2006年10月21日

GyaOとYouTube3

USENの下方修正、YouTubeの大量削除とニュースが続きました。

私は、ここ1,2年のうちにネット上の映像配信が文化として急速に浸透することは全く疑っていません。GyaOとYouTubeはこの「浸透」のさせ方に全く異なるアプローチをしています。
・GyaOは、いわゆるWeb1.0サービスの延長。
・YouTubeは、映像コンテンツでWeb2.0ライクなサービスを提供しようという挑戦。
というのが私の大まかな解釈です。

私がGyaOに注目し始めた今年の年初には既にYouTubeの存在も知っていました。しかし、私は当時も今も、YouTubeの成功には懐疑的です。映像コンテンツとWeb2.0の相性は悪い。いわゆるロングーテールは形成され得ないと思うのです。GyaOのようにコントロールされたコンテンツの提供によるWeb1.0ライクなサービスとの相性のほうが映像コンテンツとは相性が良い筈です。

文章と映像コンテンツではコンテンツ制作の難易度が違います。誰もが一斉に参加し、一気に文化になった「掲示板」→「ブログ」→「SNS」のような流れが映像コンテンツでは成立しないというのが私の考えです。(そして、映像コンテンツの「自動検索」の難しさもまた、Web2.0との相性を悪くしている。この点、GoogleがYouTubeを買収して何をしようとしているのかは技術的には相当興味深い。)

唯一、YouTubeが発展するとすれば、「他人」が作った過去の良質な資産をそれこそ(無断で)ばら撒いて「ロングテール」のニーズを汲み取る方法だろうと思っていました。YouTubeは現在までのところ、私の予想通りの展開をたどってます。結果として、本日のニュースの大量削除。

私がGyaOを支持する理由はコンテンツを「自主制作」することに挑戦している点。確かに、現時点では質は「?」です。しかしそれにしたって、YouTube中の「合法的な」コンテンツに比べれば質は数段上。まぁ、「自主制作」にした理由はコンテンツが権利がらみで思うように入手できないからだと、宇野社長も認めてますが、かつてテレビが映画を駆逐した時代、映画配給会社からコンテンツ供給を受けられなかったテレビ局が自主制作の道を選んですっかり立場を逆転させた歴史が重なります。

「ネットテレビ」との相性もGyaOの方が良いですね。対応は考えられているんでしょうか?

まぁ、などと吠えたところでYouTubeには2000億円の市場価値が与えられました。USENの只今の時価総額は1000億円。(GyaOの価値だけを売上げで比例配分したら、悲しいくらい少ない・・・) 投資の観点からは完敗です。さて、私のこの曲がり屋な意見が一年後にはどうなっているでしょうか?

企業としてのUSENはどうでしょうか? これについては長くなったので、また後日。



Posted by gutiguti256 at 02:09│Comments(1)TrackBack(0)

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Posted by ゴルゴ十三 at 2010年10月28日 11:57