異世界にドラゴンを添えて (Atom Harako)


助手-デフォルト反転500px「今回はkindleのセルフパブリッシング作品『異世界にドラゴンを添えて』を取り上げたいと思います」

博士-デフォルト500px台湾のライトノベルだね、原題は『美味的異世界料理, 需要加點龍01』。翻訳を担当した台湾ラノベ翻訳姫(@harakoatom)氏から『ぜひ読んで下さい』との依頼があったんでダウンロードしてみました」

助手-デフォルト反転500px「著者のCHIKOTO(値言)氏は第3回台灣角川輕小說暨插畫大賞(台湾角川ライトノベル&イラスト大賞)でデビューして、台湾で活動している作家さんですね。台湾のライトノベル事情については下記が参考になると思います」

台湾角川ライトノベル&イラスト大賞

※台湾のライトノベル事情については→台湾産ライトノベルの世界(togetter)
博士-デフォルト500px「ジャンルは異世界料理モノになっている。ひょんなことから学生の主人公がデブのニートと一緒にトラック転生してしまうという導入部」

助手-デフォルト反転500px「主人公はレストラン経営者の息子で料理が得意という設定で、異能力は何一つもらえません

博士-デフォルト500px「一緒に来たニートは異能力を与えられるんだけど、主人公はナニもなし。無力な主人公が中世な世界観の異世界を生き抜いていくというストーリーでもある」

助手-デフォルト反転500px「ストーリーの早い段階で『上質の油』を手に入れて、ヒロインは常に『』を携行しているのは中華圏の小説だと感じましたね」

博士-デフォルト500px「違う文化が土台の人が描いた異世界小説として楽しい作品でした。日本人にとって解りづらいところは注釈として説明されているのも良かったし」

助手-デフォルト反転500px「その文化でしかわからないスラングがそのままの表現で注釈が付いているというのはけっこう好きです」

博士-デフォルト500px「ただ、それでも解りづらい点はあった。『道を一尺極めれば、魔は十尺高くなる』あたりの言い回しは注釈が欲しかったし」

助手-デフォルト反転500px「これは中国語の言い回し『道高一尺,魔高一丈』で、道を極めようとすれば誘惑や障害も多くなるという意味みたいです」

博士-デフォルト500px「あと、カギ括弧の字下げも気になった。中華圏だとこれが普通なのかな?」

助手-デフォルト反転500px「日本だと字下げしないのが一般的なんで慣れないですよね」

博士-デフォルト500px「最大の『?』は、主人公の名前が『慕飛』なんだけど、これの読み方がわからない。これがすごく気になった」

助手-デフォルト反転500px「たとえば『張飛(中国語読みだとジャンフェイ)』だとなんとなく日本語読みの『ちょうひ』で違和感なく読んでしまいますけど、この主人公の場合は語呂がよくなくてどう読んでいいのかわからないんですよね」

博士-デフォルト500px「等々の翻訳の難しさを感じる点はありましたが、楽しく読めた作品でした。4月19日現在はは無料でダウンロードできるみたいなんでオススメしときます」

助手-挨拶100px「では、今回はこんなところで」

博士-挨拶500px「それじゃあ」



流 (講談社文庫)


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