【シナリオには全ての情報が書かれている訳ではない】
これ、とても大事です。
シナリオを書き始めたばかりの人が良くする間違いに
“どの情報をどれだけ書けば良いのか分かっていない“
というのがあります。
前回、シナリオは設計図と書きましたが、
大事なのは『最低限の情報をきっちり書く』ということです。
情報は多すぎても、不明瞭でも混乱を招くばかりです。
例えば、主人公が【ミキ】と言う【女】だとします。
まず必要になるのは【年齢】です。
これが無いと、俳優探しも出来ません。
そして、次の情報は 【どんな?】 です。が、これは、もう既に書かなくても良いのです。しかし、もちろん書いても良いのです。さて、ここで多くの人が間違う【どんな?】の例を書きましょう。
例:ミキ(12)明るくて心優しい女の子
これは、ダメです。この表現はシナリオには書けません。
なぜなら、シナリオは大原則として
【見えるもの、聞こえるものだけを書く】
というのがあります。
では、想像してみてください。
自分は今、映画を観ています。
ミキが画面の中で立っています。
さあ、あなたはミキが明るくて心優しいと思いますか?
答えはノーでしょう。立って画面に映っているだけでは、ミキが12歳(くらい)である事は分かっても【どんな?】は分からないのです。
では、観客はどのように『ミキが明るくて心優しい』と言う事を、知るのか?
それは彼女の行動です。
例:
ミキ(12)が横断歩道を走って渡る。
その途中、すれ違った近所の人に大きな声で挨拶をする。
横断歩道を渡りきった所に、お婆さん(78)が苦しそうにしゃがんでいる。
ミキ「お婆さん、大丈夫ですか?」
と、背中を撫でながらお婆さんの顔を覗き込む。
さて、ここにはミキが『明るい』とも『優しい』とも書かれていません。
しかし、これを読めば、ある程度の人は『ミキが明るくて優しい子』であることを理解できます。
さて、それでは【どんな?】には、何を書けば良いのか?
簡単です。
先ほども言いましたが、シナリオには
【見えるもの、聞こえるものだけを書く】のです。
なので、追加で書ける情報としては次のようになります。
例:ミキ(12)痩せて背は低い。
そう、視覚情報です。もし“痩せて背は低い”が映画にとって重要な要素であれば、このように書きましょう。
【どんな?】には、必ず視覚情報を書きます。それ以外の『明るい』や『優しい』などの目に見えない形容詞は使わない事。これが、シナリオを書く上での基本なのです。
これ、とても大事です。
シナリオを書き始めたばかりの人が良くする間違いに
“どの情報をどれだけ書けば良いのか分かっていない“
というのがあります。
前回、シナリオは設計図と書きましたが、
大事なのは『最低限の情報をきっちり書く』ということです。
情報は多すぎても、不明瞭でも混乱を招くばかりです。
例えば、主人公が【ミキ】と言う【女】だとします。
まず必要になるのは【年齢】です。
これが無いと、俳優探しも出来ません。
そして、次の情報は 【どんな?】 です。が、これは、もう既に書かなくても良いのです。しかし、もちろん書いても良いのです。さて、ここで多くの人が間違う【どんな?】の例を書きましょう。
例:ミキ(12)明るくて心優しい女の子
これは、ダメです。この表現はシナリオには書けません。
なぜなら、シナリオは大原則として
【見えるもの、聞こえるものだけを書く】
というのがあります。
では、想像してみてください。
自分は今、映画を観ています。
ミキが画面の中で立っています。
さあ、あなたはミキが明るくて心優しいと思いますか?
答えはノーでしょう。立って画面に映っているだけでは、ミキが12歳(くらい)である事は分かっても【どんな?】は分からないのです。
では、観客はどのように『ミキが明るくて心優しい』と言う事を、知るのか?
それは彼女の行動です。
例:
ミキ(12)が横断歩道を走って渡る。
その途中、すれ違った近所の人に大きな声で挨拶をする。
横断歩道を渡りきった所に、お婆さん(78)が苦しそうにしゃがんでいる。
ミキ「お婆さん、大丈夫ですか?」
と、背中を撫でながらお婆さんの顔を覗き込む。
さて、ここにはミキが『明るい』とも『優しい』とも書かれていません。
しかし、これを読めば、ある程度の人は『ミキが明るくて優しい子』であることを理解できます。
さて、それでは【どんな?】には、何を書けば良いのか?
簡単です。
先ほども言いましたが、シナリオには
【見えるもの、聞こえるものだけを書く】のです。
なので、追加で書ける情報としては次のようになります。
例:ミキ(12)痩せて背は低い。
そう、視覚情報です。もし“痩せて背は低い”が映画にとって重要な要素であれば、このように書きましょう。
【どんな?】には、必ず視覚情報を書きます。それ以外の『明るい』や『優しい』などの目に見えない形容詞は使わない事。これが、シナリオを書く上での基本なのです。