2017年05月21日

細野不二彦 ママを読んで

納得できない。

マンガは良かった。話の筋が納得できなかった。絵もキャラクターも良かった。
でもある意味、主人公の行が批判されるために押し通したキャラクターだったのだろうと
も思える。思春期の誰でもやっちゃう感じは、どうせこんな感じだろうという判の押し方も
少し嫌だった。
色々な人の感想をみると、当時から江夏が人気だったとか、めぞん一刻だとか。
リアルタイムで読んでない私はめぞん一刻も知ってるけど、なんとなく江川達也のビーフリー
みたいな感じだと。1987年から5年の連載だから古いってだけで、誰がどう似ているとか
別にどうでもいい。それくらいいい漫画だ。作者は何か葛藤をしてこの結論に落ち着いたの
だからそれでいい。

まっすぐで人の気持ちをかまわずつっぱしる主人公。ほんと迷惑だ。でもそれがリアリティだ。
江夏もまっすぐにでも大人になる感じとかそれでも同じ気持ちを持ち続けるとか。
ヒロインもなんかあっちこっちいったり、元主人との関係性の出し方とか凄かった。
それと説得力。
園長先生のあれさ。あれも悩んでいる部分とか、生き様とかを指摘された部分。ああいう人間
の自分の悪い部分をほっといてうまくいっている感じが憎くていい。

なんていうか人間の弱点も多少ある感じが説得力ある気持ちの描き方がただぶっこみました
化学反応がどうなるかわからないかんじがはらはらして人気がでる感じだろう。
こうなってほしい、でも現実は違う、でもそういう流れもあるよ、みたいなゆさぶりが凄い。
つまりゆさぶられたらいいんだ、みたいな最後も憎まれながら憎まれても人間だものという
のが、「漫画として良かった」。きれいごととかハッピーエンドじゃなく少しバッドエンド
全ての人間がイイ風に終われないんだよ、というのが好きな漫画だった。

コミックでは描き下ろしとか。蛇足かと思うけど、ヒロインのハッピーエンドを望んだ人は
これでいいのだ、と思う。タイトルがママなんだから、母親の愛情とか言いすぎかな。
でもそれほど脱線しまくりスジだ。それがいい。

gurohune at 13:55 │ Comments(0)TrackBack(0)

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