2018年04月

2018年04月21日



秋田市にも桜前線が到達し、市内の各所で桜の薄紅色が目を楽しませてくれる。テレビで著名な気象予報士さんが「このまま地球温暖化が進むと、桜の開花しない地域が現れる」と言っていた。桜は冬の厳しい寒さを認識することで開花の準備を進めるそうだ。温暖化により暖冬になってしまうと、季節を感じることが出来なくなってしまうらしい。


律儀に春の到来を告げ、人々に美しい姿を見せてくれている精勤中の桜をよそに、未だに求人応募先を絞り込めていない黒紳士。毎日2回、ハロワに求人検索に通っているが生来の慎重な性格が災いし「見てるだけ~」状態で進展がない。


映画ネタが続いてしまうが、今日の映画は「ミスト


ご存知、ホラー小説の帝王スティーブン・キング原作、フランク・ダラボン監督。 このコンビはヒューマン系感動映画「ショーシャンクの空に」(原題:刑務所のリタ・ヘイワース)を制作した最強コンビだ。


BSの映画予告では「無料映画としては初放送!」「ラスト15分の驚愕の結末!」と興味をそそられる宣伝がされていた。この作品は度々タイトルを耳にはしていたが鑑賞するのは今回が初めてのことだった。


好きな映画ジャンルは?と聞かれれば「ホラー」「サスペンス」と答える黒紳士。勿論、スティーブン・キング作品も大好きだ。ホラー&サスペンス映画は近年、趣向を凝らしたものが多く、良作が多い。


尤も、音楽も映画も昨今は様々なな要素を含むものが多く、分類し辛い作品も増えているのだが、敢えて嫌いな映画ジャンルを挙げるとすれば「ミュージカル!」


食わず嫌いなのは自覚しているが、ミュージカルだけは全く興味が無い。あと、邦画で若い俳優が出てくるような恋愛映画。これらは全然、感情移入できない。感情移入が出来ない作品、監督のセンスが悪い作品は観ていて苦痛なのだ。



ミュージカルは身近に感じられることが無く自分とは縁遠い世界。良い俳優が出ていようが、新進気鋭の監督がメガホンをとっていようが、我がレコーダーの録画対象にはならない。これが本場NYのブロードウェイで観劇したりすればファンになるのだろうが、恐らくわが人生でそんなシーンが訪れることはないだろう。



恋愛邦画は、邦人の若い俳優達で自分が好きな俳優がいないから敬遠しているのだろうと自己分析。昔の月9ドラマみたいなノリの作品だったら、自分には合わないのが確定する。狭い世界で「惚れた腫れた」と騒いでいる映画は観たくない。


ええっと、ミストの話しだった。



あらすじは、


激しい嵐が町を襲った翌朝、湖の畔に住むデヴィッドは自宅の窓やボート小屋が壊れているのを見つける。デヴィッドは補強品などの買い出しのため、8歳の息子ビリーと隣人ブレント・ノートンと共に車で地元のスーパーマーケットへ向かう。店は賑わっていたが、嵐の影響で冷蔵庫以外は停電していた。

すると店外でパトカーや救急車が走り回りサイレンが鳴り始め、さらに鼻血を流したダン・ミラーが店内へ逃げ込んで来て「霧の中に何かがいる」と叫び出す。瞬く間に辺り一面は白い濃霧に包まれ、店は大きな揺れに襲われる。不安に駆られた客たちは、店内へ閉じこもる。

店外に出た人々は次々と、霧の中に潜む「何か」に襲撃されるか行方不明となっていく。夜になると、巨大化した虫のような異次元の怪物が店内に侵入し、犠牲者が続出。店内の人々は、この異常な状況を「新約聖書ヨハネの黙示録」と結びつける狂信者・カーモディが発する言動に徐々にすがるようになっていく。                      Wikipediaより



感想は、正体不明の霧に潜む敵も怖いが、不安な状況下で人心を掌握し、自分が独裁者や教祖さまの様に振る舞うカーモディのような人間も怖いということだ。狂信者が序盤からとてもウザく、デヴィッドが危惧していたとおり瞬く間に信者を増やし権力を持つ邪教祖になってしまった。自分だったら、そうなる前に強権を発動し、問答無用で縛り上げて、倉庫にでも隔離しておくが。



キングらしい緻密なシナリオとダラボンのセンスが光るカメラワーク、霧のため周囲の状況が見えないという心理的な恐怖が全面にくる作品か?と思っていたら、VFXやCGで敵を描いていてビジュアル面に力を入れている作品だった。敵の姿はとても醜悪だったが、作中に弱点も少し露呈しているシーンもあったので、情報分析・対処をしておけば、あれだけの人的被害は出なかったのでは?と思ってしまう素人映画評論家気取りの黒紳士。


キャストは主人公のデヴィッドはトーマス・ジェーン。見たことがない俳優さん。それよりも脇役陣にウォーキング・デッドの初期に出ていた人達が3人も出ていた。ローリー・ホールデン、ジェフリー・デマン、メリッサ・マクブライド。ウォーキング・デッドは残念ながらシーズン2までしか観ていないが、監督のフランク・ダラボンが制作していた関係で3人共、ゆかりがあったのだろう。


総括として、ミストはホラー映画としてはクオリティーの高い作品だと言える。しかしながら、残酷描写も多々ありR15指定にもなっているので、ホラー映画は苦手という方やお子様にはおすすめできない。


特に賛否両論がありそうなエンディングは観る人に様々な想いを抱かせるだろう。安眠をしたい方は、ひる日中に観た方がよろしいかと。








肝心のラストについて。(ネタバレを含むので、読みたくない方は読み飛ばして欲しい)


スーパーから脱出することに成功したデヴィッド達。カーモディの最期はあれで仕方がないだろう。残念なのは副店長のオリー。いいキャラクターだったのに犠牲者になってしまった。


デヴィッドの四駆で霧の中を進んでいく。(やはりサバイヴするための車は四駆が必須か?)大きな振動がして彼らの前に信じられない光景が!あれはもはや怪獣レベル!?残された武器はリボルバーの拳銃に四発の弾丸のみ。


燃料がつき、いよいよ進退窮まった一行。このまま外に出て歩いて進むのか?それとも生き残ることを諦めるのか?車内に響き渡る四発の銃声。『あぁ、そっちを選んでしまったのか…』嗚咽するデヴィッド。(残った人数は5人。自決するには残弾が足りず、デヴィッドは敢えて敵に殺られる役をかってでたのだ)


霧が少しづつ晴れ、何かが近づいてくる。なんとそれはアメリカ軍の車列。人類は敵を制圧しつつあったのだ。


なんと残酷な結末か?もう少し早く分かっていれば!最期まで諦めずに前に進むことを選んでいれば!車列の載っていたのは、映画の序盤で家族に会いにいくために意を決して外に出た女性ではないか!彼女の選択が正解だった。


Badエンドに近い最後のシーン。フランク・ダラボン監督曰く「原作のラストとは違うラストにした」らしい。これは原作者のスティーブン・キングも了解済みで、ダラボンのラストシーンを称賛したらしい。


自分だったら最後のシーンでどういう選択をしただろうか?作中では良い選択をとってきたデヴィッド。最後に選んだ選択が誤りだったことが悔やまれてならない。




(09:12)

2018年04月18日




今日も今日とて、無職を託つっている黒紳士。さすがにそろそろ仕事に就きたいのだが、殊、求人応募については諦観というか達観してしまい、なかなか第一歩を踏み出せない。


午前中にハローワークに行ったけれど、応募に至るような求人募集はない。秋田のようなド田舎でも求人募集はあることはあるが、求人票に書いてあるような条件の仕事に就いたとして、未来がありそうな求人は少ない。 


秋田の求人は


1.自家用車を持っていること
会社の業務で自家用車を使うことが前提。事業所への通勤も自家用車通勤が当たり前。福利厚生がヤバい事業所だと、駐車料金を徴収する鬼のような事業所もある。


2.研修や仕事の引き継ぎがおざなり
入社即日からガンガン働いてね♡という即戦力人材神話が横行。これには参る。「転職するくらいだから、即戦力なの当たり前だよね」というスタンスの事業所が多い。ろくに従業員教育や育成が出来ないような事業所だから人材が育たないとも言える。研修があったとしても、教える方も仕事をしながらの研修だから、1~2回くらい教わっただけでもう終わりが多い。


3.日給12万~14万の求人が圧倒的に多い
正規・非正規・パート求人がごっちゃになっているハロワの求人。今や希少種な正社員求人とて、賞与・昇給が無い求人も多いし、あってもどちらの欄にも記載が無い求人票が多いのも特徴。正社員で12万✕12ヶ月で1,440,000円。ボーナスが年2回、各ひと月分だとして年収1,720,000円!?これでも実家住みならやっていけないことはないが、薄給すぎて将来に夢も希望も結婚も子供も持てやしない。


と、お先真っ暗な中年の再就職活動。いまだに秋田では職種は「公務員が最強」神話が続いている。


頭が痛くなってきたので、話しを切り替える。


昨夜、録画していたBSで放送されていた映画「アフター・アース」を観た。事前に少し映画の内容解説を見たら、監督がM・ナイト・シャマラン。主演がウィル・スミス、ジェイデン・スミス。なんと親子共演とな!たしか、ベスト・キッドでも共演していたのはちらっと覚えている。


ただ、ベスト・キッド自体は、ラルフ・マッチオとノリユキ・パット・モリタのベスト・キッドこそベストだと思っていたのでまだ未視聴の作品。


ジャンル的にはAfter~はSFだと言うので、親の七光り的なキャスティング臭がプンプンするこの映画も抵抗なく観ることが出来た。


あらすじは、


2025年、人類は自らの故郷である地球の自然環境を破壊してしまい、遠く離れた惑星ノヴァ・プライムに移住せざるをえなくなった。ノヴァ・プライムの先住民は、人類を抹殺するために巨大生物「アーサ(URSA)」を作り上げた。「アーサ」は視覚も嗅覚もないが、人の恐怖心を察知して場所を特定し、人を殺す。そして人類が地球を去ってから1000年後、惑星ノヴァ・プライムのレンジャー部隊からストーリーは始まる。

レンジャー部隊の候補生である13歳のキタイ・レイジは訓練に励んでいたが、能力的な成績は良いものの精神的には未熟とみなされ、正式任用には不適格とされてしまう。キタイが幼少の頃、姉のセンシ・レイジがアーサに殺害されるのを、なすすべもなく見ているしかなかったという恐怖心が拭えないためでもあった。

キタイのもとに、レンジャーの最高司令官でもあり父でもあるサイファ・レイジが宇宙遠征から帰還した。サイファは恐怖心を消してアーサと戦うことができる術「ゴースト」を習得しているため、数多くの人々を救った伝説級のレンジャーである。一家団欒の夕食で、キタイは不適格の件をサイファに報告せざるを得なくなったが、サイファは冷静な指揮官として接した。サイファの妻でありキタイの母であるファイア・レイジは、キタイが必要としているのは指揮官でなく父であると、サイファに告げる。

サイファは引退前の最後の任務にキタイを同行させることにした。2人が乗った宇宙船の倉庫には、レンジャーの訓練のために捕獲されているアーサも一体乗り込んでいた。ところがその任務に向かう途中、小惑星嵐にあったために宇宙船は深刻なダメージを負ってしまう。偶然近くにあった第一級隔離惑星地球に不時着を試みるも、宇宙船は真っ二つに折れて墜落することになってしまった。

生存者はキタイと、致命的なけがを負ったサイファのみであった。また救難信号の発信機がある船尾は、100km後方に墜落していることが判明した。サイファはキタイに通信装置や武器、医療器具などを託し、さらにキタイを常にモニターできるようにする。キタイは負傷して動けない父の代わりに発信器を回収し、共に故郷へ帰るために独りで危険な旅へと赴く。1000年の間に地球は、人類を抹殺するべく進化した動物達に支配されていた。キタイは凶暴な動物達に襲われながらも、船尾を目指す。

キタイはサイファに、どうやって恐怖を克服したのかを質問する。サイファは、アーサに襲われて水中にもぐった際、水中の美しさと「ここで死んでたまるか」という思いが重なったときに、いつの間にか恐怖心が無くなっていたと語る。サイファはさらに「“危険”は実在するが、“恐怖心”は自分次第だ」とも伝える。

キタイは道中、父との唯一の通信手段である通信機を破損してしまうが、ボロボロになりながらもなんとか船尾にたどり着く。しかし火山の噴煙によるイオン層のせいで救難信号が発信できない。そのためキタイは、火山の山頂から救難信号を発信することを決断する。山中で、アーサに襲われた仲間の遺体を見つけたキタイはアーサがまだ生きていることを確信する。予想は的中し、キタイは道中でアーサに襲われるが、恐怖を克服した父と、アーサに殺害された姉を回想し、さらに降り注ぐ火山灰の美しさを目の当たりにしたとき、キタイもまた恐怖心を克服することに成功する。ゴーストを体得したキタイは、アーサを死闘の末に倒す。

Wikipediaより引用


感想は、けっこう面白かった。ウィル・スミスの息子の演技はどんなものか?と思いながら観ていたが、役中でも親子、実生活でも親子ということで二人の絡みはただの父と息子のそれ。実質、キタイが本作品の主人公だが、芝居は下手ではないようだった。一人のシーンでも大根演技は見られなかった。かといって「すんげ~演技がうめぇ~」的な要素も見られなかったが。


キタイが救難信号を撃つために宇宙船の後部にあるビーコンを探しに単独行に出るのだが、ジャングルを進みながらのハラハラ・ドキドキのシーンが良かった。ただ、イベント的なものにバリエーションが乏しかったのはちょっと残念。もう少し地球の壮大さを見せるシーンや動物からみのほっこりとさせるシーンが挿入されてもよかったかも。大きな鳥とのシーンがそれに近いか。


アーサと呼ばれるエイリアンというかクリーチャーもあまり怖さがなかったような。しかも1匹だし。「普通に武道の心得があれば、携帯しているあの武器で普通にやっつけられるだろう!?」とは素人考えか。まだスターシップ・トゥルーパーズのゴキブリっぽい敵の方が怖いと思った。


最後はウィル・スミスも助かるしキタイもレンジャーとして恐怖を克服し、アーサを殲滅するシーンはクライマックスに相応しく、シナリオ的にもきちんとツボを抑えている。普通のSFサバイバルアクション映画としては充分、及第点だと思う。ただ、監督がM・ナイト・シャマランということで期待し過ぎて観てしまうと物足りなさを感じる部分もある。


無料放送で観られた映画だから、過度の期待は禁物だろう。でも今や売れっ子俳優のウィル・スミスを使うのだから、演出やシナリオの展開でもっと凄い映画に出来たのではないか?と残念に思う黒紳士だった。







(17:15)

2018年04月15日



就職活動は難航中。


前回の4DaysBadWorkの轍は踏まないと、慎重になりすぎているかもしれない。 
だが、ハロワに日参しても「応募したくなる求人がない」のだから困りもの。ハロワ常連求人は「人の出入りが激しい」から検討除外だし、あまり人が応募しない不人気求人は時間が不規則だったり、規模が小さ過ぎて将来性に問題がある。


自分が1番重視するのは、その事業所の「雰囲気」「居心地のよさ」か。働きやすい環境が整っていれば落ち着いて仕事に取り組むことが出来るし、人間関係に煩わされることがないだろうし、長く安心して勤めることが出来るだろう。でも、こういうのはその事業所に入ってみなければ分からないことが多い。応募前段階では確認しようがない項目なのが困りモノだ。


土・日とて、無就業者にとってみればあまり休日感はない。ハロワが営業していないので求人応募は週明けまで延期。(かと言って応募先は未確定だが)実家に居候させてもらっている身分なので、土・日は出来るだけ家事サービスに勤しむ。


ペットのクサガメがどうやら冬眠から目覚めたらしく、活動的になっている。冬場はほとんど餌を食べなかったのだが、春が来たことが分かっているかのように餌を爆食いするのだ。亀の餌パッケージに書かれている分量を与えると、喜んで食べる。食べ終わると、またおねだりするかのように人の顔を伺っているのだ。こちらの餌の想定量をはるかに上回る、恐るべき食欲!冬の間食べなかった分を取り戻そうとしているのか?


女課長の意地悪プレッシャーから開放された代わりに「無就業者である」という現実感と「早く次の仕事に就かなければ」という切実感に苛まれる日々。これはこれで辛い。いくつもある未来の選択肢の中から最善手を選ばなくては。早晩、詰んでしまう。案外、優柔不断男な黒紳士。地雷を踏むのが怖くてなかなか次の一歩が踏み出せない。


そんな中、何気なくテレビを観ていたら懐かし映画の「ROCKY」が放映されていた。


ROCKYは1976年に公開された。脚本はシルヴェスター・スタローン。


フィラデルフィアで賭けボクシングだけでは生計が立たず、ヤミ金融の取り立てをしながら暮らす3流ボクサーのロッキー。生活も貧しく30歳になってもボクシングでは芽が出ず、ボクシングジムのトレーナーからも見放されるゴロツキの様な生活をしていた。(ロッキーも亀を飼っている。しかも2匹)


そんな彼の唯一の希望は、ペットショップに勤めるエイドリアンの存在。友人ポーリーの妹である彼女に会いたくて足繁くペットショップに通うロッキー。一方、トラブルメイカーの兄を持ち苦労が絶えないエイドリアンは地味で大人しい女性で、言い寄ってくるロッキーを敬遠していた。しかしロッキーに次第に惹かれていくエイドリアン。


そんな折、世界ヘビー級王者のアポロ・クリードが世界戦の対戦相手のブッキングに失敗。このままでは宣伝広告費が無駄になってしまう。アポロの発案で「無名ボクサーをアポロの対戦相手に!アメリカン・ドリームを与えよう」とキャンペーンを始める。


「イタリアの種馬」というニックネームだけで対戦相手に選ばれたのがロッキーだった。一度は断ろうとするロッキーだったが「誰もがアポロの勝利を確信しているだろう。俺も勝てる気はしないが、だったら15ラウンドまでのKOされずにリングに立っていてやる。そうすれば俺はゴロツキじゃないと証明できる!」と対戦を決意するロッキー。


そんなロッキーの前に現れたのがトレーナーのミッキー。二人は10年来の付き合いだったが、自堕落なロッキーを見るにつけ、最近では彼を見限っていたのだ。「俺がおまえを鍛えてやる。アポロに勝とう!」というミッキーに思いの丈をぶつけるロッキー。「どうして俺を6年も放っておいたんだ!俺がアポロとやる事になって今更、尻尾を振るのか!」とミッキーを拒絶するロッキー。


だがロッキーには分かっていた。彼の力がなければアポロと闘うことは出来ない。ロッキーに拒絶され帰っていくミッキーを追いかけていくロッキー。カメラは遠景から捉え、どういう会話があったか定かではないが、握手をして和解する師弟。


ロッキーの世界戦に向けてのトレーニングが始まった。トレーニング・シューズは黒のCONVERSE!ハイカット。やっぱりCONVERSEは格好いい!ボロボロの黒紳士のCONVERSE。早く仕事に就いて新しいCONVERSEが欲しいところ。


ミッキー曰く「もともと素質はあるんだ。それを眠らせやがって!」ボクサーなのに喫煙者だったり、お酒をがぶ飲みの不摂生がたたっていたロッキー。もう一度、初診に戻って徹底的に身体を絞り直す。自慢の強打に磨きをかけるため、ポーリーの職場、食肉工場で生肉をサンドバックにする。


そして世界戦がやってきた。ロッキーに活路があるとすれば、ロッキーは「相手がやりにくい」とされているサウスポーであることと、アポロはロッキーというボクサーをまったく研究していないこと。ロッキーが得意の強打ボディー・ブローに賭けるしかない。


3ラウンドKOを公言していたアポロだったが、試合が始まり、大方の予想を裏切って善戦をするロッキー。ラウンドが進む毎にダメージが増えていく両者。アポロもロッキーを無名の3流ボクサーと舐めきっていた自分を戒め、全力で倒しにかかる。ロッキーも自分の持てる力を振り絞ってアポロに立ち向かって行く。


そして最終ラウンド。何度も倒れそうになりながらも終了のゴングまでリングに立っていたロッキー。勝負の決着は判定に持ち込まれた。勝者はアポロ!報道陣がロッキーを取り囲む。善戦したロッキーからコメントを!とマイクを差し出す。


ロッキーには勝敗はどうでも良かった。自分を証明するための15ラウンドだったのだ。「エイドリア~ン」「エイドリア~ン」ロッキーは唯、最愛の人の名を呼んだ。リングに駆けつける彼女。二人は抱きしめ合い、ロッキーの表情には達成感が浮かんでいた。


いやぁ~、やっぱり「ROCKY」は最高でしたわ。かの内村光良氏がこの映画の大ファンとのこと。とにかく、このロッキーのテーマ曲には勇気づけられる。ROCKYはこのあと続編がワラ・ワラ作られるが、やっぱりこの第一作が本当の名作だと思う。当時、ロッキーのような生活をしていたスタローンが映画界で活躍できるようになった出世作ともいえるこの作品。


編集もあり、オリジナル全編を観られた訳ではなかったが、吹き替えも良かった。ロッキー役が羽佐間道夫さん。殊、ROCKYに関しては羽佐間氏の吹き替えの方が合っている。佐々木いさお氏のスタローンの方が聞き慣れているが、街のゴロツキ感を出すには羽佐間ロッキーの方が良い。エイドリアン役のタリア・シャイアも今、観たらまぁまぁ可愛い。


ロッキーがジョキングに出る前に、生卵5個をコップに入れて一気飲みするシーンがある。これがアメリカ人達にはショッキングだったらしく、物議を醸したそう。あちらの卵は衛生的にはあまり良くないようで、卵は加熱処理して食すのが一般的だそう。あんな風に生卵を飲んでしまうとお腹を壊すのではないか?と騒がれたようだ。正直、日本の卵でやっても自分は途中で吹き出しそうだ。


お腹が弱い黒紳士なのだった。











(10:09)

2018年04月06日




暦は進み4月。東京はもう桜が散ってしまったというニュースが流れていたが、秋田の気候は寒い日が続いていて、桜前線は停滞している模様。

3月中旬に応募した臨時職員に採用が決まり、2日から新しい職場に通うことになった。面接時に女面接官から散々にダメ出しをされ、かなり印象が悪かった職場だったが、家計の苦しさと「仕事が決まった!」ことの母の喜びようを曇らす訳にはいかず、ダメ元で勤務することにした。


蓋を開けてみたら、自分の直感に間違いは無かった。結果、勤務4日目にして女課長に辞意を告げ、ベストな形で即日退職の運びとなった。


どこがどう合わない職場だったかというと、まずは女課長。こいつは当初の印象どおり、ヒステリー持ちで四六時中、機嫌が悪い。発言の95%がクレームなのだ。勤務初日から「電話を取れ!」との業務命令が下り、取り次ぎの電話を知らせに行ったら、『わざわざ知らせに来るな!内線で転送してよこせ!』と早くも毒蛇の洗礼を受けてしまった。


根本的にこの女は、自分が「県の課長級という大したことのない役職」であることを勘違いしていて、一般市民や臨時採用の人間を自分より下級の賤民扱いをしている。薹の立ったババァの癖に若い男は好きなようで、20代と思しき今流行り風ルックスの男性臨時職員を愛玩用として可愛がっていて、席割りにも強権を発動し、自分の席の真横に配置している。


どうやら黒紳士の採否には面接時に同席していたもう一人の専務肩書の男性の意向が強かったようで、それがこの女には気に食わなかったのだろう。自分は嫌いなタイプの人間はとことん嫌いなので、この馬鹿女課長とは水と油の関係だったのだろう。


仕事自体も旧態然とした不効率がまかり通っており、とにかく猥雑で上意下達が慣例となっているお役所仕事そのもの。黒紳士に4日間仕事を教えてくれた先輩臨時職員は、この職場に4年も勤めているそうだ。悪い人では無かったが、完璧にこの職場に洗脳されているといってもよい。農場にいる羊のように飼いならされてしまっている。


ここの体質が如実に現れていたのが、昼休憩の時間。居住性皆無の事務室では事務をするのも、飯をたべるのも同じ机。まるでウチで飼っているクサガメと一緒ではないか!キッキは水の中で餌も食べるし、糞もするし水も飲むし、寝るのも一つところで一緒だ。こんな職場はごまんとありそうだが、個人情報を扱う職場だというのに、文書管理や名簿管理はあまり徹底されていない。個人情報が机の上とかにポンと置かれている。帰宅時には引き出しとかにしまうが、その引き出しとて施錠はされない。


「こんな個人データ管理をアバウトにしていていいんかいな?」と開いた口が塞がらなかった。他にも挙げればキリがないが、とにかく一般の民間企業とは一線を画している有様だった。


昼食時とは、和気あいあいと同僚達とランチをしたいところだが、ここの職場はシーンと静まり返り私語をする者は誰一人いない。仕事中よりもひっそりとしてしまう。ただ箸を使う音と、カップ麺を啜る音しか聞こえてこなかった。「アンタ達、こんなので楽しいの?」他にも帰りは全員、廊下に集合してから建物を出て、外に出てからも玄関前に集合し挨拶をしてから帰る、という変なローカルルールもあった。


そんなだから、幼稚な黒紳士は平等主義者なのでカースト制度の組織には合わない、と思って4日目の朝イチに女課長に直談判をし、即日退職という花道を勝ち取った。なんせ、1日目の前夜から4日目の朝までロクロク夜も眠れず、(平均睡眠時間1時間弱)食欲もまったく湧かず(空腹を感じることが無かった)ノイローゼになりそうだったから。人間的レベルの低い人間と過ごすとこっちまで毒されてしまうから。そう、俺はSickBOYなのだから・・・


話は少し戻り、3日目の夜。


元職業訓練仲間の食事会が催された。


少し前に懇意だった元受講生仲間のTさんからメールが入りTさんと仲の良かった「Mさんが飲食店を始めるにあたって食事会をやるんだって!」と知らされていた。それがまだブラック職場に勤める前のこと。四方やこんな憂き目に合っているとは思っていなかったので、出席を快諾していたのだ。


会場は自宅から歩いて行けるお店だった。「社会人たる者、常に時間前に行動をする!」が黒紳士の信条。食事会開始10分前にお店に入る。まだ誰も到着しておらず一番乗りだった。出迎えてくれたのは発起人のMさん。食事会という事で、今宵はプレ・オープン。我らの為に貸し切りにしてくれたようだ。


久しぶりの再会だったが、Mさんに変わりはない様子だった。彼女は一度は念願の事務職に就いたのだが、折り悪く、入った会社が少しして廃業する予定であることが発覚したのだ。へこたれることが無いMさんは一念発起して、独自の交友ネットワークを使い飲食店共同経営という新事業に乗り出すことにしたのだ。


食事会の事を教えてくれたTさんと事前に申し合わせて準備した開店祝いの観葉植物が飾られていて、Mさんから「気を使わせて悪かったね。ありがとう!」と言われた。忘れないうちにとMさんに「これ、少ないけど。」と会費を渡す。


「いいって、いいって、受け取れないよ」というMさん。やはり赤字覚悟の大盤振る舞いだったか。そのMさんの厚意に甘えてしまっては、人として男として格好が悪い。半ば強引に少額ではあったが会費を受け取ってもらった。何人がやって来るか不明だが、それでも数人前の料理を出すとなれば安い材料費であがるはずはない。少額で申し訳なかったが、少しでも赤字分の足しにしてくれれば気が晴れる。


三々五々、懐かしい顔がやって来て近況報告に花が咲いた。音信不通になっていたK社長やシロミちゃんがやって来たのは少し以外だった。結果、20人いたクラスの半分、接待役のMさんや黒紳士も含め10人が集まった。


微妙だったのは、以前の記事に度々登場したOさん。色ボケ黒紳士、Oさんには一方ならぬ好意を持っていたのだ。Oさんは到着が後からだったので、着席したのは黒紳士の対面!


馬鹿な黒紳士。この食事会が催されることを知ってから、Oさんのことを夢に見ることもあった。まだ引き摺っているようだ、この恋心。照れ隠しから、席から離れ他の元受講生に話しをしに行くフリをしたりした。


半年以上ぶりに会うOさんだったが、変わらず快活で食欲も旺盛で可愛らしかった。お仕事も頑張っているようで、充実していることが伺い知れた。彼女には幸せに過ごして欲しい。こんな素敵なお嬢さんに黒紳士のような冴えないオッさんが釣り合うはずが無い。おまけに自分の職場の事で色々と思い悩んでいる状態だったので、彼女があまりにも眩しく見えて積極的に話しかけることが出来なかった。


久しぶりに会うかつての学友達だったが、やはり半年以上も離れていると皆、微妙な距離感を感じられた。今日は食事会という事でアルコールの都合はつかなかった部分もあるだろうが。料理すら食べきれないほど用意してもらっていて、アルコールを要求してしまっては我侭というもの。 


講習時から仲の良い人、そうでない人のグループみたいな感じがあったが、この食事会でもそういった空気が現れていた。半年以上も離れていれば、もはや親しさも薄れてしまうだろうし、今の生活の方に比重を置くのも分かるというものだ。K社長もシロミちゃんも受講時は気安く話し合う仲だったが、この時は変によそよそしい感じだった。


懐具合も寒いし、翌日のクソ課長からのプレッシャーも気になり(毎夜の寝不足でクタクタだった)21時にもなると帰り支度を始めたK社長とシロミちゃんに乗っかり、自分も戦線離脱することにした。Oさんとも、もっと話をしてみたかったし、二次会に期待している部分もあったが、Oさんは黒紳士の事を何とも思っていなさそうな感じするし、これ以上彼女のお目汚しになることは本意では無かった。可憐な花は遠くから見るだけにしよう。(SUPER FLYも歌詞の中でそう言っている)


皆に分かれを告げ、後ろ髪を引かれる思いで夜の暗い道をトボトボと帰路に着いた。Oさんが元気そうだったこと、充実した毎日を送っていることを確認出来ただけでも良かった。あれだけ「もう一度逢いたい」という願いを叶えてくれた今日のイベントがあっただけでも自分にとっては幸せだった。


と、この記事は無職になったみそらで書いている。あのまま働いていても萎縮してしまって、馬鹿女の顔色ばかり伺う下僕に成り下がるだけだっただろう。そういう生き方はしたくないから仕方がない。


いいんだ、これで。



 


(17:35)