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ウィーン国立歌劇場の配信で、ヤナーチェクの「マクロプロス事件」を見ました。
2015年12月20日の公演を収録したものです。

主な出演者等は次のとおりです。


Emilia Marty:Laura Aikin
Albert Gregor:Ludovit Ludha
Vítek:Thomas Ebenstein
Krista:Margarita Gritskova
Jaroslav Prus:Markus Marquardt
Janek Prus:Carlos Osuna
Dr. Kolenatý:Wolfgang Bankl
Maschinist:Marcus Pelz
Aufräumerin:Aura Twarowska
Hauk-Sendorf:Heinz Zednik
Kammermädchen:Ilseyar Khayrullova

Dirigent:Jakub Hrůša
Regie:Peter Stein

このオペラを楽しんだのは、ブログを検索すると8年前、主人公が驚くほど長生きの女性であることくらいしか記憶になくて、いつもお世話になる「オペラ対訳プロジェクト」で、対訳ではなくあらすじだけ斜め読みし、あとは字幕を英語にしての鑑賞です。

結論から先に申し上げれば、8年前に見たザルツブルグの舞台のような余計な付加もなく、原作に忠実なペーター・シュタインの演出、それにこのところ録音も増えて人気上昇中のヤクブ・フルシャ(1981-)が引き出す生気に溢れたオーケストラの響きで、私の好きなヤナーチェク・オペラを堪能しました。
前日に流し聞きしたアダム・フィッシャーの「ワルキューレ」では、ところどころでウィーンらしからぬ金管楽器群の不安定さがありましたのに、このヤナーチェクでは一発録音でもOKという充実ぶりです。

初めて名前を見る方々ばかりですが、歌手陣も充実していて、オーケストラの響きと相まって、迫力たっぷりです。
そんな中に、ハクク老人役で、ハインツ・ツェドニックが矍鑠として現役歌手を続けている姿を見て、ちょっと嬉しくなりました。

フルシャは、この先、ヤナーチェクのオペラでも楽しみな存在になりそうです。


このブロクでは「マクロプロス事件」で、古くから楽しんでいるマッケラス盤やアンドリュー・デイヴィス盤映像の感想を書き残していないのに気づきました。
まだまだ棚に並んでいるもので、書き残しがあります。


2021年2月25日追記

ウィーン国立歌劇場の配信でネトピル指揮の「カーチャ・カバノヴァ」の配信を見た翌日、今度はフルシャ指揮の「マクロプロス事件」は再び配信されているのを見ました。
同じ歌劇場でありながら、演目は違うとはいうものの、ネトピルと違ってフルシャがオーケストラから導き出す響きは、実に生き生きとしてヤナーチェクらしさにあふれています。
バイエルン放送局のネット・ラジオを聞いていても、バンベルクsoあたりのコンサート録音が盛んに放送されているフルシャ、来日公演で日本でも人気が出てきているこの指揮者は、今が聞きどき、最近のはやり言葉で言えば「推し」なのでしょう。