2011年07月28日

計測好き 3 珍しく射撃

barrel_rest計測好きを悩ませる絶対値の出ない計測の最たるものは弾丸+銃身の精度検査であろう。

競技別強化拠点にバレルレストが入ったので、機械のテストをした。(銃や弾丸のテストではない) 詳細なテスト結果を求めるにはロングランでの試射が必要であるが、今回はあくまでも大体の様子見・・・・次回も次々回も大体であろうが・・・・こいつは真剣になりすぎると手におえない。

暇つぶしに画像でも見てちょう・・・・使用弾は手元にあったマッチ。

barrel_rest01最初はVブロックの銃身を締め付ける力の差による集弾に対する影響。 万力の軸にトルクレンチでかけたトルク差により計測した。 といっても10発ずつしか射撃してないので結果はあてにならないと自信を持って言える。 下から(射撃順で)、95Nm,90Nm,100Nmの締め付け結果である。(つまり、適当に締めて、ゆるめて、締めての順) マイクロメーターで薬研に挟まれた銃身の10発の間の後退量を見ると90Nmでは0.3mm程度、100Nmで0.05mm程度であった。 人の銃であれば120Nmまで行くところだが、自分の銃なので100でやめといた。 弾丸ももったいないし・・・




barrel_rest02次はファイナルの途中で銃身の中を風が通り過ぎればどうなるかの想定・・・・1発ごとに銃腔内に息を入れてガス抜きをしたグループと、通常の射撃のグループを交互に合計4グループ射撃した。 まぁ予想通りの結果で(というよりわかっとるが・・・)、できればファイナルの本射の間は薬きょうを薬室に残しておいたほうが良い。 忘れてボルトを引いて薬きょうを飛ばしてしまった場合・・・気にしないっと。 (画像はスペースの都合で切り貼りしている)

barrel_rest04barrel_rest03射場ではしょっちゅうSBの掃除について相談を受けるが、個人的には射撃が終了したら少なくとも残渣(火薬の燃えカス)は拭き取ったほうが良いと思う。 鉛の除去に関してはケンカになるので親しくない人には無難にしか答えないことにしている。 そんなこと銃によって違うもん・・・ということで、左はソルベントウェットマカロニ1個+拭き取りドライマカロニ2個を2セット通した後の最初の5発の弾痕2グループ。 右はウェットマカロニ1個+ブロンズブラシ5往復(片道ではない)+ドライマカロニ2個を通した(1セット)後の最初の5発の弾痕2グループ。 初弾の飛ぶ量は同じじゃな・・・・銃によって違うので普遍的心理ではないところが毛沢東思想とはちがう。

barrel_rest05これは連続した3個の10発のグループ。 サイズは下から(射撃順)に13-13-14mmで、・・・機械で挟んでいるのに、・・・と思うかもしれないが正直言うと非常に成績が良い・・・ マシンレストではなくショルダーから射撃するとおそらくインラインで収まる精度があると考えられる。 この黒弾丸がたまたま優秀ロットであったことは疑いないが・・・今回の検証目的.......つまり銃身レストの機械は非常によくできたといえる.。

なんか測るもんないか?



guutara_rifleman at 08:00│Comments(1)TrackBack(0)射撃のく〜だらない話 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by ナイスミドル   2011年07月28日 15:52
次は気温変化による弾速とグルーピングをお願いします

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
コメント