幼なじみが絶対に負けないラブコメ (電撃文庫)


助手-デフォルト反転500px「今回は電撃文庫の『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』を取り上げたいと思います」

博士-デフォルト500px「著者は二丸修一氏。2011年に『ギフテッド』(電撃文庫)でデビューした作家さん。電撃文庫とメディアワークス文庫で6冊(3巻完結、2巻完結、単巻)ほど出しているね」

助手-デフォルト反転500px「『ギフテッド1〜2』は読んだことあります。頭脳系ゲームの作品で、2巻では選挙をネタにするなど個性的なシリーズでしたよね。うちのブログのレビューでは『続編が気になってしまう』と書いてましたけど、続かなかったみたいです」

博士-デフォルト500px「肝心の引きのネタがなんだったのかは、もうさっぱり忘れてしまった…」
助手-デフォルト反転500px「そんな余談はさておき、本作はラブコメですね」

博士-デフォルト500px「読み終わるとタイトルからして色々と言いたくなる作品だった」

助手-デフォルト反転500px「※ネタバレはしない様にしています」

博士-デフォルト500px平凡な主人公が学園の高嶺の花にして女子高生作家(芥川賞っぽい新人賞もとっている)でもある同級生に片思いしている、という非常にありがちな導入部から小気味よく物語が転がっていくのが面白い作品だったかな」

助手-デフォルト反転500px「なんと言いますか、後出しが多い作品なんですよね。序盤ではふせられていた設定が後半で徐々に出されていく、これはいかにもな後付だと興醒めしますが、実にうまく伏線を消化していきます

博士-デフォルト500px「メインの登場人物は3人なんだけど、読了すると物語最初からの3人の心の機微がわかり易いほどわかってしまうという実に巧みな構成となっている」

助手-デフォルト反転500px「割と全員が碌でもないですけどね」

博士-デフォルト500px「そう、フラれた腹いせに片思いしていたヒロインに復讐しようという主人公は、実に器の小さい上に倫理観に欠ける人物ではある。しかし、それゆえ魅力あふれるキャラクターになっている」

助手-デフォルト反転500px「主人公は序盤『俺を降って幸せになろうという可知白草! そんなビッッッチ! 許せるわけがない!』と高らかに宣言するんですけど、この時点でヒロイン(可知白草)はまったく悪い点がなく、最低だと思いました

博士-デフォルト500px「このシーンもねえ、実に良いんだよ。一回読み終わった後にもう1回読み直すと『あーーーー!』と思う」

助手-デフォルト反転500px「確かに」

博士-デフォルト500px「終章の締め方にほんのちょっとだけ不満はありましたが、ラブコメ作品にして上質のミステリを読み終えたような読後感がありました。そこまで期待して読んだ作品ではありませんでしたが、ヤラれた感があります。断然、オススメしときますんで騙されたと思って読んでください」

助手-挨拶100px「では、今回はこんなところで」

博士-挨拶500px「それじゃあ」

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