人形剣士<ドールブレイブ>は絶ち切れない 一等審問官ガルノーの監視記録


助手-デフォルト反転500px「今回はMF文庫Jの『人形剣士<ドールブレイブ>は絶ち切れない 一等審問官ガルノーの監視記録』を取り上げたいと思います」

博士-デフォルト500px「著者は林星悟氏。第14回MF文庫Jライトノベル新人賞最優秀賞を受賞してデビューした作家さん。受賞時のタイトルは『人形剣士〈ドールブレイブ〉の二人旅』」

助手-デフォルト反転500px「受賞時のタイトル、思いっきり地味ですね」

博士-デフォルト500px「ジャンルは異世界ファンタジーで、さがら総氏の選評によればこうある」

 最優秀賞の『人形剣士<ドールブレイブ>の二人旅』は丁寧な構成の組み方と、確かな文章力が好印象でした。先の読めないストーリーと興味深いテーマは本作の魅力であり、個人的にも今回最も面白かったと思います。古き良き王道ファンタジーに、書き手の味をどのように加えていくか。あとちょっぴりの塩一振りによって、より素晴らしい作品になると思います。
公式サイトより)

助手-デフォルト反転500px「志瑞祐氏、三浦勇雄氏の評でも『まとまっている』『巧みな構成力』という言及がありますね。一点突破の魅力ではなく総合力での受賞のように見受けられます」
博士-デフォルト500px「攻撃魔法が禁止されている世界で、『コイツ、攻撃魔法を使ってんじゃね?』という疑惑の高い人物を監視しているのが主人公(※狂言回し)の審問官・ガルノー

助手-デフォルト反転500px「現実の歴史でいうところの異端審問官でしょうね。その世界のルールに厳格な人を出して、メインの人形剣士が異形の存在であることを際立たせています」

博士-デフォルト500px「人形を操る凄腕の戦士が、彼の罪を探るヒロインと旅をして謎の事件に出会っていくという、まさに古典的とすら言えるライトノベル王道異世界ファンタジー

助手-デフォルト反転500px「丁寧に伏線がはられて、きちんと回収してますよね」

博士-デフォルト500px「中盤あたりの不可解な謎〜バトルの緊張感は良かったし、クライマックスのある場面の爽快さも良かった作品。強いて言うなら外連味が足りなかったような」

助手-デフォルト反転500px「完成度が高いゆえの気もします。次巻もでるんでしょうけど、この1作品でかっちりと完結している気もするんですよね。最終シーンの気持ちの良さは心に残りました」

博士-デフォルト500px「とは言うものの性癖的に突き刺さるモノはない作品だったかな、興味のある方はどうぞ」

助手-挨拶100px「では、今回はこんなところで」

博士-挨拶500px「それじゃあ」
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