5月も半ばになった。



この時季の秋田は肌寒い日が多く、安易に薄着に切り替えることは風邪ひきをまねいてしまう。テレビの情報系バラエティで「秋田県の平均日照時間は全国最低!!」と放送されていた。なるほど、冬場の厚い雪雲に閉ざされた暗鬱たる日々を思い起こせば、説得力のあるデータだ。




なにせこの春は微妙に寒い。なかなか気温が上がらず、毎日と言っていいほど強風が吹き付けている。よって服装にも頭を悩ませることが多い。服屋さんに行くともう夏物が売られているが、今欲しいのは薄手で長袖のカットソーなのだ。あまりプリント柄がうるさい物は好みでは無いし、かと言って無地のものとなると没個性に陥ってしまう。




シンプルながらも、どこか品を感じさせ、クールさが漂っている【そんな服が欲しいけど、あんまり売ってないから好きな歌を歌う】吉井和哉さんの詩がピッタリと当てはまる心境だ。




このところファッションに興味があり、いろいろと研究をしている黒紳士。薄毛・眼鏡使用・不細工というモテない三重苦なので、【せめて小ざっぱりとした出で立ちをして意中のご婦人を射止めよう】という浅はかな虚栄心である。自然界で動物のオスは自分の子孫を残すためにメスを巡って熾烈な闘いを繰り広げている。人間も動物なのだから、少しでも見栄えを良くしようと思っているうちは生存本能というか野生を失ってはいないかなと思う。




ただ漫然と流行の服を着るのではなく、いち早く取り入れて自分流のエッセンスをプラスしアレンジしていくのがお洒落さんなのではなかろうか。黒紳士はまだ自分のスタイルを確立出来てはいない。ただ、ファッショントレンドなんて服飾業界が作為的に作り出している流行だから、それに振り回されるのも面白くはない。「好きな芸能人が着ていたから」とか「カート・コバーンが履いていたからジャック・パーセルが好き」とかそんなんで良いと思う。




綺麗めシンプルスタイルを目指してはいるが、面倒がって適当カジュアルにしている。実はカジュアルスタイルこそ、その人のセンスが問われる難しいファッションだと思う。色の組み合わせや素材の違い、サイズ感や羽織るものの形状によって無限のバリエーションが派生する。また、その人の纏う服は自己主張としてその人のスタイルも表していると思う。




さらには年代や体型によっても違いが出て来るため、それこそ千差万別。帽子や靴、小物やアクセサリーも含めると同じものが一つとしてないオリジナルが完成する。よく街でセンスの良い服をサラリと着こなしている人を見ると【おぉ~格っけぇ~】と見惚れることがある。そういう人はあからさまに服を誇示するのではなく、あくまでもさり気なく自然体に着こなせているところが凄い。




これまで服については無頓着に選んできたが、シーズン毎に「これをおさえておけ」的なアイテムがある。アイテムも値段を見ればピンからキリまであり、それをいかに安く、良いものを入手出来るかが楽しい。自分の収入に見合ったブランドの服を買っていけばいいのだが、明日をも知れぬ無職の身。せめて好きな服を自由に買って着る事のできる生活を送りたいものだ。










きゃりーぱみゅぱみゅ嬢と黒紳士の誕生日は同日である、ということを追記しておく。