職業訓練

2017年12月27日




爆弾低気圧と大陸から押し寄せた寒波のせいで、大荒れの日々が続く。寒くて堪らないので暖かった時期の追憶記事を綴るとしよう。


まだ蝉の初鳴きが聞こえてきそうだった暑い頃のこと。


その頃はまだ職業訓練に通っていた時期で、カリキュラムはFP講習の真っ最中。


「みんなにFP検定を合格してもらいたい」というK講師の情熱と意気込みをよそに、受講生陣の中には「講習の進め方が悪い」とか、「プリント読みの時間が長すぎて眠たくなる」とか、「マンネリ気味でつまらない」等の意見を持つ人が現れ始め、 教室全体が停滞感に包まれていたと記憶している。


自分はK講師のフォロワー(信奉者)だったのだが、講習に否定的な意見を言う人に正面切ってK講師の弁護をするのは憚られた。なので、その人の意見を「ふむふむ、なるほど」と聴いてあげて適当に受け流した。10人いれば10通りの意見があると思う。自分と違う価値観や発想、考え方を全否定してしまっては民主主義社会は成り立たない。意見を聴くだけならタダ。


どうしてその人がそういう意見を言うようになったのか。自分の要望や理想からかけ離れているから不満が出るのだろう。他人に聞いてもらってウサが晴れるのならそれに越したことはない。講習に関してプチ・クレーマーが増殖しているからなのか、教室内は活気というよりも、倦怠感が漂い静寂に包まれる光景が多くなっていた。


そんなある日。(入力チェック表を紐解いてみると、7月13日木曜日だった)


以前の記事、職業人講話2でやってきた保険関係の事業所が、自社のリクルート活動の一環で「ランチ付きお仕事説明会」なるものを企画。受講生にもお誘いがかかり、なんとクラスの半数以上が講習を中抜けし、ランチを食べに行くという。



数日前からランチに行く人数の取りまとめがあり、「う~ん、なんか昼飯をダシに強引な保険の勧誘とかされそうだなぁ。」と感じ、「昼飯を奢ってあげたんだから保険の話しを聞いてよね」と断りにくそうな雰囲気が想像できたので、ランチに行くのは取りやめにした。


移動の時間を加味し確か、3コマ目の終了時には大勢の受講生達が「うきうきバイキング・ランチ」にお出かけしていった。居残ったのは、H市から来ていた臨席の年配女性Oさん。美容関係に就職が決まったAさん。おっとりお嬢様タイプのSさん。県外就職志向のTさん。N市から遠距離通学していたOさんと黒紳士。


少人数による学級崩壊も危ぶまれたが、K講師は意に介さず2人組、3グループに別れてのロールプレイングを指示した。FPを演じるチームとお客さんになってライフプランや保険商品についてを相談する側に分かれての問答だ。


黒紳士の相方は年配女性のOさん。「やゃぁ、これはしっかりとせねば」OさんのFP習熟度はあまり芳しくない様子だったので相手チームが小難しい質問をしてきた場合は旗色が悪くなりそうだ。


だが、残りの2チームは優しい人が多くて手元のプリントを読み込めば応えられる質問をしてきてくれた。普通に問答をしても面白くないので皆、銘々に役になりきり「これこれ、こういう事情で相談に来た」というようなバックボーンまで考えて演技をしていた。いつもの多人数での授業よりも和気藹々感があり、席が離れていてあまり会話したことが無かった人とも話す機会が出来て楽しかった。


そうこうするうちにお昼になり、「黒紳士さんもこっちに来て一緒に食べなよ」と女性陣に誘われたが、気恥ずかしかったのでいつもの様に自席で弁当を食べた。


一服するために外のコンビニへ。せっかくお昼を誘ってくれたのに無下に断ったのが心に引っ掛かったのと、「なんかいつもと違って楽しい雰囲気だよなぁ」と今日、残った人達と何かを共有したい感が湧き、コンビニの冷凍庫へ。


某、チョコレートアイス6本入りを購入し、教室へ。


「これ、差し入れ。デザート代わりに女性陣で食べて!」とAさんに手渡した。(男はご婦人の前では甘いモノは食べないとジゴロを気取る)


夏時期に差し掛かったとはいえ、まだ教室内で受講生がアイスを食べている光景は見たことがなかった。今日の女性陣達が最初で最後だろう。チョコレートアイスがお気に召さない人はいなかったようで皆、喜んでくれたようだ。6人分にはK講師も入っていて、教卓の後ろでチョコレートアイスを召し上がっていた。確か「夜中にも関わらず、冷凍庫にアイスがあると食べてしまう」ような事を仰っていたような。


ランチに出掛けていった受講生達が講習日の非日常を体験してるなら、居残り組も講習の非日常を体験してもいいだろう。5コマ目・6コマ目を過ぎた頃、受講生達が帰ってきた。だが、全員ではなかった。何人かはやはり捕まってしまい、その後も戻って来ず、色々と話しを聞かされていたらしい。だから言わんこっちゃない。



勿論、アイスを食べた事は7人だけの秘密である。(記事にしてしまった時点で秘密でもなんでもないが・・・)













(17:16)

2017年10月20日

10月20日。待ちに待ったFP技能検定3級の合格発表日。


9月10日、土砂降りの朝「ぐぬぬ~ぅ。これから受験だと言うのに、何たる天気だ!」と朝からテンションがダダ落ちしていたのが、ずいぶんと昔に感じられた。スマフォカメラに受験票の受験番号を撮影し、仕事に出掛けた。きんざいのHPで発表されるのは午前10時過ぎとのこと。昼休みに確認するしかない。


仕事も一息つき、昼休憩。持参したお袋弁当をあっという間にかっこみ、唯一、独りになれる空間、車の中へ。リュックの中から歯ブラシを取り出して、食後の歯磨き。普段から歯磨きは欠かさない。人と話す時に歯茎に食べかすなんて付いていようものなら、恥ずかしいたらっありゃしない。接客や営業職の人間で、食後に歯磨きをしない人は信用が置けない。歯磨きはマナーの一つだと思う。


その次にノンアルコール成分の除菌シートを取り出す。ゴシゴシと入念に顔を拭う。まるでドーランを落とす、売れない舞台俳優のようなさま。そして今度はオレンジフレーバーのフェイス・シートを取り出しお顔を優しく拭き拭き。ビオレのオレンジフェイスシートはお気に入りで、夏場はとても重宝した。そろそろ秋・冬シーズンなので青りんごフレーバーにシフトする予定。


まだまだ続く、中年おやじのグルーミング。ミニサイズのヴァセリンを口角や鼻の下等、乾燥から粉をふいてしまう箇所に薄く塗りこむ。どうも歳を経るにつれ、乾燥時期には皮膚が粉をふいてしまうのだ。最後にリップ代わりに唇にひと塗りして、黒紳士グルーミングの終了。例え、女っ気の無い職場においても身繕いは必要だと思う。それともただ単に、おネェ並に黒紳士の女子力が高いだけなのだろうか?


さて、儀式も終わったところで合否の確認をしよう。このところ楽しい電話の着信もスティディなメールの受信もとんとご不沙汰な我がスマフォを取り出して、ブラウザを立ち上げる。


きんざいの合格発表ページへのリンクを踏むと、あららページはPC仕様。やたらと画面が小さい。まさかのスマフォ非対応ページか?画面を拡大し、2つある受験番号のうち学科の番号を打ち込む。


結果は、





ヽ(=´▽`=)ノ 合格!やはり自己採点とおりだった。しかし、何点採れたかは分からない。


次に、実技試験。こいつは学科よりも難解で、自己採点では何とか合格ラインだったが、実際にはどうなっているか、今ひとつ自信が無い。


やりにくいスマフォのフリック入力で、受験番号を入力。照会ボタンをタップ!


結果は、





やっほい、(´∀`∩)↑age↑ 合格!! 受かっちゃったよ!!馬鹿でもそれなりに努力すれば何とかなるもんだ。



早とちりではぬか喜びになる。冷静にもう一度、照会してみたが結果は変わらない。「おぉ、今日から3級ファイナンシャル・プランニング技能士(個人資産相談)と名刺に入れることができる」残念ながら、名刺を持ったことがない黒紳士。今後、名刺にFP~の文言を記すことが出来るのだろうか。


この喜びを早速、報告せねば。と、1番にK講師にメールを入れた。いつもブログを書いているせいか、ともすれば長文メールを化してしまうので、先生へのお礼と合格の報告、今後の活動方針を記してK講師宛に送信した。ちゃんと届くといいな。(K講師からはその後、祝福のハッピーメールを頂戴した)


半年間の職業訓練の担当終了後、緊張や激務から開放された為かK講師は少し体調を崩されたと伺っていたので、少し気がかりだった。K先生の年代からいっても身体の不調が出やすい時期もあるのではなかろうか。先生の次の活動再会時期は不明だが、ゆっくりと養生して英気を養っていただきたい。元気印こそ、K講師のトレード・マークなのだから。


これに味を占めた黒紳士。「もう一つ二つ、資格取得に挑戦しようか」と目論んでいる。FP2級にしようか、それとも費用対効果があり、実務で使い勝手がいい乙四にしようか。目移りしている状態。


FP3級は元々、合格率の良い検定試験なので初心者でもハードルは高くはなかった。今回の合格はまぐれと言えよう。次のターゲットを探しつつ、仕事探しの日々も続く。


人間、生きている限りは日々、進歩しなくては。昨日と今日で同じスペックだったら面白くない。成長して、出来なかったことが出来る様になる、それはとても楽しい事だと思う。そんな事を考えた日だった。











(17:27)

2017年09月10日

いつものように朝は目覚めた。9月10日、日曜日。今日はFP技能検定3級の受験日だ。


職業訓練終了後も上がらぬモチベーションを何とかやり繰りして、細々と勉強を続けてきた。平行して就職活動もしてきたが、優先順位はFPのほう。ハロワで求人検索をしていても、FPの方が気になっていた。


学科に関しては、Webでとにかく過去問をやりこんだのでそれなりに手応えがあったが、より専門的な知識が必要になる実技試験の方は芳しくなかった。FP講習の中でも実技試験の勉強は抜粋した過去問を何問かピックアップしてやっただけだったので、実技試験は独学でやり込むしか学習方法は無かった。


そろそろ会場に出かけようかという時、外は雨風が強くなった。おまけに雷まで鳴り響いている有様。「こりゃ、先がおもいやられるなぁ」と少々、弱気になる。あまりに天気がひどいので、お袋に会場まで車で送ってもらった。


9時に会場の福祉会館が開館となっていたが、9時少し過ぎに着いてみると1階のエントランスには既に人が溢れていた。その中に懐かしい見知った顔を見て安心する。先着していたのは、K社長とTさん。再会の挨拶をし、座って少し話した。


試験会場はこのビル最上階の大会議室。「10時に学科試験開始で9時40分までに会場入りするように」とのお達しだった。FP検定試験は2段構えになっていて、午前中が学科試験。これはFPとしての広範な知識を問うもので、60題出題されて36問以上正解で合格となる。


出題範囲が広いので、全てを覚えるのは不可能に近いが、問題は2択や3択からの選択解答方式なので、消去法で挑む。過去問では90%以上の正答率だったので楽観視していた。


そろそろ会場入りしようか、という頃には職業訓練元受講生ご一行は総勢7名になっていた。間違ってFP協会の方に申し込んでしまったシロミちゃん(無論、主催者が違うので別会場での受験になる)も含めると、FP受験者は8/20か。これには少し寂しい思いを感じた。


FP検定受験は任意だったが、「せっかく机を並べて、目標に向かって勉強をしてきた仲間たち。確かにFP資格は3級くらいだと仕事や就職に直接、役立つ機会は少ない。」「だけども、ケジメというか記念碑的なものというか、皆が一緒に頑張ってきた成果を試す舞台なのに」この検定試験は僕にとってはそんな位置付けだった。


今日、集まったのは元受講生の中でも僕を含め、年配グループの元受講生達だった。そんな中に元煙草隊のSさんの姿があった。Sさんとは歳が近いし、同じ喫煙者(Sさんはアイコスだが)として、よくコンビニの灰皿で話しをしていた。Sさんは7月中に就職を決めて、8月には退所していった人だった。大家族のお母さんとして家事も忙しいのだが、仕事と家事の合間を縫ってFPの勉強を続けていたという。Sさんは簿記検定の際、体調不良で受験出来なかった経緯があり、このFP検定には期するものがあったのだろうか。


Sさんの心意気を見て、すごく嬉しくなった。ただ、新しい職場では体調を崩して入院していたそうなので、身体に気をつけて無理せず頑張ってほしい。


試験会場に入ると、受験者は70~80名くらい居ると思われた。秋田県での実施会場はここだけなので、全県から人が集まってきているようだ。指定された席に着くと筆記具やテキストを取り出して試験開始を待つ。FPの試験には簡単な計算問題が出題されるので、電卓の持ち込みが許されている。(プログラミング機能付きとか関数電卓は不可)簿記検定の際にまぐれの合格を勝ち取った相棒、SHARP EL-N942を今回も連れてきた。その機能よりも、験担ぎ的ものに縋りたかった。



そして定刻になり、学科試験が始まった。取り組んでみると、出題されたことのない問題が多々あった。知識としては習った記憶があるのだが、問題形式で問われるとうろ覚えの部分が多く、回答に確信を持てない問題が多かった。これはマズい。午後から実技試験も控えているというのに。少しナーバスになった。制限時間は2時間だったが、1時間経過時には退出が認められていた。その段階で多くの猛者達が途中退出していった。


どちらともいえるような回答が何題かあったが、この期に及んでジタバタしても仕方がない。ある程度腹をくくって、3回くらい全題を見返してから退出した。ちょうど退出のタイミングがTさんと一緒になったので、不安な問題の回答を聞いたみた。Tさんはとてもクレバーな女性なので、Tさんと答えが同じだと安心感がもてる。


午後の実技試験までけっこう時間があったので、外に食べに出ることにした。Sさんもコンビニに買い出しに行くというので、一緒に出た。その間に色々と話しをした。Sさんの仕事は体力とともに神経も使うそうで、大変そうだった。でもまだ気力は失われてはいないそうなので、「強い人だな」と思った。


コンビニの手前で別れ、久々に荒磯ラーメンに入った。日曜日のまだ11時台だったが、店内は結構混んでいた。味噌ラーメンを食べて午後へのエネルギー補給をした。


福祉会館に戻ると、1階のエントランスにK社長を除く面々が座っていた。K社長は別行動のようだ。そこで午後の実技試験に向けて、荷物として持ってきたテキストや過去問プリントをチェックした。自分は年金や厚生年金が弱いのでそこを重点的に見たが、全然頭に入らなかった。


全員、集合し、午前と同じ会場へ。午前と同じ席に着席し、同じような手順で試験の開始を待った。実技試験は実技とはいうものの、やはり筆記試験で回答は選択解答方式で学科と同じだが、具体的な実例問題が出題されて仮想プランニングのような問題文になる。5ケース、各3問ずつ出題されて50点満点中、30点以上で合格になる。


午前中の迷いからテンションは低かったが、試験の開始は待ってはくれない。監督官の号令のもと、実技試験が開始された。


1題目は苦手なライフプランニング。国民年金だの社会保険のプランニング問題だった。一番頭を悩ませる問題だったので後回しにした。得意な遺産相続問題や、不動産問題の方を先に取り掛かった。


遺産相続、不動産は実技の過去問を何回もやったので、何とか解くことが出来たが、公正証書遺言状と自筆証書遺言状の問題では確信が持てず結構、悩んだ。得意な問題を先に解き、公的年金を最後に解いた。個人的に一番興味が無い分野だったので、いくら例題を解いても頭に入らなかった分野だ。いつもちゃんとした仕事に就けず、国民年金保険料が払えず年金機構から督促されるものだから、アレルギーがあるのかもしれない。


制限時間60分が瞬く間に過ぎ、終了の合図が響いた。解答用紙を全て回収してから解散となった。エレベーターホールは人で溢れかえっていたので、階段を利用して階下に降りた。福祉会館の入り口で仲間の元受講生達が帰支度をしていた。お互いの健闘を讃え、「今度は就職が決まった人がいたらまた、集まろうね」と約束を交わして別れた。


帰りは歩いて家に向かった。途中、お世話になった教室のある建物の前を通り過ぎ、休憩時間によく煙草を蒸していたコンビニで一服をつけた。学科・実技とも悲しいくらい手応えが無かった。学科は何とかなりそうだが、実技はまったく駄目だった感が強い。


家に着くと、亀吉の水換えと風呂の掃除。そうこうしているうちにブログの記事を書く。久々の長文記事となり、執筆中に夕飯になり中断。17:30過ぎにきんざいのHPに模範解答がアップされるそうなので、自己採点をして結果をK講師にメールしなけれならない。

自己採点は学科が60問中55問正解だった。ε-(´∀`*)ホッ

実技は、なに~、バツが多い。やっぱり付け焼き刃な勉強が駄目だったか。だが、自信を持って選んだはずの答えがバツとは。何かおかしい。バツの根拠が分からない。だが、事実は残酷だ。勇んで自己採点に臨んだものの、結果は落第点。


「あ~あ、駄目だったか。来年の1月に実技だけ受け直しかぁ~」(FP検定は学科・実技と両方とも合格してFP技能士3級を取れる。どちらかが不合格だと、合格した方は次回受験時に免除されるのだ)


暗い気持ちで夕食を食べた。ショックであまり味が分からなかった。夕飯の後にK講師に自己採点速報のメールを入れねば。釈然としなかったので、もう一度実技の採点をしてみることにした。「あれ?保険顧客資産相談の回答リンクの色が変わっている!?」


実は実技試験は選択科目が2つあり、個人資産相談業務と保険顧客資産相談業務のどちらかを選んでの受験になる。今回受けたのは個人資産相談業務の方で無論、模範解答も2種類に別れているのだ。


「もしかして、違う方の答え合わせしちゃったのかな?」気を取り直して、もう一度個人資産相談業務の模範解答を元に答え合わせをする。


「あれ、41点!?合格じゃん!!」


どうやら、1回めの自己採点は保険顧客資産相談業務の回答で答え合わせをしてしまったようだ。


夕飯前だったので、よく確認せずに回答のリンクをクリックしてしまったらしい。


取り敢えず30点以上を採れたので一安心。自己採点だから100%ではないが、80%でも何とかなるだろう。


ルンルン気分でK講師に長文の結果報告メールを送った。


さぁ、これでFPの勉強は終えることが出来た。今後、FPに関わるような仕事に就くのなら2級資格受験も視野に入れるところだが、秋田の求人でFPを活かせそうな仕事は少ない。


今夜は何とか気分良く眠ることが出来る。明日からも次の目標に向かって頑張ろう。









(17:30)

2017年09月02日

9月は気持ちのいい青空から始まった。


仕事が決まり、新生活のスタートを切る受講生仲間もいたので、良い門出となったことだろう。僕の場合はまたいつもの生活に戻っただけ。取り敢えずハロワに行って求人を検索し、応募してみても良さそうな求人を何件か見繕った。この週末で応募書類の作成・完成までいければいいけど。


昨日の午前中はそのように過ごし、午後からは街を少しブラブラした。しばらく覗いてなかったので、ドン・キに行った。秋物の服を色々と見た。売り場はまだ夏物が残っていて秋物には切り替わっていないようだった。日中は半袖でも過ごせるが、朝・夕はとても肌寒くなるので薄手の長袖ものが欲しかったが財布を取り出すようなものは無かった。


テナントのBOOKOFFでも古着を扱っているのでそちらも見た。長物が多くなっていたが、数が多すぎるのでじっくり吟味をしなければならない。長袖のTシャツを選んでいたら、どこぞの兄ちゃん?おばちゃん?(性別判断不能。多分兄ちゃんだろうが、昔の兵藤ゆきのような格好。平成初期ファッション?)変な格好をした奴が後からやってきて、黒紳士の直近で選び始めた。


見ず知らずの人物にサイド・バイ・サイド(横付け)で選別作業されては、気が散ってしまい服選びどころではない。秋田ではこういうマナーというか、常識、ルールがなっていない人が多い。自分だったら、見たい所に先に人が居たら、そこが空くまでは別の所を見る。バーゲンセール会場であるまいし。


仕方がないので、場所を替えてジーンズを物色。最近、運動不足のせいか30インチのジャストサイズが31インチに落ち着いてしまった。メタボまでとはいかないが、また節制しなければ。2本ほど選んで試着室へ。Levis511のブルージーンズが思いのほか履き心地がしっくりきたのでお買上げになった。501の深い股上よりも、腰履きの511のボトムの方が近頃のお気に入りになってきた。


とまぁ、昨日はこんな一日だった。


で、今朝のこと。明け方くらいに夢を見た。


どこかに遠足に行っているようで、登場人物は最近まで一緒に過ごしていた受講生たちだった。K講師や親交の深かったメンバー達の顔があった。その中にあの人も加わっていた。


しばらく更新の無かった「恋話」カテゴリーだったが、実は深層意識の中では進行していた。訪問者の少ない当ブログではあったが、何人かの親しい受講生にはブログアドレスを伝えてあったので、本心はなかなか書けずにいたのだった。


そう、実は受講生の中に「仲良くなれたらいいな」と思える人がいた。そうなると該当者探しになってしまうので、イニシャルでも書けなくなるが、以前の記事に登場した人で女性。(大将やK社長はもちろん対象外である)職業訓練修了式の一週間前に行われた飲み会・慰労会に参加した人で二次会まで行った人、と書けば絞られてくるだろう。


二次会の時は一緒に居られることが嬉しくて、もっと色々と話しをしてみたかったのだが、席次と野暮な性格が災いして叶わなかった。一次会終了時の解散時も、受講生間でLINE・SNSのアドレス交換会みたいな流れになったのだが、硬派を気取る黒紳。とても恥ずかしいし、なんだか下心があると思われそうで格好悪くて、その輪に加わることは無かった。黒紳士、恋愛偏差値が低いぜ。超草食系な性格では一生涯、独身で終わることだろう。


惚れっぽい男、黒紳士。その人はとても素直な感じの性格で、卑屈な性格の僕にも気さくに話しかけてきてくれた。私用電話を掛ける・受ける際、普通の人は教室外の廊下で話している人が多かったが、その人は律儀に建物の外に出て掛けていた。そして周りにも気遣いが出来て、会話の中でも必ず相手を褒めていた。Rさんの時もそうだったが、何より声が聴いていて心地よい。音楽が好きな僕だが、好きな音は聴いているだけで気持ちがいい。あの人の声のトーン、声質に無条件に反応してしまう。モスキート・トーンならぬ、ハニー・トーンか。これは遺伝子レベルで僕に組み込まれている嗜好なので如何ともしがたい。


だが、現実に立ち返ってみると自分はアラ・フィフにも手が届きそうな無職男。図体ばかりでかくて何の取り柄もない幼稚な男なのだ。おそらく、歳も一回り以上離れているだろうし、相手の人にも恋人はいることだろう。誰にでも優しいあの人はその性格ゆえ話しかけてくれ、接してくれていたのだろう。


二次会の終わり際。会費の割り勘精算が(面倒だったので諭吉さんを差し出した)外で残っていたが「あぁ、もう会えないのだな」と悲しくなって足早に立ち去ることにした。最後に彼女が割り勘精算が残っていますよと「◯◯さ~ん」と名前を遠くから呼んでくれたのがせめてもの慰めになった。


同年代の相手を探そうとすると、気に入った人は所帯持ちだし、かといって自分より更に年上となると守備範囲外になってしまう。年の差カップルは世間からの受けはあまり良くないようだ。自分は何とも思わないが。


今回も一方的な片想いで終わりそうだ。ここのところ寝付きが悪くなってしまって参っている。


まったく成長のない黒紳士。こんな性格と44年も付き合っている自分はある意味、偉い。


はぁ~、転職活動がんばろうっと。


トニー・ベネットの唄声が今の気分をよく表してくれている。






和訳はこちら jazz lyrics.comさんより







(09:06)

2017年08月31日

本日、晴れて職業訓練を修了した。


思えば雪深い2月。隣接市のポリテクセンターへ選考会に行ったのも遠い昔のようだ。あの時は母の入院も重なり、切羽詰まっていた。先の見えない不安感と悪いことばかりが続く焦燥感で潰されそうになっていた。


筆記試験はまったく自信がなかったが、その後の面接ではこれでもかというくらい快活な人物を演じて、訓練枠を勝ち取った。3月から事務系の職業訓練に通えることになった。


訓練開始当初はよそよそしかった受講生達も修了を迎える今日では、もはや家族のようなものになっていた。6ヶ月間も毎日顔を合わせていれば、一種の連帯感が生まれる。みんな微妙な距離感を心得ているので楽だ。変に気を使わなくてもいい、気の置けない仲間のようになる。


前半の3コマはFPの講習。K講師はいつものように授業を進めた。残り13人となった受講生もそれぞれのスタイルで講義を受ける。マメにノートを取る人。PCを使用してマウスのクリック音を響かせている人。自分の勉強をする人。夢の中にいる人。僕はいつもように頬杖をつきながら、K講師お手製のプリントを見るともなしに物思いに耽って話しを聞いていた。


後半の3コマはオリエンテーションと修了式。そろそろお腹も空いてくる頃だが、お約束どおりK講師か受講生にスピーチをするように指示が下った。席順どおりの順番で前の席の女性受講生は感極まって涙声での発表になってしまった。お子さんがまだ小さいということで、家事・育児と勉強の両立は大変だったことだろう。


で、次が僕の番。いつもの自席からの発表ではなく、教室の一番前まで移動しての発表だった。今後の事はまだ未定なので仮定の話しをしても仕方がない。ここでの半年間を振り返って自分が思ったことを嘘偽りなく話した。(発表というやつはいつまでたっても上手くできない)


なんとかやり終えて他の受講生の話しに聞き入る。「皆、それぞれの苦労があって色々な想いで通っていた」のを聴くにつけ、恥ずかしながらウルっときてしまった。後でシロミちゃんにそのことを突っ込まれたが、素知らぬふりをした。


5コマ目は書類作業をしたりして終わり、6コマ目が修了式だった。ポリテクの人達がやって来て、修了証書をもらった。こいつを貰うと、いよいよ終了感が身に沁みてくる。泣いても笑っても修了なのだ。シロミちゃんは「あと半年くらい通いたい」と無茶なことを言っていたが、その気持はよく分かる。


お偉いさんが退出し、最後は締めのK講師のお話。要約すると「本当にこのクラスの人達は良い人が多かった。これだけの人数が集まるとクセのある人がいるものだが、少なくても私がストレスを感じさせられるような人は居なかった。表裏を感じさせない良い人達の集まりでしたね」という内容だった。


講習の終了を告げる鐘が鳴り響いた。最終日に日直に当たっていた僕の号令で全員、起立・礼を行う。ここまで本当に良く教えてくれたK講師に感謝を伝えたくて「礼!」の後に「ありがとうございました」のアドリブを入れたが、唱和してくれる人が多かったので良かった。


放課後は三々五々、帰支度を始める。事前に帰支度を整えていたのでいつものように外のコンビニへ。実は策士の黒紳士。あるサプライズを企てていた。内容については読者諸氏の想像におまかせする。ただ、居残っていた人達が笑顔になってくれた。最後の別れは笑顔が一番いい。


と、言う訳で無職のオジさんに逆戻りになった黒紳士。ここからは孤立無援のサバイバルレースになる。「職業訓練」カテゴリーのブログ記事もここで終了となる。


明日からは性根を入れ替えて真人間になれるようにまた頑張る。














(16:30)