ドラゴンクエスト ダイの大冒険 それぞれの道 (ジャンプジェイブックスDIGITAL)


助手-デフォルト反転500px「今回はジャンプジェイブックスの『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 それぞれの道』を取り上げたいと思います」

博士-デフォルト500px「2020〜22年にリメイクされたアニメに関連して出された作品だね。ジャンプ漫画ノベライズ作品だけど、同時に物凄く久しぶりのドラクエ小説という側面も持つ」

助手-デフォルト反転500px「ドラゴンクエスト7まではノベライズされてましたけど、それ以降はないんですよね。そのノベライズが2002年の話でして、つまり20年ぶりのドラクエ小説となってます」

博士-デフォルト500px「かつては久美沙織氏のノベライズ版を大いに楽しんだオッサンとしては嬉しい限り」

助手-デフォルト反転500px「久美沙織氏のドラクエ小説は色んな事情で再販や電子書籍化は難しそうなのが悲しいです」
博士-デフォルト500px「本作品の方は、内容的には毒にも薬にもならないエピソード集となっているかな」

助手-デフォルト反転500px「外伝漫画の『勇者アバンと獄炎の魔王』が隠された設定やら驚きの事実がてんこもりなのを考えると若干さびしいくらいですよね」

博士-デフォルト500px「でも小説を読むと見えてくる『原作漫画の異様なまでの語られなさ』という点の気付きはあったかな」

助手-デフォルト反転500px「?」

博士-デフォルト500px「原作、ノベライズを通して世界各国の文化とか、風土とか、名物とかが全く見えてこないのよ。食事シーンもほとんどないし。ファンタジー小説には鉄板ともいえる描写がまったくない。小説を読んでから原作を見ると『こいつら何喰って生きてんだろう? 特にヒュンケル』みたいな疑問すら湧いてくる」

助手-デフォルト反転500px「確かに『パプニカ』という国があるというのは読者としてわかってますが、ドラクエ大辞典のwikiを読んでも、どんな文化や風習の国とかはまったくわからないですよね」

博士-デフォルト500px「そこらへんがジャンプ漫画だよなあ、という感慨にもなった。で、小説でそこらへんの解像度があがるかと思ったらそんなことはなかったかな。ただ、パプニカには公文書館があって、戸籍もある国家だということはわかった」

助手-デフォルト反転500px「原作の描写が薄いから、書く人も大変なんでしょうね…」

博士-デフォルト500px「そうそう『蚊の鳴くような声』という文で『ドラクエ世界に蚊がいるのか?』とか思っちゃうし」

助手-デフォルト反転500px「『ドラゴンクエスト モンスターズ』で『カバシラー』っていうモンスターがいるんですよね。つまり、ドラクエ世界に蚊はいます」

博士-デフォルト500px「あと『仁王立ち』という言葉が複数回出てきて、いいのか? とも思ったし」

助手-デフォルト反転500px「これもドラクエで『仁王立ち』という特技がずっと前からあるんでOKなんでしょうね。あの世界は仁王がいなくても仁王立ちはあるんですよ。不思議な世界観です」

博士-デフォルト500px「ドラクエ世界観って割とテキトーだよね、という結論になってしまう」

助手-デフォルト反転500px「ドラクエ6だと『アカデミーしょう』(※スーパースターの称号)とかありました」

博士-デフォルト500px「昔のドラクエ小説はノベライズ作家が割と大胆に世界観を『造って』いたんだなあ、と気付かされる作品だったかなと思います。気になる人はどうぞ」

助手-挨拶100px「では、今回はこんなところで」

博士-挨拶500px「それじゃあ」

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