デュアル・クリード


助手-デフォルト反転500px「今回はLINE文庫エッジの『デュアル・クリード』を取り上げたいと思います」

博士-デフォルト500px「著者は津田彷徨氏。『やる気なし英雄譚』でデビューした小説家になろう出身の作家さんだけど、星海社FICTIONSで『ネット小説家になろうクロニクル』の刊行に同人で多くの作品を出しているの、ちょっと変わっているという印象の人でもあるね」

助手-デフォルト反転500px「ちなみにブログ主は読むのが初めての作家さんでもあります。今回はLINE文庫様より書籍をご恵贈いただきました、ありがとうございます」

博士-デフォルト500px「一読した感想は、今の流行をかなり意識した作品という感じかな」
助手-デフォルト反転500px異世界召喚+歴史上有名人無双ですもんね」

博士-デフォルト500px「主人公は塾にいた19歳の青年。彼が女神・ディオネの『クロノス王国を救って欲しい』という要請に応じて異世界に赴くというストーリーになっている。ちなみに召喚される人は『クリード』と呼ばれる異能力を持つことに成る」

助手-デフォルト反転500px「その異世界では各国が地球人類の偉人を召喚して戦う『第二次召喚戦争』が起こりつつあった、というPVのようなプロローグが展開されています」

博士-デフォルト500px「さすがに『助さん(スパルタクス)』『格さん(呂布さん)』を率いる水戸光圀はどうかとは思ったけど」

助手-デフォルト反転500px「そこらへんはノリだったような気もします」

博士-デフォルト500px「こういう今時な設定と、異世界国盗り物語的な展開は面白かったね。それにしてもナポレオン、お前に学習能力はないんか? と声を大にして言いたくはなった」

助手-デフォルト反転500px「全盛期のその人を召喚している設定みたいですから、多分、祖国戦争(ロシア戦役)を経験してないナポレオンなんでしょう…」

博士-デフォルト500px「こういう明らかに生前のエピソードをネタにしているのは面白かったけど、登場する偉人が多すぎな気もしたかな。伝記先行で描写されているキャラクターが多かったし

助手-デフォルト反転500px「フィクションだとどうしても面白さ優先でそうなりますよね。実際の研究に沿った場合は無味無臭になりそうですし。そもそも実際の水戸光圀が『助さん、格さん』って言ってるわけありませんし、呂布の使っている方天画戟は三国時代に存在しません」

博士-デフォルト500px「そこらへんは指摘するだけヤボってもんだ」

助手-デフォルト反転500px「こういう匙加減って難しいです」

博士-デフォルト500px「ざっくりとした異世界召喚+歴史上有名人無双として楽しい作品でした。興味のある方はどうぞ」

助手-挨拶100px「では、今回はここらへんで」

博士-挨拶500px「それじゃあ」













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