2019年08月

2019年08月04日




8月。北東北もようやく梅雨が明け、厳しい暑さが続いている。


気温自体はそれほど高くはないのだが、湿度が高い。カラッとした暑さではなく、ジメッとかジトッとした暑さなのだ。幸い、時折吹く風によって救われてはいるがこの夏の不快指数には辟易とさせられる毎日を過ごしている。


近年の暑さは尋常ではないので、我が家も無い袖を無理矢理に振って文明の利器、エアーコンディショナーを導入した。お袋が夏の暑さに耐えられなくなってきているのと、風呂上がりの汗が吹き出る状況を打開するためだ。だが、緊縮財政の我が家。エアコンの使用は最小限に留めている。


6月末をもってバイトが終了し、その後ハロワに相談。なんとか雇用保険を受給できることになった。退職理由が「バイトの雇用期間満了」だったので、直ぐに受給を受けられることはありがたい。これが自己都合の退職になると、受給できるまでの3ヶ月の待機期間が設けられることになるからだ。


応募先候補はなかなか見つからない。どれも「帯に短し襷に長し」なのだ。だいたい、求人票を一読しただけでは、その事業所の雰囲気や人間関係、風通しの良さなどは分かるはずがない。最近ではホームページを開設している事業所もあるが、HPにネガティブな事を晒している事業所はある訳がないのだ。よって応募も博打の要素が多分にあり、いまいち踏ん切りがつかない。


そんな週末。NHKでアニメ作品が放送された。メディア等で話題になっていた作品、




なんとなく「戦争もの作品」というイメージしかなかったが、他に魅力的なTVプログラムが無かったので、視聴してみることにした。


あらすじは、


太平洋戦争中の1943年(昭和18年)12月、18歳の浦野すずが草津の祖母の家で海苔すきの手伝いをしていると、突然縁談の知らせがくる。急ぎ帰宅したすずが覗き見たのは、呉から来た北條周作という青年だった。翌年2月、呉の北條家でささやかな結婚式が挙げられ、すずの新しい生活がはじまる。すずは周作とどこかで会った気がするが思い出せない。傍目には不器用で、いつもぼんやりしていて危なっかしく見えるすずは、北條家で失敗を繰り広げては、小姑の黒村径子に小言を言われる毎日を過ごすが、径子の娘である姪の黒村晴美には懐かれる。戦時下で物資が不足し、配給も乏しくなる一方、すずは持ち前のユーモアと生活の知恵で、食料に乏しい日々を乗り切り、次第に北條家やその近所の人々に受け入れられていく。



やがて日本の戦況が劣勢になり、軍港の街である呉は1945年(昭和20年)3月19日を境に、頻繁に空襲を受けるようになる。それでも戦時下の日常を明るく過ごそうとするすずだったが、同年6月22日の空襲で、通常爆弾に混ぜて投下されていた時限爆弾(地雷弾)の爆発により、目の前で晴美を亡くし、自らも負傷により右手を失ってしまう。意識が戻ったすずは、晴美を守れなかったことを径子に責められる。絵を描くための右手を失ったすずが認識する世界は、左手で描いた漫画のように歪んで見えるようになり、同時にすずは、人の死が日常となったこの世界に順応しつつある自分こそが歪んでいるのだという思いを抱く。同年7月1日の空襲では呉市街地が焼け野原となり、郊外にある北條家にも焼夷弾が落下する。見舞いにきた妹のすみは、江波のお祭りの日に広島の実家に帰ってくるように誘う。




帰りの汽車に乗る予定であった当日の8月6日の朝、すずは径子と和解して翻意し、北條家に残ることを決意する。結果としてすずは、その日に広島市へと投下された原子爆弾による被爆を免れるが、爆心地から約20キロメートル離れた北條家でも閃光と衝撃波が響き、故郷の広島方面から立ち上る巨大な雲を目撃する。8月15日、ラジオで終戦の詔勅を聞いたすずは、一億玉砕の覚悟とは何だったのかと激昂して家を飛び出す。それまで正義の戦争と信じていたものの正体が、ただの暴力に過ぎなかったことに思い至ったすずは、「何も知らないまま死にたかった」と独白し泣き崩れる。




すずは呉の軍港で、軍艦が好きだった晴美が死の直前に覗き見ようとした先に、水原の乗艦であった軍艦(重巡洋艦青葉)が大破着底しているのを見かけ、その傍に佇む水原を見かけるが、話しかけることなく去り、自分がこの世界でもう会えない人たちの記憶の器として在り続けるという決意をする。翌年1月、すずはようやく広島市内に入り、草津にある祖母の家に身を寄せていたすみと再会。すずの両親は既に亡くなっており、すみには原爆症の症状が出ていたが、治らなければおかしいと彼女を励ます。廃墟のようになった広島市内で、すずはこの世界の片隅で自分を見つけてくれた周作に感謝しながら、戦災孤児の少女を連れて呉の北條家に戻る。空襲に怯える必要がなくなった呉の夜には街の灯りが戻っていた。Wikipediaより



漫画作品が原作で、アニメ映画化にあたって色々と原作から省かれている部分もあるようだったが、初見でも楽しむことが出来た。ヒロインすずの絵柄から「ファンタジーっぽいノリの作品なのかな」と導入5分くらいは何度かチャンネルを変えようかと逡巡したが、序盤から中盤にかけては作品に引き込まれ夢中で見入った。


全体を通じて自分が思ったことは「これはただの反戦アニメではなく、いろいろなことを考え點せられる作品だ」ということ。戦争によって弱い者が犠牲になることを始め、家族とのことや、男女のこと、辛いときの気の持ちよう、などなど。


すずの日常を丹念に描くことによって、現代社会に足りないものが浮き彫りになるように思えた。残念だったのは、多少、話が分かりづらいシーンが多かったこと。子供にも観てもらうべき作品なので、もう少し説明的な補足があっても良かったと思う。声優陣もすず役ののんさん(能年玲奈さん)を始め、良い演技だったと思う。


この作品はもっと多くの人に鑑賞してもらいたいと思う。特に為政者には。








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