HELLO WORLD if ー勘解由小路三鈴は世界で最初の失恋をするー


助手-デフォルト反転500px「今回はダッシュエックス文庫の『HELLO WORLD if ー勘解由小路三鈴は世界で最初の失恋をするー』を取り上げたいと思います。映画『HELLO WORLD』のスピンオフ小説になりますね」



博士-デフォルト500px「筆者は伊瀬ネキセ氏。第3回(2015年)集英社ライトノベル新人賞でデビューした作家さんになるね。今までダッシュエックス文庫でいくつか作品を刊行している」

助手-デフォルト反転500px「イラストを担当している堀口悠紀子氏は映画のキャラデザを担当している方でもあるんで豪華な印象ですよね。ラノベの表紙を手掛ける時は『白身魚』名義の方が多いんで珍しいとも言えます」

博士-デフォルト500px表紙イラスト→口絵の流れは見事すぎるんで一見の価値あり」

助手-デフォルト反転500px「読み終わって表紙と口絵を見返すとエモいです。『これはあのシーンか!』と気づく表紙っていいですよね」
博士-デフォルト500px「ちなみに映画公開と同時に刊行された作品だけあって原作のネタバレが前提の作品となっているので注意

助手-デフォルト反転500px「原作が最後で『え! え!? えええ!!』みたいなことになっているので、それの補完としては最適なんですけどね」

博士-デフォルト500px「個人的にはあの何がなにやらよくわからない投げっぱなしジャーマンスープレックスなオチも嫌いじゃない。だけど、きちんと外側を説明できる機会があったというのが良いよね」

助手-デフォルト反転500px「あと、原作で途中でフェードアウトしてしまった勘解由小路三鈴(かでのこうじ・みすず)を主人公に、という人選も良いですよね。難点は映画を観てきたブログ主でも勘解由小路という字面だけだとキャラクターに結びつかなかったことくらいです」

博士-デフォルト500px「映画の中では妙なエフェクトがかかっていて意味ありげな行動をしているけど伏線として消化されない謎の人物、ついでに声が福原遥氏というキャラクター。それが映画の中での勘解由小路三鈴

助手-デフォルト反転500px「声優はwikiで調べて初めて知りました…」

博士-デフォルト500px「彼女を主人公に据えることで『HELLO WORLD』を横から眺めることになるのが非常に面白い作品だったね。後半で『if』になったことが残念ですらある」

助手-デフォルト反転500px「この『if』というのが怖くもありますよね、実はさらに上のステージがあるんじゃ? とちょっとだけ思ってしまいました」

博士-デフォルト500px「なにわともあれ、映画を観てハマった人にはマストとも言えるスピンオフ小説だと思います。オススメしときます」

助手-挨拶100px「では、今回はこんなところで」

博士-挨拶500px「最後に、世界の終わりで狐面に西東天を思い出した西尾維新ファンはいませんか? それじゃあ」

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