特殊性癖教室へようこそ (角川スニーカー文庫)


助手-デフォルト反転500px「今回は角川スニーカー文庫の『特殊性癖教室へようこそ』を取り上げたいと思います」

博士-デフォルト500px「著者は中西鼎氏。第22回(秋)スニーカー大賞で特別賞を受賞してデビューした作家さん。受賞時の評には『今回受賞した「特殊性癖学級へようこそ」は、エッジの効いたコンセプトや戦略的なキャラクター配置の妙が評価され、受賞となりました。』とあるね」

助手-デフォルト反転500px「ジャンルはタイトルからも分かる通りエロコメディですね。口絵はかなりヤバイことになってます

博士-デフォルト500px「※気になる方はBOOK☆WALKERの試し読みを御覧ください」
助手-デフォルト反転500px「ストーリーは新米教師の主人公が特殊性癖を持つ人間ばかりが集められたクラスの担任になるというありがちな話ですが、なんか新鮮でした

博士-デフォルト500px登場キャラクターに碌な人間がいない。まず主人公がクズ

助手-デフォルト反転500px「物凄い早さで女子高生とSEXしようとしたり、飲み屋の店員にセクハラしたりと作中でも言及されているとおり、よくいるクズです

博士-デフォルト500px「同僚教師も女子生徒も男子生徒も、ちょっと時代錯誤感があるんだよね。教師の新人歓迎会で一気コールとか先輩教師が主人公の股間を掴むとか今でもこういうのってあるのか? と戸惑う面もあったし」

助手-デフォルト反転500px「あるヒロインの行動もクズとしか言い様がなかったですし…」

博士-デフォルト500px「こんな風にキャラクター達に対する好感度は低かったけど、ストーリー全体は面白いんで困ったもんだ」

助手-デフォルト反転500px「とことんバカな話で、バカすぎるオチも良かったですよね」

博士-デフォルト500px「あとライトノベルでどこまでやっていいのかという疑問もちょっとあったかな。この作品ではSEXさえしなきゃナニやってもいいんだ!という強い意志が感じられたのが良かった」

助手-デフォルト反転500px「『X字の枷に拘束された上、全◯で菱縄●りをされ搾☆機に繋がれたヒロインが悲鳴に近い喘ぎ声を漏らしている』とか針の振り切れた描写はどうかしてました」

博士-デフォルト500px「キャクター小説でキャラクターへの好感度を捨てて、エロストーリーに全振りしたという意味では面白い作品でした。ただ、全方向に向けてハラスメント行為に無自覚な面はあるなあとも思いました」

助手-挨拶100px「では、今回はこんなところで」

博士-挨拶500px「それじゃあ」



本当に正しいフェティシズム ~性的嗜好大事典~ (SANWA MOOK)
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