SF

正解するマド
野崎まどが脚本を手がけたテレビアニメ『正解するカド』のノベライズを依頼された作家・乙野四方字は、何を書けばいいのか悩むあまり、精神を病みつつあった。
ついにはアニメに登場するキャラクター、ヤハクィザシュニナの幻覚まで見はじめる。記憶をなくしたというザシュニナに、乙野は一縷の望みをかけて小説の相談をするが…傑作SFアニメから生まれた、もうひとつの「正解」とは?衝撃のスピンアウトノベライズ。
(Amazonの商品ページより)
「この説明通り、冒頭から1章まで主人公・乙野四方字が頭を抱えて悩んでいる描写が続く。あと、講談社文芸第三出版部から電話が掛かってきて講談社タイガの作品の締め切りを破る箇所は、リアルなのかどうか気になった」続きを読む

イルカは笑う (河出文庫)
(;`・ω・´)「今回は河出文庫の『イルカは笑う』を取り上げたいと思います」
(´・ω・`)「著者は田中啓文氏。1993年デビューのベテランの作家さん。星雲賞、日本推理作家協会賞を受賞した経歴があるけど、もっとも有名なのはゲーム『かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄』のメインシナリオのわらべ唄編と底蟲村編の担当ライターであるということかな」
(;`・ω・´)「製作が発表された時に我孫子武丸氏・牧野修氏・田中啓文氏がシナリオを担当する聞いて、そこらへんの小説のファンにはドロドロのグチャグチャでスゴイことになるぞ!と期待していたんですが、チュンソフトの『かまいたちの夜』ファンにはイマイチ不評だったんですよね」
(´・ω・`)「全てが丸く収まるグッドエンドらしいエンディングがあまりない、長いプレイの果てに金の栞を出しても意味不明のバグみたいな画面が出てくるだけ、という誰得の仕様だったからなあ」
(;`・ω・´)「今から考えると牧野修氏と田中啓文氏はマニア向けの作家で、125万本のセールスを記録したゲームの続編にはあまり合わなかったんじゃないかなー、という気がします」
(´・ω・`)「と、そんな思い出に浸りつつも久しぶりに著者の作品を読んでみた次第です」
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伊藤計劃トリビュート (ハヤカワ文庫)
(;`・ω・´)「今回はハヤカワ文庫の『伊藤計劃トリビュート』を取り上げたいと思います」
(´・ω・`)「2009年に夭折した作家、伊藤計劃氏をテーマとしてアンソロジー集。収録されている作品と作家名は以下の通り」
・藤井太洋「公正的戦闘規範」
・伏見完「仮想(おもかげ)の在処」
・柴田勝家「南十字星(クルス・デル・スール)」
・吉上亮「未明の晩餐」
・仁木稔「にんげんのくに Le Milieu Humain」
・王城夕紀「ノット・ワンダフル・ワールズ」
・伴名練「フランケンシュタイン三原則、あるいは死者の簒奪」
・長谷敏司「怠惰の大罪」
(;`・ω・´)「10月から『屍者の帝国』『虐殺器官』『ハーモニー』と3ヶ月連続で劇場映画が公開されるんで、その一環の企画みたいですね。それにしても没後6年、氏の人気は高まるばかりです」
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我もまたアルカディアにあり
(;`・ω・´)「今回はハヤカワ文庫JAの『我もまたアルカディアにあり』を取り上げたいと思います」
(´・ω・`)「著者は江波光則氏。ガガガ文庫や星海社で作品を出していたけど、早川書房で出すのは初めてだね」
(;`・ω・´)「SFですが、なんというか面妖な作品になっています」
(´・ω・`)「キーワードは『理想郷』『ベーシックインカム』に『終末』あたりかなあ。近未来、ある夫婦(実は兄妹だが)が終末に備える『アルカディアマンション』という施設に入居するところから始まる」
(;`・ω・´)「この『終末に備える人々』というのはアメリカあたりだとけっこういるんですよね。『プレッパーズ』という名前で呼ばれていてナショジオが取り上げてました」
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