
101メートル離れた恋 (講談社ラノベ文庫)
すごく面白くて最後まで一気に読んでしまいました。文章力や台詞回しのセンスなど、基本的なレベルが高かった作品です。主人公の置かれた状況はなかなかハードなのですが、読み手が不快に感じる部分は上手くボカしてあるので、過剰なストレスを感じることはなかったです。魅力的なヒロインとの交流にしっかりページを割いてくれているので、とても「楽しめる」作品になっていると思います。
気になる部分がなかったわけではないのですが、面白かったからいいかと思えてしまう「力」がありました。ただ現在のタイトルだとホラーっぽい印象を受けてしまうので、もう少し作品の雰囲気をしっかり伝えられるものにした方がいい気がします。
(公式ページより)