鵼の碑 (講談社ノベルス)


助手-デフォルト反転500px「今回は講談社ノベルスの『鵼の碑』を取り上げたいと思います」

博士-デフォルト500px「著者は京極夏彦氏。実に17年ぶりの百鬼夜行シリーズ。電子書籍派のブログ主が物理書籍を購入してしまいました」

助手-デフォルト反転500px「やはり講談社ノベルスのこの装丁でないと、というのはありますよね」

博士-デフォルト500px「そして、1994年9月に刊行された『姑獲鳥の夏』から30年目ということで派手なキャンペーンも行っているけど刊行開始の1994年から物語舞台の1952年って割と近かったよな。というのが今更な印象」

助手-デフォルト反転500px「2023年で考えると1981年の話ですもんね。当時は割と別世界(それこそ異世界くらいの距離感)で読んでましたけど、年を経てからの時間感覚でいうと『あ、そんなに遠くない』っていう驚きがあります」
博士-デフォルト500px「で、本編の方はというと、京極夏彦氏の作品をかなり読んだ人向けの内容になっているかな

助手-デフォルト反転500px「10作目ですから割と昔の事件への言及とかちょい触れが多いんですよね。『武蔵野のバラバラ事件』とか『大磯の事件』とか『昭和の辻斬り』とか」

博士-デフォルト500px「『昭和の辻斬り』にいたっては『今昔百鬼拾遺 鬼』の中の話で、これは割と最近(2020年)の作品だったりする。他にも『ヒトでなし』シリーズへのリンクなんじゃないかな? と思われる部分もあったし」

助手-デフォルト反転500px「作品間がリンクし続ける、というのは90後半〜00年代のエンタメの特徴ですが著者は堅持してますよね。ファンには良いものの一見さんに敷居が高くなるというデメリットもあります」

博士-デフォルト500px「で、肝心のネタに関しても、今までの作品があった上でこのネタを出されたら『あら、いいですね』という感想になるけどシリーズ初でこの作品を読む人には『え?』ってなると思う

助手-デフォルト反転500px「ミステリとしての変化球ですよね。ここまで出るのが遅れたのは構成に手間取ったからだと思いますし」

博士-デフォルト500px「まあ、長年読んでいる人にとっては十分に面白い。ただ、緑川佳乃については?が3つくらい並んだけど」

助手-デフォルト反転500px「あのキャラなんだったんですかね? 突如生えてきた幼馴染くらいに不気味でした。特に京極夏彦作品で神秘的な感じの女性は碌なことをしないですからね」

博士-デフォルト500px「大叔父が緑川猪史郎。猪史郎は特撮で有名な本多猪四郎から? 『緑川』は仮面ライダーで出てくる緑川博士から? となると緑川佳乃子の頭の中のビジュアルが『シン・仮面ライダー』の浜辺美波(緑川ルリ子役)になってしまった」

助手-デフォルト反転500px「なんでかこのキャラだけ、変にイメージがつきやすい名前なんですよね。謎でした」

博士-デフォルト500px「京極作品を数多く読んだブログ主としては大満足な作品でした。おすすめしときます」

助手-挨拶100px「では、今回はこんなところで」

博士-挨拶500px「それじゃあ」



余談:絡新婦>鉄鼠>魍魎>鵺>塗仏>姑獲鳥>狂骨>邪魅>陰摩羅鬼


助手-デフォルト反転500px「なんですか、これ?」

博士-デフォルト500px「個人的に好きな順に並べてみた。陰摩羅鬼が一番下なのは塗仏の後で堂島静軒を期待していたら全然出てこなかったから」




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