り上げたいと思います」

博士-デフォルト500px「著者はうーぱー氏、第24回電撃小説大賞で大賞を受賞してデビューした作家さん。PVもあるね」




助手-デフォルト反転500px5,088作品の頂点ですか。帯には『電撃文庫の圧倒的大賞力。』という言葉の意味はよくわからんが兎に角すごい自信だ的な文句がのっています」
博士-デフォルト500px「ジャンルは異世界召喚モノなんだけど、学校の全部が異世界に行ってしまうという設定は異世界召喚系というより『漂流教室』を思い出すね」

助手-デフォルト反転500px「そういや、窪塚洋介氏の主演するドラマ版は高校が舞台でした」

博士-デフォルト500px「さらに異世界の魔法使いタタにより、生徒達一人一人に中学の卒業文集に綴った『将来の夢』に因んだ異能力が備わっていて、コレを駆使して異世界から現代日本に戻るというストーリー」

助手-デフォルト反転500px「作品全体が、事件後に1人の生徒の姉によって書かれたドキュメンタリーなんですよね。序章で結末がある程度わかってしまっているという構成になっています」

博士-デフォルト500px「なんか不思議な作品だったなあ。異能力の種類はバラエティに富んでいるし、キャラクターも多い」

助手-デフォルト反転500px「自衛隊員、ドイツ軍人、チート魔法使い、特撮変身ヒーロー、魔法少女とバラエティというよりカオスです」

博士-デフォルト500px「ストーリー全体も、高校生達が現地人と激しく対立とか、封印されていた魔王が!みたいなジェットコースター的な展開はなく、かといってのんびり異世界の情緒を味わう旅でもなく、『高校がまるごと異世界にきた、その高校生たちには異能力があり、彼らが集団が移動したらどうなるのか?』を突き詰めたみたいな作品だったかなあ」

助手-デフォルト反転500px「ここらへんは『「近代兵器で武装した現代の軍隊」と「弓矢や刀で武装した戦国時代の鎧武者軍団」が戦ったらどうなるのか?」』をコンセプトにした戦国自衛隊っぽいとも言えますが、異能力がありますしねえ…」

博士-デフォルト500px「で、後半の方になると恋愛の方にも話が傾いてきて、いったい何の話を読んでいるんだろう? とちょっと気持ちが迷子になりもした」

助手-デフォルト反転500px「色んな要素を詰め込みすぎな気がしましたよね」

博士-デフォルト500px「フェイクドキュメンタリーならではの仕掛けは面白かったけど、サプライズとしてはちょっと弱いかなー、とも感じた。そもそもこの『ドキュメンタリーの語り手』には不真面目なところがありすぎてイライラもしたし。余りにも身内に焦点を当てすぎている点も含めて」

助手-デフォルト反転500px「ドキュメンタリーという構成であるならば、あそこまで恋愛に描写を割くのは微妙に感じますよね」

博士-デフォルト500px「合う人もいるかもしれないけど、個人的にはちょっとノリきれない作品でした。興味のあるかたはどうぞ」

助手-挨拶100px「では、今回はこんなところで」

博士-挨拶500px「それじゃあ」



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